キイハンター 37話は、伊豆半島ロケ・黒いバラを名刺代わりに使う恐喝専門の男!弱みを握られている一流企業の経営者、芸術家たちを繋ぐ共通の糸を探るべく黒木鉄也(丹波哲郎)の潜入作戦が開始される
第37話 殺人鬼お呼びの時間 (共同調査:NWP夏目プロダクツ) |
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仮題 | 殺人鬼お呼びの時間(台本#37) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 68.12.14 | |||||||||
脚本 | 池田雄一 | |||||||||
撮影 | 林七郎 | |||||||||
監督 | 降旗康男 | |||||||||
役名(台本) |
柳 悠輔<××電機社長・55才> 柳 美沙子<妻・30才> 久保吾郎<32才> 川辺雅夫<支店長・38才> 藤田直美<22才> 辰岡<28才> 竹村<社長秘書・35才> 黒いバラ ボーイ |
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出演 | 黒木 | 啓子 | 島 | ユミ | 風間 | - | - | - | - | - |
主演 | 黒木鉄也 | |||||||||
ゲスト |
山東昭子 今井健二 見明凡太郎 清川新吾 桜井浩子 潮健児 石橋政嗣 中村孝雄 辻哲央 |
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某国 | - | |||||||||
タイアップ | ホテル今井浜ガーデン | |||||||||
ロケ地 | 静岡県河津町、爪木崎 | |||||||||
備考 | 撮影日:1968年(昭和43年)11月12日~18日<台本メモより> |
キイハンター 第37話 殺人鬼お呼びの時間 あらすじ(ストーリー)
麻薬組織のアジトから一つの鍵が盗まれた。その鍵はスイス銀行の貸金庫のものだった。その貸金庫には大量の麻薬が隠されてあるらしい。犯人は、<黒いバラ>と名乗る男で黒木鉄也は、麻薬組織よりも早くその鍵を奪う任務を負うことになった。
<黒いバラ>は、国外逃亡資金を得るため掴んだ金づる全員を南伊豆のホテルに招待する。黒木は島竜彦と谷口ユミを伴いホテルに潜入した。島とユミはホテルの従業員になりすます。黒木は事件の謎を探るべく、<黒いバラ>の兄貴分として殺人鬼を焙り出すことにする。
しかし、<黒いバラ>の妻・直美の前で既に殺されている<黒いバラ>が発見された。何と死体は洋騎士の鎧の中に隠されていた。しかも、鍵とユスリのネタを隠したアタッシュケースがなくなっていた。
一方、<黒いバラ>にゆすられていた人間はどこか弱みを握られてる一流企業の代表取締役夫妻や芸術家など。一見関係なさそうな人物たちだが、その彼らが何者かに次々と殺されて行く。さらに島、ユミにも危機が迫る。
キイハンター 第37話 殺人鬼お呼びの時間 解説・見どころ
- これがホントのキイハンター(ユミちゃん)
- 西洋映画タッチのミステリーサスペンス
- 黒木ボスのヤクザな兄貴分への化けっぷり
軽快なオルガンの音楽に乗せて展開する密室サスペンス。この音楽は3周年記念作品 157話「キイハンター皆殺し作戦」でも雪村いずみ氏と絡む際の劇伴として使用されている。
<黒いバラ>を名刺代わりに使う恐喝専門の男とユスリの謎。ゆすられている者たちを繋ぐ糸は何か?伊豆半島を舞台にした推理タッチの傑作。
キイハンターのボス・黒木鉄也(丹波哲郎)が、<黒いバラ>と呼ばれる男(潮健児)の兄貴分に化ける華麗な潜入捜査が見物。タイアップは「ホテル今井浜ガーデン」。2020年8月時点では既に存在しないのが残念。
次回予告にゲストクレジットあり。