Gメン75 第325話は、草鹿刑事(鹿賀丈史)復帰編!盗まれた草鹿の車を使った銀行強盗事件発生、人質は下宿先のラーメン屋の女将・熊子(谷本小代子)!
第325話 帰って来たラーメン屋刑事 | ||||||||||
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仮題 |
-(※シナリオ#325) | |||||||||
放送 | 81.08.29 | |||||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾) | |||||||||
撮影 | 浅井宏彦 | |||||||||
監督 | 瀬川昌治 | |||||||||
役名(台本) |
亀田虎次郎 亀田熊子 細川和夫 ゆみ 景山 鳥飼 西沢 捜査主任 支店長 若い警官 廃車工場の親父 指令員 |
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出演 | 黒木 | 立花 | 草鹿 | 田口 | 賀川陽子 | マリコ・寺岡 | - | - | - | - |
主演 | 草鹿刑事 | |||||||||
ゲスト |
早崎文司(Gメン75 昭福軒・亀田虎次郎) 谷本小代子(谷本小夜子、Gメン75/亀田熊子) 柴田侊彦 福崎和宏 内田稔 岡田美佐子 高品正広(高品剛) 日高徹夫 保科三良 坂本由英 五野上力(斎藤力、斉藤力、五之上力、五ノ上力) 中村浩二 |
類似作品 | Gメン75 4話「殺し屋刑事」 | 備考 |
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Gメン75 第325話 帰って来たラーメン屋刑事 あらすじ(ストーリー)
草鹿刑事はGメンを辞めて下宿先のラーメン屋・”昭福軒”で働くことになった。腕利きの料理人として評判が評判を呼び、お店は連日長蛇の列。主人の虎次郎と女将の熊子も大喜び。嬉しい悲鳴を上げる日々が続いた。しかし、時はすでに出勤時刻!
草鹿刑事が大慌てでGメン本部へ。だが、彼の愛車が盗まれその後、銀行強盗事件に使用されたことが判明した。現場は新宿の大都銀行。拳銃を持ったギャング三人組は人質を取って押し入った。
事件の通報を受けた警視庁は直ちに現場を包囲するが、ギャングは人質のひとりを射殺して逃走。Gメンも現場に急行したが、草鹿刑事は呆然とする。殺された人質は草鹿の下宿先であるラーメン屋のおばさん・亀田熊子だった。
犯行に使用された拳銃は改造拳銃であることが判明し、草鹿は怒りを心に秘め執念の捜査を開始する。そんなとき草鹿の車がスクラップにされたことがわかり一人の男が捜査線上に浮かび上がる。
Gメン75 第325話 帰って来たラーメン屋刑事 解説・見どころ
- 3か月ぶりに帰ってきた草鹿刑事
- 亀田熊子おばさんの死を巡って交錯する感情
- 草鹿刑事怒りの疾走!
307話「新・Gメンの罠はヌード金髪死体」で登場、312話「口紅連続殺事件」を最後に何処かへ姿を消していた草鹿刑事が帰って来た復帰作。本編の中及びTV誌などの記事でも”草鹿刑事”欠場経緯については触れられていなかった。シナリオ上でも記されていない。
いきなり下宿先のラーメン屋”昭福軒”でラーメンを作るシーンから再登場となる草鹿刑事(鹿賀丈史)。
草鹿刑事が休みなく最初からいたような展開より、「あらー久しぶりね!草鹿刑事」マリコ寺岡刑事(セーラ)あたりのセリフでこんなシーンがほしかった。
ところで、草鹿刑事の設定は『アイフル大作戦』の南条京太郎(杉浦直樹)と良く似ている。南条もラーメン屋・”珍々亭”の2階に間借りする私立探偵という設定だった。(アイフル大作戦 2話「男性飼育失敗法」)
尚、今回は初期の4話「殺し屋刑事」と同一プロットだが、冒頭に草鹿のキャラクターを生かしたコミカルなシーンも挿入されており『キイハンター』の雰囲気を思い起こさせるような構成になっている。テンポも良く痛快な劇伴とともにドラマは進行するが、ラストの草鹿の姿に人間の生と死を考えさせられたものだった。
Gメン75 325話 放送当時の資料
御大自らの激励に鹿賀丈史ホロリ
久しくGメンから遠ざかっていた鹿賀丈史が、スタジオに帰ってきた。過密スケジュールに追われてややほっそりしたという鹿賀を御大・丹波哲郎が激励にやってきた。「細めになって、何か精かんな感じになったナ。Gメンでもっと活躍してくれよ」と、出番でもないのに、わざわざ現れた丹波の励ましに「鹿賀さんの目が、心なしかうるんでみえた」とはスタッフの証言。