Gメン75 184話は、小田切警視が偶然再会した三年前の家出少女・その後!返ってくるとは思わなかった五千円に秘められた若い男女の「夢と絶望」に直面する!
第184話 警官嫌い | ||||||||||
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仮題 | -(シナリオ#-) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 78.12.02 | |||||||||
脚本 | 高久進 | |||||||||
撮影 | 吉田重業 | |||||||||
監督 | 小松範任 | |||||||||
役名(台本) | - | |||||||||
出演 | 黒木 | 立花 | 草野 | 中屋 | 山田 | 涼子 | 小田切 | - | - | - |
主演 | 小田切警視 | |||||||||
ゲスト |
沢井桃子 長澄修 川口敦子 根岸一正 長谷川弘 きくち英一(菊池英一) 土山登士幸 畑中猛重 伊藤慶子 山本緑 高野隆志 |
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タイアップ | - | |||||||||
類似プロット | Gメン75 305話「ノーパン喫茶殺人事件」 | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 | - | |||||||||
収録 |
(1)FOREVER:- (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):- (7)DVDコレクション:62号 |
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音楽特記 | - | |||||||||
備考 | - |
Gメン75 第184話 警官嫌い
あらすじ(ストーリー)
警視庁の小田切警視が新橋で再会した女性・水沢加代。三年前、書店で盗みを働こうとした家出少女だった。家庭不和の為、信州から無一文で家出してきた境遇を知り帰省費用を用立てしたことがあった。
加代はあのとき借りた五千円を小田切に返したいと言って来た。翌日、加代のアパートを訪ねた小田切は室内で同居している恋人・津田信介と会うが、小田切が警視庁の人間と知ると顔を強張らせた。
信介はなぜか警察を嫌っていた。次の日、出勤した小田切は加代にプレゼントした筈の赤いマフラーが送り返されていることを知る。
Gメンの山田刑事と速水涼子刑事は小田切の依頼で、加代の恋人・信介の素性を探ったが前科はなかった。しかしギャンブル依存症の義理の母親がいて信介によく金をせびっていたことがわかった。
山田刑事が店の客を装って信介の母親が経営する小料理屋に足を運んだ。その時、母親は山田の顔を見て「捜査三課の山田だろ?」と詰め寄ってきた。
Gメン75 第184話 警官嫌い 感想・ポイント
- 無銭飲食の男を追っていた女性と面識があった小田切警視
- 三年前家出した少女・加代だった
- 汽車賃として渡した五千円が戻ってきた小田切
- お礼に贈った赤いマフラーが小田切の下に返送された
- 加代の恋人・信介はなぜか極度の警察嫌い
後の南雲警視(川津祐介)降板編であるGメン75 305話 「ノーパン喫茶殺人事件」に継承した原点のプロット。
小田切警視(夏木陽介)と水沢加代(沢井桃子)の心の動きが見どころの一つ。
特に加代役の沢井桃子さんの感情表現。今回に限ったことじゃないけど、喜怒哀楽が自然すぎてどの役もついつい感情移入してしまう。Gメン本部に乗り込んで思いをぶちまけるシーンがあるが他の女優さんではおそらく右に出る方はいないのではと思ってしまう。
Gメン75最終回の2時間スペシャルを取材した「4月だヨ!全員集合」があったが、そこで語った丹波哲郎音大の言葉を思い出してしまう。「良い演技は魂の出動で作られる」。
ナチュラルな表現力がとにかくすごい。いい俳優だとつくづく思う。
184話は、「Gメン75DVDコレクション(デアゴスティーニ)」で62号に収録予定。(2021年3月時点)全国発売&全号発売祈願!
当時の資料
※週刊TVガイドに掲載されていた番宣写真は今回のモノではなく、Gメン75 179話 「警察署長室ジャック」のスチール写真だった。