Gメン75 82話は、戦後30年間の冤罪を巡る再審請求!小田切警視(夏木陽介)の父(新井和夫)が誤認逮捕?!時の壁で隔てられた真実への追及と、余生を賭けて自ら無罪の立証を試みようとする初老の男(大滝秀治)の執念・・・
第82話 刑法240条 強盗殺人罪 | ||||||||||
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仮題 |
(1)刑法240条強盗殺人事件 (2)刑法240条,強盗殺人罪(台本#82) |
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シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 76.12.11 | |||||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾) | |||||||||
撮影 | 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞) | |||||||||
監督 | 佐藤純弥(佐藤純彌) | |||||||||
役名(台本) |
片桐石松(70歳) 片桐トシ子(18歳) 片桐絹枝(22、3歳) 古沢信(20歳) 綿貫茂一(当時30歳) 郡司刑事 捜査主任 刑事A 刑事B 駐在の巡査 運転手 書記官 兵頭岩吉 兵頭くめ 小田切駐在(巡査) ※6歳の小田切(配役欄に記載なし) ——— 婦人警官(※岡村節子巡査/小田切警視室付・秘書)氏名が確定するのは活躍シーンがある101話より |
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出演 | 黒木 | 草野 | 山田 | 津坂 | 圭子 | 小田切 | - | - | - | - |
主演 | 小田切警視 | |||||||||
ゲスト |
大滝秀治(特捜最前線/船村一平警部補) 石井くに子 小野川公三郎 戸浦六宏 八木昌子 新井和夫 北見治一 山田光一(山田甲一) 亀山達也 仲塚康介 山浦栄 七五三木猛明 青木卓 塩見直行 佐川二郎 ————————– 結城なほ子(東島佑子/Gメン75 岡村節子巡査) |
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タイアップ | - | |||||||||
類似作品 | - | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 | - | |||||||||
備考 | 「Gメン75 BEST SELECT BOX(Vol2)」収録作品 |
Gメン75 第82話 刑法240条 強盗殺人罪 あらすじ(ストーリー)
警視庁の小田切警視が不審に思って声をかけた老人は、何故か戦闘帽に国民服姿の終戦直後の装いだった。男の名は片桐石松。30年ぶりに関東刑務所から出てきたのだと言う。石松の頼みで小田切は孫娘のトシ子の家まで彼を連れて行った。
トシ子は古沢と二人で屋台のラーメン屋を営んでいたが、トシ子は石松を快く迎えない。石松は30年前の強盗殺人犯として服役していたが自分は無実で、残り少ない余生を掛けて身の潔白を証明したいと告げる。
石松の執念に心を動かされた小田切は30年前の事件をもう一度洗い直してみた。事件調書によると事件を担当したのは駐在所の巡査で、小田切の亡き父親であることが判明する。
Gメン75 第82話 刑法240条 強盗殺人罪 解説・見どころ
- 夏木陽介×大滝秀治共演!
- 過去、小田切警視の父が逮捕した男が出所
- 年月が隔てた真実への大きな壁、出口の見えない無実の立証
冤罪をテーマに終戦直後の特高警察の強引な捜査、年月が隔てた真実への大きな壁、出口の見えない無実の立証に、自ら残りの人生をかけて戦う初老の男の眼に光る涙。
小田切警視、Gメンは30年の壁で隔てられた真実を求めて事件の核心に迫って行く。1976年度の傑作のひとつ。
Gメン75 第82話 刑法240条 強盗殺人罪 当時の記事
※当時の「週刊テレビ番組」誌は、放送週の作品がひとつ完全シナリオ化され掲載されていた。この週は「Gメン75」。番宣写真、欄外にミニコラムが掲載されていた。82話のほかは確認できた作品では、40話「硫酸とビキニの女」、117話「日本降伏32年目の殺人」、135話「死んだ人からの緊急電話」、209話「女が見ていた焼殺事件」、249話「コペンハーゲン女子留学生殺人事件」、324話「深夜放送に届いたバラバラ死体」、Gメン82 1話「GメンVS白バイ強盗団」がある。
Gメン75 第82話 1976年12月11日 当時のテレビ番組欄
※裏番組に「九丁目、泣いて笑った交差点 女の中の男一匹(日テレ)」、「鯛めしの唄(フジ)」、「土曜洋画劇場(NET/現・テレビ朝日)」、「大江戸捜査網(東京12/現・テレビ東京)」などがあった。