Gメン75 21話は、来日したニューヨーク市警捜査官(ケイアモア)が東京に潜伏するマフィアのボス(ブライアン・ヘジャー)を追う真の狙い!
第21話 ニューヨーク市警黒人刑事 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
仮題 |
①唇に、拳銃(※準備稿#21) ②唇に拳銃(※改訂稿#21) |
|||||||||
放送 | 75.10.11 | |||||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾) | |||||||||
撮影 | 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞) | |||||||||
監督 | 山口和彦 | |||||||||
役名(台本) |
【準備稿】 小田切警視(夏木陽介)※改訂稿では未登場 ——— 刑事マイク・ニコルズ 亜紀 秀島 宮坂 柴崎 シュナイダー ナオ子 デーラーの社員 フロント 麻薬患者の青年 税関の職員 車解体の専門家 ボーイ ジョニー キャサリン 婦人警官「岡村節子巡査」※改訂稿では未登場 |
|||||||||
出演 | 黒木 | 関屋 | 草野 | 津坂 | 山田 | 圭子 | - | - | - | - |
主演 | 響圭子刑事 | |||||||||
ゲスト |
川崎あかね 芹明香 岡崎徹 原田力 山本昌平 相馬剛三 木村修 宝井宏治 今井義久 田中清一 ケイ・アモア ブライアン・ヘジャー |
|||||||||
類似シーン | 171話「太平洋大捜査網」(脚本:高久進) | |||||||||
備考 | 【準備稿】小田切警視登場 クライマックス:ヘリVSクルーザーの洋上大追跡 |
Gメン75 第21話 ニューヨーク市警黒人刑事 あらすじ(ストーリー)
ニューヨーク市警から一級捜査官・マイクニコルズが来日した。マイクはホテルのフロントで小包を受け取る。小包から一挺の拳銃を取だしホルスターに納め姿を消した。
その頃横浜港では税関職員とともにGメンが外国船を捜査していた。Gメンは、FBI(アメリカ連邦捜査局)からの情報で車に隠したヘロイン密輸事件を追っていた。草野刑事が見つけた車を解体したところ後部座席から大量のヘロインが発見される。
関屋警部補らGメンは黒木警視の指揮の下、一台の外車を追跡。ある地下駐車場に入ったところ別の外車が急停車して近づき、その車からマイクが出て来た。ヘロインの売人と考えた関屋らがマイクを追ったが拳銃を突きつけようとしたとき、草野のカラテで拳銃は弾き飛ばされマイクを逮捕。関屋らが追っていた外車は逃走し、マイクはGメンを怒鳴りつける。
地下取調室で関屋らの取り調べを受けるマイク。そこへ黒木がやってきた。黒木はマイクがニューヨーク市警・麻薬課の一級刑事であることを告げる。ニューヨーク市警本部ではなぜマイクが日本にいるのか関知してなかった。
マイクは響圭子刑事に麻薬シンジケートのボスを追っていると語る。シンジケートのボスはニューヨーク暗黒街を牛耳るラファエロ一家のシュナイダー。Gメンはマフィアが密かに日本に潜入していることを知る。マイクはかつてベトナム戦争でシュナイダーとともに従軍したことがあった。
Gメン75 第21話 ニューヨーク市警黒人刑事 解説・見どころ
- ニューヨーク市警本部も知らなかったマイクの来日
- マイクの真の目的を知る圭子
- マフィアの手に落ちる圭子とマイク
この作品は、もともと小田切警視が出演する予定で準備が進められていたが、本編では欠場。ストーリー展開も、準備稿段階では太平洋上に展開する空と海との大追撃アクション編になっていた。予算の都合なのか、クライマックスは本編とシナリオでは大幅に書き換えられた。
2007年7月4日、藤田三保子氏の個展でご本人にこのシナリオを見ていただいたことがあったがアクションシーンの空撮はご存知なく、準備稿の早い段階で企画変更となった可能性が高い。おそらく番組改編期の特番候補だったと思われる。
Gメン75メイン脚本家 高久進氏の熱き思いを感じながらGメン75 171話「太平洋大捜査網」とともに堪能したい作品。
Gメン75 第21話 ニューヨーク市警黒人刑事 雑誌記事
【準備稿】
【改訂稿】