Gメン75 204話は、山田刑事(藤木悠)最終編!警察署長の息子が覚せい剤の売人殺し?!真相を追う山田刑事は何者かが放った銃火に倒れ監禁される!
第204話 ミスター・ブー殺人事件 | ||||||||||
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仮題 | -(シナリオ#-) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 79.04.28 | |||||||||
脚本 | 池田雄一 | |||||||||
撮影 | 吉田重業 | |||||||||
監督 | 山内柏 | |||||||||
役名(台本) | - | |||||||||
出演 | 黒木 | 立花 | - | 山田 | 中屋 | - | - | - | - | - |
主演 | 山田刑事 | |||||||||
ゲスト |
小池朝雄 頭師佳孝 今井和子 北島マヤ(北島まや) 浜田晃 北川たか子(北河多香子) 多田千香 五野上力(斎藤力、斉藤力、五之上力、五ノ上力) 小松陽太郎 坂口幸徳 平松慎吾 原寿子(八百原寿子?) |
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タイアップ | - | |||||||||
類似シーン | - | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 | - | |||||||||
収録 |
(1)FOREVER:◎ (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):◎ (7)DVDコレクション:68号 |
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主題歌 | 面影(3番)(作詞:佐藤純彌 作曲編曲:菊池俊輔 唄:しまざき由理) | |||||||||
挿入歌 | - | |||||||||
劇伴特記 | - | |||||||||
備考 | 山田刑事(藤木悠)最終編 |
Gメン75 第204話 ミスター・ブー殺人事件 あらすじ(ストーリー)
シャブの売人である松山健が殺された。死因は大量の覚せい剤を打たれたショック死であることが判明する。
聞き込みにまわったGメンの中屋刑事は、香港映画【ミスター・ブー】のTシャツを着ていた男が犯人らしいという情報を得る。証言したのはホステスの加代子だった。
一方、山田刑事は、城西署署長・今西警視正の息子・晴夫が【ミスター・ブー】のTシャツを着ていたのを思い出す。
晴夫のそぶりから不審なものを感じ取った山田は晴夫をマークした。ところが目撃者の加代子が死体となって発見された。今西署長は現場に残された指紋から息子の晴夫が関わっていたことを知り自殺を計ろうとするが山田刑事によって阻止される。
Gメン75 第204話 ミスター・ブー殺人事件 感想・ポイント
- 未成年者にも蔓延し出した覚醒剤ルートを追っていたGメン
- 売人が殺され現場から去って行った「ミスターブー」Tシャツの男
- 所轄・城西署署長あてにタレこみ電話
- 嫌疑がかかった署長の息子をマークする山田刑事が撃たれる
- 負傷したまま監禁された山田が見たものは
今回を持ってGメンのベテラン捜査員・山田刑事(藤木悠)が降板する。覚醒剤捜査で出会った所轄署署長(小池朝雄)は当初山田刑事の捜査スタンスに意を唱えていたが、自分の息子(頭師佳孝)に嫌疑がかかったことで自殺を図るが山田によって救われる。
その時の山田刑事が署長に言い放つ言葉に込められた「感情」が心を打つ。以前自分に対して放たれた言葉に山田らしい感情を込めて返していたシーンが実にいい。
正直、山田刑事もずっとGメンでいてほしいキャラクターだった。
1973年4月、「アイフル大作戦 第一話」ドデカこと追出大五郎刑事から数えて6年。当時自分にとって土曜夜9時の顔は丹波哲郎御大とともに藤木悠氏がかなりウェイトを占めていたことに気づかされた。
追出刑事を経てそしてGメンの山田刑事へ。初期はドデカ風味な言動も出ていた通称「オッサン」刑事だったが、人生の裏も表も知り尽くした経験をベースに「感情」を込めた捜査手法がドライな「Gメン75」の作風に奥行を持たせていた。
当初は山田のことをよく思っていなかった上官が山田の人間味に触れ、最後は黒木警視(丹波哲郎)に所轄署次席としての移籍を願い出る。学生時代はピンとこなかったが社会人として経験を積むにしたがって真の栄転ではなかろうかとわかるようになった。
当時は刑事アクションドラマの降板劇といえば「殉職」といったイメージだったが、Gメンの降板劇は三人(倉田保昭、森マリア、藤木悠)ともバリエーションがあり実にいい幕引きだった。
所轄署暑長の申し出に返す黒木ボスのセリフがまたいい。いつかはゲスト出演で城西署・山田次席としてGメンと関わるエピソードがあるかもと思いながら見ていた。「帰って来た女刑事シリーズ」のような企画が男性Gメンにもほしかった。
204話以降のGメンは、メンバーチェンジのサイクルも長短あったが降板劇を作らなくなった。この点は当時のファンはかなり不満を持っていたことが思い起こされる。
>>フレッシュGメン登場!205話「新Gメン対ニセ白バイ警官」
Gメン75 第204話 放送当時の資料
※記事に添えられた写真は204話のモノではなく174話「母ちゃんは地獄に行け!」より。
特報!フレッシュGメン登場
※次回予告は「特報」と打たれ新メンバー(夏木マリ、有希俊彦、千葉裕)の名場面が効果音やセリフ、劇伴とともに紹介されていた。
なお、この特報予告には津川螢子警部補のシーンで、207話「婦人警官連続射殺事件」のものが一部混ぜて編集されていた。
>>フレッシュGメン登場!津川螢子警部補・村井刑事・田口刑事