バーディー大作戦 54話(最終回)は、最後のナイスショット!「何ッ!ドデカを殺した?!奴らの狙いはバーディーの皆殺しだ」
第54話(最終回) バーディー真昼に死す | ||||||||||
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仮題 | -(シナリオ#-) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 75.05.17 | |||||||||
脚本 | 小山内美江子 | |||||||||
撮影 | 村上俊郎 | |||||||||
監督 | 佐藤肇(佐藤肇・回顧録) | |||||||||
プロデューサー | 近藤照男、原弘男(TBS) | |||||||||
音楽 | 菊池俊輔=主題歌<愛と死のパスポート>作詞:佐藤純弥 作曲:菊池俊輔 唄:嶋崎由理、コロムビアP-359 | |||||||||
劇伴 | - | |||||||||
挿入歌 | - | |||||||||
役名(台本) | - | |||||||||
出演 | 桜田 | 裕二 | ドラゴン | 吾郎 | 三平 | マリ | ミッチー | 追出 | 行内 | - |
主演 | 桜田局長以下全員・追出刑事、行内刑事 | |||||||||
ゲスト |
南原宏治 三角八郎(三角八朗、三角八廊) 司美智子 中井啓輔 高野真二 八名信夫 きくち英一(菊池英一) 河合絃司 比良元高 五野上力(斎藤力、斉藤力、五之上力、五ノ上力) 西本良治郎(現・株式会社ジャパンアクションエンタープライズ代表取締役副社長) 菅冴子 高野隆志 さとうひとし 井手公一 今井由香(同一人物?⇒今井由香) 倉橋順子 |
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タイアップ | - | |||||||||
ロケ地 | - | |||||||||
類似シーン | - | |||||||||
備考 |
スタッフ・キャスト:ロール式エンディング エンディング:歌詞無し「愛と死のパスポート」 |
バーディー大作戦 第54話(最終回) バーディー真昼に死す あらすじ(ストーリー)
国土開発企画庁幹部が殺され、北海道新幹線決定路線の青写真が盗まれた。その日、バーディー探偵局の伊吹裕二、原田三平は調査報告を届けに行ったビルのエレベーターが故障し落下すると言う大惨事に遭遇する。
居合わせた同乗者が病院に運ばれたが次々と姿を消し、裕二らの消息もわからなくなった。事故で死んだ佐山という男が青写真を盗んだ張本人で盗みを依頼した謎の組織の仕業だ。
組織は青写真の行方を追ってエレベーターに乗り合わせた客ひとりひとりを尋問する為別の場所に監禁した。青写真には北海道新幹線の路線決定図が記録されており、予め知ることで地権者の懐が潤うというモノ。
桜田局長の下に渡った青写真を巡り、追出、行内両刑事が組織の手で無残な姿となって発見された。真相を追って組織のアジトに潜入したドラゴンが銃火を浴び、さらに裕二、三平にも危機が迫る!!
桜田局長は単身、組織のボスが待つ採石場へと向かうが、そこには無数の地雷が埋められていた。土地の利権を巡って暗躍する組織とバーディースタッフの最後の死闘が始まった!
バーディー大作戦 第54話(最終回) バーディー真昼に死す 解説・ポイント
1.キイハンターからの無国籍ハードボイルド・アクションの総決算!!
1968年4月「キイハンター」から続くエンタテイメントに徹した土曜夜9時 東映・TBSアクションシリーズ。その無国籍ハードボイルドアクションの集大成とも言える最終回。
キイハンターからバーディー大作戦は最終回、次のシリーズの初回と繋がっているのだが、次回よりスタートする「Gメン75」はその雰囲気、路線は受け継ぐものの、コミカルな部分と荒唐無稽な活劇部分を極力排し、従来の路線のシリアスで、ハードボイルドな部分を強調した本格捜査ものとしてスタートを切る。
そのことを踏まえてか、「バーディー大作戦」最終回はすさまじいボディアクションが炸裂した。
ドラゴンの地獄拳!裕二の鉄拳!桜田局長のチョップ&キック!
北海道新幹線開発の利権を巡って闇の組織とバーディースタッフらが全てを賭けて採石場で死闘を繰り広げる!息をも吐かせぬ体当たりアクションが堪能できる。
2.丹波哲郎・南原宏治で始まり丹波・南原で終わる!!
バーディー大作戦 最終回のゲストのひとりに南原宏治氏登場!
キイハンター 第1話から始まった無国籍ハードボイルドアクションの集大成としての意味合いが強い。キイハンター 第一話「裏切りのブルース」のメインゲストも南原宏治氏。
まさにボス(丹波哲郎)因縁の対決!
3.ヘアスタイル!!伊吹裕二・原田三平
度肝を抜かれたのが、バーディー大作戦 最終回。伊吹裕二(谷隼人)と原田三平(川口厚)のヘアスタイルがさっぱりしすぎてるのである。。
谷隼人氏は「寺内貫太郎一家2」の撮影、そして川口厚氏は「赤い疑惑」の撮影準備が始まっていてバーディー大作戦の最終回と被ってしまった結果だとか。後の「テレビ探偵団(第36回 1987年09月13日)」で谷隼人氏自ら語っていたことを覚えている。
4.エンディングに過去の名場面集!
エンディングで流れた過去のシーン | ||
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抽出作品 | 16話 | 大雪渓 殺人ドライブ |
19話 | 幽霊と同棲する女 | |
24話 | 警官ギャング | |
9話 | 怪談 死を招く超能力の女 | |
17話 | 殺人鬼の見合い結婚 | |
30話 | グラマー殺し屋部隊 | |
20話 | アベックギャングコンテスト | |
26話 | 燃えよ!ドラゴン日本上陸 |
エンディングは前半過去の名場面(表)からピックアップしたシーン、後半は夕陽を背景にした岩場でのシルエット、ラストは16話「大雪渓 殺人ドライブ」から切り取った夕陽を背景に背後からの去りゆくシルエットで構成されていた。
主題歌はなく歌詞無し「愛と死のパスポート」に、スタッフ・キャスト名を画面下から上へのロール式で被せた。
エンディング終了後は間髪入れずに「Gメン75 第一回」の予告編を兼ねた新番組特報があったと他のファンから聞いたことがある。(自分はエンディング終了後席を立ったので記憶に無し)
※Gメン75第一回予告編は既に東映ビデオから発売されているDVDやブルーレイボックス、2021年5月18日からリリースされる「デアゴスティーニ Gメン75DVDコレクション」に収録されている。
バーディー大作戦 第54話(最終回) 放送当時の資料