あらすじ

キイハンター 第125話 悪党黄金の大雪渓を行く

キイハンター 125話

キイハンター 125話は、風間洋介(千葉真一)捨て身の山岳アクション!滝の上の死闘!激流下り!ロッククライミング!第二次世界大戦(大東亜戦争)中、日本軍が隠した莫大な金塊を巡る真夏の攻防戦

第125話 悪党黄金の大雪渓を行く 
(共同調査:NWP夏目プロダクツ)
仮題 -(シナリオ#-)
シリーズ名
放送 70.08.22
脚本 高久進(池田和雄、井口真吾)
撮影 瀬尾脩
監督 竹本弘一
役名(台本)
出演 黒木 啓子 ユミ 風間
主演 風間洋介
ゲスト 高須賀夫至子
杉江廣太郎(杉江弘、杉江広太郎)
武藤章生
永山一夫(権秉純)
松山照夫
田畑孝
伊達弘
城春樹
某国
タイアップ ホテル大宮(閉館・群馬県
ロケ地 上信越・谷川岳(マチガ沢一の倉沢湯吹き滝など)
類似シーン
番組設定 キイハンターとは
備考

キイハンター 第125話 悪党黄金の大雪渓を行く あらすじ(ストーリー)

第二次世界大戦(大東亜戦争)中、本土決戦に備えた日本軍の資金源の一部である金の延べ棒が南海の孤島で発見された。それは放射能に汚染されていたため、国際警察に押収され厳重な警備体制が敷かれたが2人組ギャングによって強奪されてしまう。

山岳地帯に逃走したギャングを追って特別室捜査官・壇俊介が現地に急行。一味を逮捕し、延べ棒の隠し場所を吐かせようとするが、なかなか口を割らない。

黒木鉄也は逮捕したギャングをわざと釈放させ、泳がせて延べ棒の有りかを探るという作戦を国際警察に提案。風間洋介と津川啓子が山登りのアベックに扮してギャングをマークすることになった。

つかず離れず行動を開始した風間らのもとに、地元銀行を襲撃したチンピラが山へ逃走したというニュースが入る。

山荘で夜を明かす事になった風間と山の案内人、ギャングのところへ、女性ハイカーを人質にした逃走中の銀行強盗が現れる。彼らは隠された金の延べ棒のことを知ってしまう。

キイハンター 第125話 悪党黄金の大雪渓を行く 解説・見どころ

キイハンター 第125話 悪党 黄金の大雪渓を行く
  • 上信越・谷川岳ロケの山岳アクション編
  • ロッククライミング、激流下り、滝壷を眼下にした死闘など見せ場たっぷり
  • 風間洋介(千葉真一)捨て身のハードアクション

上信越・谷川岳を舞台にした山岳アクション編。タイアップ先は、群馬県水上にあるホテル大宮。華麗でダイナミックな千葉真一・アクションが文句無く堪能できる作品である。

次から次へと大自然の危機がキイハンター・風間に襲いかかるスリリングなサマー・アクション

第二次世界大戦(大東亜戦争)中、日本軍が隠した莫大な資金源を巡って様々な人間が現れる。そして徐々にベールを脱ぐ登場人物の真の姿。ロッククライミング激流下り滝壷を眼下にした死闘など、見所満載のアクションと、一捻りしたどんでん返しが暑い下界の夏を忘れさせてくれる。

特に下記記事にあるように、滝壷を眼下にした湯吹の滝現地画像)でのアクションは必見!

また、断崖絶壁で死の危機に直面する風間。風間の下には、宙吊りのギャングたち。一瞬、悪魔の囁きともいうべき心の迷いが風間の心を過るというリアルな描写もある。

「キイハンター」では<山の掟>に対してのストレートな心理描写であったが、後のGメン75 221話「海抜3170米の空中ブランコ」では、宙吊りになった方が自らロープを切り<山の掟>を知らしめるという奥の深い描写に成長していった。

今回のお休みは、FBI(川口浩)、島ちゃん(谷隼人)(サブタイトル別出演ランキングはこちら

キイハンター 第125話 悪党黄金の大雪渓を行く 放送当時の記事

キイハンター 第125話 悪党 黄金の大雪渓を行く
キイハンター 第125話 悪党 黄金の大雪渓を行く

きょうの話題
キイハンターたちが、魔の谷川岳に出かけた。勿論ロケ。滝の上の大アクションや、マチガ沢の大雪渓で手に汗にぎらせたり、例によって千葉真一たちが凄い事を演ったが、その翌日何と、その雪渓の同じ場所で4人の登山者が遭難という大事故が発生。「おい、まったく同じところだ。俺たちが運がよかったのか、あの人たちがツイてなかったのか」と思わず暗然となったが・・・。その翌日は雨。ロケは中止。だが、千葉真一は決して暇にならなかった。というのは、ロケ中にサインを頼まれては仕事にならないので、サイン帖をみんな水上温泉のホテルのフロントに預けてもらっておいた。それが山のようになっている。雨を利用して、それをかたづけてしまおうと朝食前からサインしはじめたが、午後になってもまだ残っているので、「ロケがなくても忙しいとはフシギだなぁ」と呟いていた。

これが千葉アクションの真髄
八月十五日放送の「キイハンター 悪党・黄金の大雪渓を行く」で、またまた千葉真一が一人舞台を演じる。戦時中、軍が隠した金のノベ棒を追って、風間洋介が活躍するくだりである。ロケ先は谷川岳。マチガ沢の雪渓でロケをはじめた一行が、ふと目に止めたのが湯吹の滝。「あそこでやろう!」という千葉の心意気に、竹本監督がしぶしぶうなづいたのがこのシーン。もともと台本では、丸木橋の上でのアクションとなっていたもの。「そりゃボクだって、いのちの保証のないアクションはできません。絶対にすべり落ちないという安全策がとられていれば、失神するほど苦しいアクションでも平気」と、千葉はずぶぬれになって語っていた。

出典:週刊TVガイド
キイハンター 第125話 悪党 黄金の大雪渓を行く

決死の格闘!!
豪快に流れ落ちる滝の上。一歩ふみはずせば、20メートル下の滝つぼにたたきつけられてしまう。見るものの思わず息をのませるスリリングな格闘だ。”トリックのないホンモノの迫力”それがスタント生命を賭ける男たちの生きがいなのだ。(※千葉真一氏は本人が演じている!)

出典:週刊少年サンデー

※当時のテレビドラマ、いやいやテレビ映画はすごい!現代のようなコンピュータグラフィック映像もそれなりに楽しめるが、生身の人間が命を懸けて取り組むから1シーン、1シーンが手に汗握る本物の迫力となって心を揺さぶってくれる!

キイハンター 125話
※使用されたシーンのスチル写真。微妙に異なるバージョン。
左から風間洋介(千葉真一)、垂水(杉江廣太郎)

キイハンター 千葉真一
1969年~71年は週刊TVガイド誌をはじめいろいろな雑誌でキイハンターや千葉真一氏の特集記事を見かけた。

出典:週刊TVガイド
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