Gメン82 1話は、沖縄ロケ編で新メンバー3名(篠田三郎、清水健太郎、三浦浩一)加入!ニセ警官に強奪された米軍現金輸送車が早坂警部補(篠田)の妹(好井ひとみ)をヒキ逃げ!
第1話 GメンVS白バイ強盗団 | ||||||||||
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仮題 |
①ニセ白バイ強盗団 ②GメンVS白バイ強盗団(※シナリオ#1) |
放送 | 82.10.17 | |||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾) | |||||||||
撮影 | 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞) | |||||||||
監督 | 佐藤純彌(佐藤純弥) | |||||||||
製作協力 | 東映株式会社 | |||||||||
役名(台本) |
加納警部(峰岸徹)(40) 加納亜紀(岡まゆみ)(23) 滝口部長刑事(40) 本部長 捜査一課長 赤松隊員 天野 新里 ジョゼフ・ミラー大佐 司令官 副官 米兵A 米兵B 白バイ隊員A 白バイ警官B 捜査員A 早坂かおり(19) |
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出演 | 黒木警視正 | 立花警部 | 賀川陽子刑事 | 津村冴子警部補 | 早坂警部補 | 島刑事 | 沢田刑事 | - | - | - |
主演 | 早坂警部補 | |||||||||
ゲスト |
峰岸徹 岡まゆみ<加納亜紀> 堀田真三 好井ひとみ<早坂かおり> 原田樹世土 中田譲治 高品正広 木村栄 岩井泉 ピーター・トラモルド ジョセフ・グレース クレメインズ・スモルゴー 与儀英一 山口正一郎 内田朝雄 |
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類似作品 | Gメン75 105話「香港-マカオ警官ギャング」61話「沖縄に響く痛恨の銃声」 | |||||||||
ロケ地 |
沖縄(那覇市、沖縄市) ※嘉手納基地近くの墓地:嘉手納町葬祭場? |
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協力 | JAL日本航空、沖縄グランドキャッスル(現在:ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城) | |||||||||
昇進(案) | 立花警部:当初「警視昇格」の案があった/週刊テレビ番組、川津祐介ゲストの新番組紹介番組) | |||||||||
新番組特報 |
※ショートバージョン
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備考 |
英語⇒字幕スーパー ※本放送当時の番組タイトルバック
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Gメン82 第1話 GメンVS白バイ強盗団 あらすじ(ストーリー)
在日米軍の給与を積んだ軍用トラックが護衛していた警視庁白バイ隊員2名に襲われ現金を強奪された。犯人はGIを射殺、若い娘を轢き殺して逃走した。
ヒキ殺された娘の兄は警視庁捜査一課所属の早坂警部補だった。黒木警視正は立花警部に捜査を指示。だが、立花は早坂を捜査からはずすと告げる。妹・かおりの復讐を誓う早坂は、軍用トラックから犯人が一緒に盗んでいたM16ライフルが沖縄で試射されたという情報を掴む。
沖縄県警捜査一課・沢田刑事の調べで試射に使われたライフルはナイトクラブの社長が盗まれたものと一致。社長は米軍を退役したジョセフ・ミラーという男だった。早坂は黒木らの制止を振り切り、単身沖縄へ飛ぶ!
Gメン82 第1話 GメンVS白バイ強盗団 解説・見どころ
- 沖縄米軍基地、那覇市内でロケ
- 妹を引き殺された早坂警部補執念の大追跡!
- 米軍司令官と黒木警視正の駆け引き再び!
- 早坂警部補・島刑事・沢田刑事・Gメン加入
装いも新たに「Gメン75」新シリーズとして復活した「Gメン82」第1回。沖縄ロケを交えてすさまじい追跡劇を展開する。Gメン製作スタッフもエキストラとしてあちこちに登場。ストーリーはGメン75時代の「香港-マカオ警官ギャング」、「沖縄に響く痛恨の銃声」をベースにしたもの。
第1話は特番扱いにつき、通常のオープニングはカット。いきなり本編が始まるという構成である。エンディングテーマは、「抱擁」(唄:なかやまて由希)にチェンジ。流れるようなせつないメロディが心に残る名曲である。第2話からのオープニングテーマはGメン75末期同様、ピエール・ポルト氏作曲のものをアレンジしたバージョンが流れる。
普段は心優しい人間たちが一度事件の臭いを嗅げば、猟犬のように犯人を追う!というテーマを強調したかったのであろうか、早坂警部補や立花警部は、Gメン75時代よりも過激さを増す捜査シーンが目だった。
東映大泉撮影所で第1回のラッシュフィルムを見せていただいたとき、ご自身のシーンをご覧にならた若林豪氏。「あれはひどいよ、警察があんなことやっちゃいけないよぉ」としきりに語っておられたのが印象的だった。
出典:映像制作用語集
樋口祐三プロデューサ(TBS)ーの話-
3月に「Gメン75」が終了した時から10月に再登場することはほぼ決まっていました。ハードな撮影を8年続けて来た俳優やスタッフにはよい充電期間になったと思います。 固定ファンが多いので再登場に当たってはあえて大きな変化を避けましたが、三人の新刑事の加入でファッショナブルな魅力が倍増。視聴率の激戦区ですが、社会の中の人間を描く姿勢で頑張ります。
Gメン82・新メンバー
氏名 | 所属、その他 | |
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早坂警部補
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捜査一課 ※妹:早坂かおり(19) ※33歳 ※大卒後エリートコースの捜査畑一筋 ※当初設定:パトロール警官の弟と二人暮らし |
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沢田刑事
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沖縄県警捜査一課 ※28歳 ※当初設定:所轄から難関突破し捜査一課に抜擢 |
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島刑事
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捜査一課 ※早坂の部下 ※25歳 ※当初設定:所轄の捜査課所属(動物好きで警察犬を訓練する鑑識課を希望していた) |
「Gメン82」企画書に基づく「TBSテレビニュース」No.3242によると、年齢設定もされてあった。立花警部は「立花警視」に昇進する予定だった。
Gメン82 第1話 GメンVS白バイ強盗団 雑誌記事
土曜夜9時から日曜夜8時に放送枠が移行しての第一回。裏番組に刑事アクションジャンルで「西部警察PART2」18話広島編。放送枠は又聞きだが、「水曜夜9時」案もあったそうだ。
2時間ドラマ全盛期の80年代初頭。往年の土曜夜9時台を退かざるを得なくなった流れが悔やまれる。
Gメン82 新番組予告/ショートバージョン
Gメン82がスタートする前の1982年10月3日・TBS日曜夜8時、番組終了後に流れた「新番組予告編」のショートバージョン。こちらは「Gメン82 DVD-BOX」にも収録されてない番組宣伝である。
黒木警視正(丹波哲郎)以下、津村冴子警部補(江波杏子)まで全7名の個別ショットに滑走路での横列Gメン歩き。ラストに「10月17日(日)夜8時スタート」のテロップ入り。
翌週放送の新番組予告(ロングバージョン)にあったような1話「GメンVS白バイ強盗団」のストーリー解説はなし。芥川隆行氏のナレーションは以下の通り。
Gメン82 新番組予告(ショートバージョン)
ハードボイルドGメン82
強力な新メンバーを加え
凶悪な犯罪に立ち向かう7人の刑事たち
10月17日日曜よる8時スタート
Gメン82 番組ポスター・番宣写真
Gメン82特集 雑誌記事
ザ・ベストワン「Gメン82特集」
週刊TVガイド「Gメン82特集」
今秋、復活「Gメン75」が「西部警察」に挑戦
ハードボイルドタッチの刑事ドラマとして人気のあった「Gメン75」(TBS系)が、今秋、茶の間に帰って来る。二時間ドラマ「ザ・サスペンス」の犠牲となり、三月いっぱいで姿を消した「Gメン75」は七年間続いた人気番組だった。終了時には視聴者から”打ち切り反対”の電話、投書が殺到。中には三百人の反対署名を集めた高校生もいたほど。
十月から日曜夜八時台で復活することに決まった”Gメン”について「丹波さん、若林さんが出演するので、”Gメン”をスライドさせた形になりますが、タイトルについては、検討中です。」(編成部)・・・(後略)
若手刑事でリフレッシュ 帰って来た”Gメン”一家
「目立とう刑事に徹しますヨ。自前のジャンプスーツ(三十万円)を着て、ギンギラに迫りたい」(清水)というように、早くも「西部警察」三浦友和を完全に意識しているようだ。丹波哲郎はレギュラーメンバーとの打ち合わせの席上「新シリーズにあたり、君たち一人一人に拳銃を買ってあげよう」と発言。これには一同びっくり。「上野のアメ横に行って、各々の個性にあったモデルガンをね」に、スタッフ納得。
週刊明星「Gメン82特集」
※完全版がこちら↓
うだるような夏の盛り。見物客の服装に反して、なんと丹波哲郎のさらにアッタカそうな格好!おなじみ『Gメン75』が6ヶ月ぶりに『Gメン82』となって帰ってきたのだ。そこでいつものタイトルバックを撮るため千葉は海水浴まっただ中の館山にやってきた。延々と続く航空自衛隊の滑走路で、まずはアンヨのおけいこならぬ、行進の練習。簡単なように見えて一列にきれいにそろって歩くのはなかなか難しい。そこで、丹波さんの歩幅の測定?篠田三郎、清水健太郎、三浦浩一ら新刑事を加えての『Gメン82』は10/17~夜8時(TBS系)。
※1982年は教科書問題が世間を騒がせていて「進出、侵略」の表記でひと悶着あった時代。特集ページも「それ以上近づくと侵略です!」とタイトルが付けられていた。千葉県・館山にある航空自衛隊滑走路でのオープニング撮影を取材。
週刊テレビ番組「Gメン82特集」
ホットアングル「Gメン82」
オープニングの撮影場所は「Gメン75」時代と同じ千葉県館山市の自衛隊の飛行場。8月初めの猛暑の中での撮影でスーツをビシッと着込んだ丹波や若林らは汗ダク。カメラを引いて撮るので足並みをそろえて歩くのは難しいのだが、今回はNGなしで「抜群のチームワークだ」と丹波ボスも大満足。
第1話の沖縄ロケでの話
篠田三郎は昨秋、映画「ひめゆりの塔」のロケで40日間この地に過ごした経験があり「ぼくの第2の故郷」と大変なお気に入り。知人も多く、ロケが終わると彼らと友好を深めるため飛び出して行った。
清水(清水健太郎)も昨夏は沖縄で”松林流”という空手の一門に弟子入りしていたとかで、この地方を熟知している。白のコットンパンツに白シャツと暑さに対する防備も万全でロケを満喫。休み時間には琉球舞踊の衣装を着た沖縄娘と一緒に見物人のカメラに納まるなどサービス係もつとめていた。
一足早くロケから帰った三浦浩一は、同じころ愛妻・純アリスと生後1ヶ月の長男・悠人くんのお宮参りに出かけた。たくさんの報道陣を前に「生れてきた息子のためにも頑張って親父としての代表作にしたい」ときっぱり。