バーディ大作戦 18話は、催眠術殺人事件!?夢と現実がリンクして典介を攪乱させる謎
第18話 キャーッ!死体が訪ねて来た | ||||||||||
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仮題 | 情無用!催眠殺人術(※シナリオ#15) | 放送 | 74.9.7 | |||||||
脚本 | 近藤正、小山内美江子 | |||||||||
撮影 | 東光一 | |||||||||
監督 | 村山新治 | |||||||||
役名(台本) |
五所謙吾 五所加恵 早川英太 瀬戸浩一 警官A サンドイッチマン ボーイ 店員(男) レストランの女客 クズ屋(※手書き) |
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出演 | 桜田 | 裕二 | 典介 | 三平 | マリ | 追出 | 行内 | ココ | - | - |
主演 | 韋駄典介 | |||||||||
ゲスト |
南原宏治 榊ひろみ 清水絋治 須賀良 山浦栄 木村修 五野上力(斎藤力、斉藤力、五之上力、五ノ上力) 沢田浩二 正村隆治 謝秀容 井上光雄 |
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類似作品 | キイハンター 45話「死体置場で今晩は」 | |||||||||
ロケ地 | - | |||||||||
備考 | 撮影終了日:1974.6.5 |
バーディ大作戦 第18話 キャーッ!死体が訪ねて来た あらすじ(ストーリー)
若い男を殺して死体を隠した夢を見た韋駄典介は飛び起きる!起きてみると、何と夢と同じ場所に傷があった。そして、夢の中に出てきた鍵と同じものが、ポケットから出てきて驚く。
典介は、昨晩のことは何一つ思い出せないし、本当に殺人を犯したかもしれないという恐怖に苛まれる。桜田局長やココらは酒でも飲みすぎたんだろうと笑ってすませる。
何がどうなったのかわけがわからなくなった典介は、原田三平とともに夢で見た場所を探って行こうと決心する。その頃、警視庁の追出刑事、行内刑事は、若い男女の死体が発見されたハイウェーの現場に急行していた。それは典介が夢で殺した男だった!
そんな警視庁組の動きも知らず、典介は三平と覚えている場所を探っていた。ある繁華街で典介はサングラスをかけたヒゲの男を目撃する。見覚えがあると思った典介は男を尾行。古びた洋館へたどり着くがそこも見覚えある場所だった。
洋館の中で血痕をみつけた三平はバーディ探偵局の仲間に手伝ってもらおうと典介と別れるが、館内を調査していた典介は何者かに襲われ意識を失ってしまう。
バーディ大作戦 第18話 キャーッ!死体が訪ねて来た 解説・見どころ
- 「催眠術」がキーワードとなって展開するミステリアスなサスペンス編
- 夢の中の殺人が現実とリンクする謎
仮題は「情無用!催眠殺人術」。プロットは、キイハンター 45話「死体置場で今晩は」とほぼ同一である。催眠術が絡んだストーリーは土曜夜9時のアクションシリーズで時折見られるテーマ。Gメン75でも206話「催眠術殺人事件」で扱われた。
「カラパイア」によると外国では実際にいくつか起きている事実らしい。当時はオカルト作品かな?と思いながら試聴してたが、完全に絵空事とは言い切れない怖さもある。
変装と奇術を使う謎の男、事件の真相への布石を小出しにしたドラマ展開など、小山内美江子脚本のミステリーエッセンスが随所に感じられる作品である。斜めに構えたカメラから元に戻すというカメラワークの多用は、東光一氏の画面構成へのこだわりが感じられる。
劇中に出てくる洋館は、Gメン75 1話「エアポート捜査線」と同一と思われる。
シナリオのメモによると撮影終了は1974年6月4日。放送されたのが9月7日なので、何らかの事情で先送りされたと考えられる。