Gメン75 252話は、冤罪?有罪?15年前の女子大生殺しに出た地裁判決は無罪!直属の部下の真実を見極めようと南雲警視(川津祐介)はGメンに極秘捜査を依頼する!
第252話 15年前の女の死体 | ||||||||||
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仮題 | 15年前の女の死体(シナリオ#252) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 80.03.29 | |||||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾) | |||||||||
撮影 | 内田安夫 | |||||||||
監督 | 山口和彦 | |||||||||
役名(台本) |
※津川螢子警部補(夏木マリ)記載有(シーン5.9.10.53.64.66.78) 市川刑事(※南雲警視直属の部下/柳田を逮捕した捜査員) 市川英子(※娘) 柳田善次(※被告) 佐々木(※柳田被告の無罪をかちとる会リーダー/英子の先輩、恋人) 花房警部(※所轄署) 松野弁護士 刑事A(※所轄署) 刑事B(※所轄署) 裁判長 廷吏 サラリーマン客A サラリーマン客B テレビプロデューサー ラーメン屋 制服警官 女子大生(※高木順子/15年前に刺殺された女子大生) |
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出演 | 黒木 | 立花 | 中屋 | 島谷 | 田口 | - | 南雲 | - | - | - |
主演 | 南雲警視 | |||||||||
ゲスト |
高品格(大都会シリーズ/丸山米三、いろはの”い”/ 大森巡査部長、ロボット刑事/芝大造刑事) 堀内正美 小林伊津子 小鹿番 井上博一 高野隆志 高野真二 高月忠 河合絃司 相馬剛三 亀山達也 伊達弘 五野上力(斎藤力、斉藤力、五之上力、五ノ上力) 松山武由 生江和夫 武田博志(当時の「若林プロモーション」関係者) 名護屋一 関田恵子 石井浩 井上邦道 立川良一 久木念 |
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タイアップ | - | |||||||||
類似シーン | - | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 | - | |||||||||
収録 |
(1)FOREVER:- (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):- (7)DVDコレクション:84号 |
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主題歌 |
エンディング:歌詞無し「レクィエム」 —- オープニングテーマ(※本放送時) 229・230・231話:別アレンジの「Gメン75のテーマ」 232~252、255~266、269~291、295~306話:オリジナルの「Gメン75のテーマ」 |
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挿入歌 | - | |||||||||
劇伴特記 | - | |||||||||
備考 |
台本:津川螢子警部補(夏木マリ)登場シーン有、セリフ有 本編:津川螢子警部補登場シーンなし(251話「Gメン対エーゲ海の骸骨」最終編) 台本・本編:津川螢子警部補降板理由に関する説明無し |
Gメン75 第252話 15年前の女の死体 あらすじ(ストーリー)
東京地方裁判所で昭和39年に起こった女子大生殺人事件の差し戻し公判の判決が下されようとしていた。傍聴席には黒木警視正を初めとするGメン、そして警視庁の南雲警視と部下の市川刑事がいた。
市川は、十五年前、所轄署勤務時代に被告・柳田善次を逮捕した捜査員だった。柳田は一審、二審の有罪判決にも関わらず、獄中から無実を叫び続け裁判で差し戻し判決を勝ち取った男だった。
差し戻し公判の判決は”無罪”。愕然とする市川は取調室でみせた柳田の号泣が忘れられない。
南雲と市川が地裁から出てきたところに柳田の支援グループが決議文を読み上げていた。柳田は無罪を勝ち取った英雄的な扱いを受けていた。
市川は、支援グループの中に自分の娘・英子がいることに気づく。英子は市川のことが信じられないと告げる。
警視庁に戻った南雲の元に検察庁から連絡が入っていた。検察当局としては控訴しないことに決定したという。その頃、都心の公園で英子の首つり死体が発見された。
Gメン75 第252話 15年前の女の死体 感想・ポイント
- 差し戻し裁判で無罪を勝ち取った男
- 納得がいかない南雲警視直属の部下
- 疑わしきは罰せず
- 南雲はGメン・黒木警視正に極秘捜査を依頼する
冤罪は有ってはならないが、無罪ではない可能性が残っていたらという視点から描いたハードボイルドタッチの人間ドラマ。
テーマの本質は「真実への追及」である。冤罪に繋がる誤認逮捕だったか、無罪を勝ち取るための真実隠しであったかどうかは最後の最後に明かされる。
248話「警察の中に出た幽霊」とともに警察官を通して「真実」を追う人間の姿を浮き彫りにしている傑作。
Gメン75 第252話 放送当時の資料
※週刊TVガイド、朝日新聞で使われたスチルの原版。左より柳田善次(井上博一)、南雲警視(川津祐介)、市川刑事(高品格)
※こちらは掲載誌不明の別バージョン。左より市川刑事(高品格)、南雲警視(川津祐介)、市川英子(小林伊津子)
Gメン75 252話に津川螢子警部補(夏木マリ)登場シーンがあった?!
津川螢子警部補(夏木マリ)の登場シーン、セリフが252話「15年前の女の死体」には存在した。
しかし、本編では全てカット。Gメン75 251話「Gメン対エーゲ海の骸骨」(ギリシャ編)を最後に何も語られることなく姿を消してしまった。
小田切警視(夏木陽介)、村井刑事(有希俊彦)につづきまたかと、津川螢子警部補(夏木マリ)降板の理由も明確にしない制作手法にファンは不満を募らせた1980年春だった。
Gメン75 280話「パリから来た車椅子の女刑事」で再登場するまで津川螢子警部補の消息は不明のまま時を重ねることになる。
次回予告(特報)新女Gメン 中島はるみ!253話「白バイに乗った暗殺者たち」
※特報文字無し、シリーズ名なしの特報予告編。期待するなっていう方がムリな迫力ある特報予告編だった。