あらすじ

バーディー大作戦 第43話 電話で人を殺す方法

バーディー大悪戦 第43話 電話で人を殺す方法

バーディー大作戦 43話は、電話殺人!自殺した娘の復讐を誓う父親が考えた二億円現金強奪ギャングとの関わり

第43話 電話で人を殺す方法
仮題 -(シナリオ#-)
シリーズ名 川崎駅
放送 75.03.01
脚本 池田雄一
撮影 吉田重業
監督 小西通雄
プロデューサー 近藤照男原弘男(TBS)
音楽 菊池俊輔=主題歌<愛と死のパスポート>作詞:佐藤純弥 作曲:菊池俊輔 唄:嶋崎由理、コロムビアP-359
劇伴 1)アイフル大作戦 55話「探偵専科 愛と死のたわむれ」
2)86話「パリ警視庁の五百円紙幣(離陸シーン)」へ継承される劇伴
3)202話、203話「Gメン対香港カラテ軍団」などへ継承される劇伴
挿入歌
役名(台本)
出演 裕二 ドラゴン 吾郎 三平 マリ ミッチー 追出 行内
主演 伊吹裕二、一条吾郎、ドラゴン
ゲスト 三谷昇
小松方正
平泉征(現・平泉成、平泉征七郎)
藤山浩二
林靖子
田中久子
三井高
田辺進三(田辺宏章)
河合絃司
高野隆志
山田光一(山田甲一)
佐川二郎
角友治郎
影山条二
平沢信夫
山浦栄
小早川泰子
タイアップ
ロケ地
類似シーン Gメン75 93話「29の死神の手紙」
備考 欠場:桜田局長(丹波哲郎

バーディー大悪戦 第43話 電話で人を殺す方法 あらすじ(ストーリー)

吉報が届かず命を絶った娘・佐野悠子。父親はそれを知らせようと娘のアパートに行くが時すでに遅し。現場検証していた鑑識課員の話では死亡推定時刻は父親が大家・幸田の家に取り次ぎをお願いしていて揉めていたすぐ後だった。

幸田が取り次いでくれていたら吉報が届き逆の運命が待っていたのだ。

父親の佐野は包丁を持って幸田邸へ行くが、窓から見えた風景はギャングに押し入られ娘・光枝が人質に取られ籠城されている姿だった。二億円を川崎駅に届けろと言う脅迫を佐野は聞いてしまった。

そのギャング・暴力団員の小林は資金の穴埋めに二億円を強奪したが逃走途中、ある場所に隠していた。二億円の現金輸送はバーディー探偵局の伊吹裕二が任されていた仕事だった。

二億円を奪われた伊吹裕二は一条吾郎たちバーディースタッフとともに小林の行方を追った。

バーディー大悪戦 第43話 電話で人を殺す方法 解説・ポイント

バーディー大悪戦 第43話 電話で人を殺す方法
  • 大家が電話を取り次いでくれなかったため自殺した娘
  • 父親の怒りは娘が住んでいたアパートの大家に注がれる
  • 二億円の現金輸送を任された裕二だがギャングに奪われてしまう
  • 娘の復讐をしようとした父親が大家の家に行くとギャングが押し入っていた

ナイスショット43打目は、携帯電話はおろか一軒に1台「固定電話」がなかった時代のサスペンス

1970年代前半までは「固定電話」はどの家にもある時代ではなかった。現代のように「個人携帯」の時代では想像もつかない恐怖活劇!

社宅に住んでいた1971年までの自分も、1階下のご近所さんに電話がかかってきて取り次いでもらうという生活スタイルだった。6軒でひとつの電話だったから取り次ぐ方の苦労も理解できる。

今回の発端は、大家が電話を取り次がなかったばかりに朗報が本人に届かず、娘は悲観して自殺してしまうという出来事。

電話さえ取り次いでくれたら死なずに済んだのに…という父親の怨念が創り出した復讐劇

父親・佐野役の三谷昇氏が実に味のある演技で好演されている。電話ボックスのシーンは惹きこまれた。

現実のちょっとしたボタンの掛け違いがもたらす悲劇の怖さは、後のGメン75 93話「29の死神の手紙」(脚本・池田雄一)に繋がるものがある。

合格通知が来なかったばかりに自殺した受験生が実は合格しており、そこには郵便の事故が介在していたという設定である。

リメイクではないが、70年代らしい類似テーマである。

今回も前回(42話「赤い唇おとり捜査官」)同様、お笑いシーンはほとんどなくシリアスで危機感迫る一級サスペンスに仕上がっている傑作!

桜田局長(丹波哲郎)はお休みだが他のメンバーの会話の中で登場!

バーディー大作戦 第43話 放送当時の資料

バーディー大作戦
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