月曜ドラマスペシャル「変装の達人 警部・鬼沢平吉のファイルＥ」丹波哲郎・小林稔侍
| 月曜ドラマスペシャル「変装の達人 警部・鬼沢平吉のファイルＥ」 | |
|---|---|
| 仮題 | 変装の達人 警部・鬼沢平吉の事件ファイル－箱根山荘に消えた幻の女？！－ |
| 新聞タイトル | 変装の達人!!警部鬼沢平吉のファイルE 箱根温泉郷の連続殺人事件の謎は昔愛した女にうり二つの女だった 愛か五億円か女は２つに１つの選択だった |
| 原作 | －（オリジナル） |
| 類似プロット |
バーディー大作戦 41話「全員！覗き盗聴開始」 Ｇメン75 120話「覗かれた女の部屋」 スーパーポリス ４話「Oh!女子大寮で張込み生中継」 |
| 放送枠 | 月曜ドラマスペシャル（月曜夜９時） |
| 放送 | 1999.12.06 |
| 脚本 | 横田与志、池田雄一 |
| 撮影 | 山崎忠、佐多賀剛 |
| 監督 | 佐藤純彌 |
| プロデューサー | 近藤照男、斉藤勢津子、橋本孝 |
| プロデューサー補 | 多賀さつき |
| テーマ曲 | LOVE THEME FROM ST.ELMO’S FIRE（作曲 DAVID FOSTER） ※「Ｇメン’93春 第一級殺人の女」と同じ |
| 音楽 | 義野裕明 |
| 製作 | 近藤照男プロダクション・ＴＢＳ |
| 出演 （警察庁） |
黒木警察庁長官（丹波哲郎） |
| 出演 （警察庁・特別捜査室 SPECIAL CRIMINAL TASK FORCE） |
白川達也刑事（赤坂晃）※新人警官 小森四郎刑事（春田純一）※ハードアクション、ギャンブル 高木圭子刑事（斎藤陽子）※パソコン、射撃、読唇術 結城肇刑事（京本政樹）※霊感、トランプ占い※警部補とは書かれていない 鬼沢平吉警部（小林稔侍）※変装の達人 |
| 出演 （警察以外） |
鈴木ヒロミツ、篠塚勝、四方堂亘、川嶋朋子、津嘉山正種、小林健、柳沢慎吾、横山一敏、益田てつ、清家利一、藤田むつみ、 ジャパンアクションクラブ 放映プロジェクト 東映アカデミー 平淑恵 |
| 登場人物 （台本） |
【記載順】 鬼沢平吉（小林稔侍）50才 —- 白川達也（赤坂晃）27才 高木圭子（斎藤陽子）28才 —- 結城肇（京本政樹）45才 小森四郎（春田純一）38才 —- 黒木警察庁長官（丹波哲郎） —- 五十嵐しのぶ／布川朋子＜二役＞（平淑恵） —-【以下俳優名記載なし】 五十嵐慎介 滝本哲雄 宮崎雄次 佐山ユキ —- 桜田浩史 橋本和樹 —- フロントクラーク —- 係員Ａ 係員Ｂ 作業員Ａ 作業員Ｂ 若い男 女性秘書 捜査官たち ホテルマンたち その他 |
| ロケ地 | 箱根 ニューヨーク：全景「ビッグアップルは眠らない」から流用し人物と実写の合成か？ |
| タイアップ | 【撮影協力】箱根ホテル小涌園（アクセス） |
| 備考 |
Ｇメンとの関連付け：Ｇメン75スペシャル「帰って来た若き獅子たち」で判明する 「五つの顔の変装刑事 右京警部補ファイルＥ」との関連付：なし 擬斗：金田治 製作協力から東映が消える |
変装の達人 警部・鬼沢平吉のファイルＥ あらすじ
警察庁特別捜査室に上野西署から一人の若い巡査が配置転換されてきた。名は白川達也。彼は捜査中に拳銃を盗まれ、責任を追求され左遷された。
だが、達也は特別捜査室の室長・鬼沢平吉警部以下捜査員たちの無気力ぶりに驚かされる。一見やる気のないダメ刑事ばかりの捜査室。息消沈する達也だったがその時、現金輸送車襲撃事件発生。犯行に使われた拳銃は達也が盗まれた拳銃だった。
鬼沢の指揮のもと、妙な同僚らが動き出した。達也は彼らと行動を共にするうちに、彼らが実は特殊技術を持った捜査員であることに気づく。
高木圭子刑事と組んだ達也は山荘を張り込むことになる。彼らは各々の特技を駆使して現金輸送車襲撃犯を追い詰めて行く。
変装の達人 警部・鬼沢平吉のファイルＥ ポイント
- Ｇメン75スペシャル「帰って来た若き獅子たち」の前身
- 特別捜査室は黒木警察庁長官が開設した部署と明言有り
- 特異な技術がありながらミスやキャラで左遷させるには惜しいとの設立理由
- Ｇメン75・第1話 関屋警部補とクラブのママのやりとりに似たセリフがある
- 警察庁ビルの設定はＧメン本部ビルではなくなっている（特許庁）
本編やシナリオでは「右京警部補ファイルＥ」のように「Ｇメン75シリーズ」との明確な関わり合いは描かれていない。しかし、次の「Ｇメン75スペシャル 帰って来た若き獅子たち」では今回の白川達也のシーンと鬼沢警部（小林稔侍）のナレーションで「Ｇメン75」とのつながりが明言されている。
黒木警察庁長官が中心となって今回の「警察庁特別捜査室」が開設されたことも語られていることから、「右京警部補ファイルＥ」の「特別捜査室」は正式に設立される前のテストケースだったと考えられる。
鬼沢とバーの朋子（平淑恵）の会話＜シーン27＞で「誰へのプレゼント？」と聞かれた鬼沢が「刑事になった方がいいんじゃない」と返すシーンは「Ｇメン75」の関屋警部補（原田大二郎）とクラブのママの会話をスライドさせている。Ｇメン75 第一回「エアポート捜査線」を見た方ならにんまりするお遊びも。
メンバーの特技、メンバーのキャラクターから考えると、番組の企画としては「Ｇメン75スペシャル」より「キイハンタースペシャル」に少し傾いているような作風だ。
なお、自分が知る限りでは本放送終了後の地上波やＣＳでは一度も再放送されていないと思う。ＤＶＤ、ブルーレイとも未発売。
「警察庁・特別捜査室」の組織構造考察
黒木警察庁長官
｜
警察庁・特別捜査室
鬼沢平吉警部＜捜査室長＞
結城肇刑事
小森四郎刑事
高木圭子刑事
白川達也刑事
「警察庁・特別捜査室」の設定は「五つの顔の変装刑事 右京警部補ファイルＥ」と同じ”迷宮入り事件専門の特別部署”だが、スペシャリストキャリアを全面に出すメンバーは存在せず、ミスやトラブルを引き起こした捜査官が集められた組織に変更されている。
しかし、
普段は無気力に見えるがいざとなったら特殊技能を発揮し結果を出すいわば初期「キイハンター」の黒木鉄也の部屋のイメージ。
変装の達人 警部・鬼沢平吉のファイルＥ 放送当日の記事
