Gメン82 11話は、香港カラテロケシリーズ第二弾!香港地区警察本部長(ジェイソン・グレゴリー)の姪(わかべ由美)を誘拐した香港シンジケートは押収された宝石との引き換えを要求してきた!
第11話 吼えろ!香港少林寺 | ||||||||||
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仮題 |
吼えろカンフー!女必殺拳(※シナリオ#11) ※1エピソードを2回に分けてないので台本は各話独立した冊子。 |
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シリーズ名 | 香港カラテロケシリーズ | 放送 | 83.01.30 | |||||||
脚本 | 高久進 | |||||||||
撮影 | 下村和夫 | |||||||||
監督 | 下村和夫 | |||||||||
製作協力 | 東映株式会社 | |||||||||
役名(台本) |
周酔虎(チャン・カン・タイ)※陳觀泰(27歳) 孫秀麗(サン・ムイ)※三妹(27歳) 秋元副総監(55歳) キャサリン・秋元(20歳) 内海辰男(30歳) 内海竜二(27歳) ルーサー・ボイド本部長(45歳) 蘇学傑(チャーリー・チャン)※陳恵敏 悪僧(ヤン・シー)※楊斯 禿鷹(タン・テンシー)※唐天希 巨漢(ストロング金剛) 賀 崔 宋 中国人の刑事達 |
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出演 | 黒木 | 立花 | 早坂 | 沢田 | 島 | 陽子 | 冴子 | - | - | - |
主演 | 津村冴子警部補 | |||||||||
ゲスト |
チャンカンタイ(陳觀泰) チャーリーチャン(陳恵敏) サンムイ(三妹) ストロング金剛 ヤンシー(楊斯) タン・テンシー(唐天希) ジェイソン・グレゴリー 高野真二 わかべ由美 堀田真三(脇中昭夫、堀田慎三、現・堀田眞三) 中田譲治 竜咲隼人 岩井泉 佐々木修平(元倉田保昭アクションクラブ講師) 福岡康裕 佐藤法義 渥美茂勝 <声> 納谷悟郎 大塚周夫 塩見龍介 田中真弓 |
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類似作品 | - | |||||||||
ロケ地 |
香港<イギリス領時代> ★九龍(シグナルヒル、啓徳空港(現・啓徳郵輪碼頭、鑽石山、香港シェラトンホテル、星光大道、九龍城) ★新界(丙崗村) ★香港島(タイガーバームガーデン、ビクトリアピーク、北角) |
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協力 | コンパスクラブツアー日新航空、ツアーズジャパン、香港シェラトンホテル | |||||||||
備考 | オープニングなし、通常のエンディングあり |
Gメン82 第11話 吼えろ!香港少林寺 あらすじ(ストーリー)
警視庁の津村冴子警部補はパリのインターポール(国際刑事警察機構)本部の国際会議に出席した警視庁副総監・秋元の警護にあたり随行していた。秋元副総監の娘・キャサリンとともに帰路、香港へ立ち寄った。
副総監は香港地区警察本部のルーサー・ボイド本部長と親戚関係である。久々の再会を楽しんだのもつかの間、街にショッピングに出かけたキャサリンが組織の男・賀に連れ去られてしまう。
一緒に行動していた冴子の失態をボイド本部長は厳しく追及する。そんな時、香港シンジケートのボス・蘇学傑はキャサリンの身代金を要求してきた。
Gメンと香港警察が押収した500万ドルの宝石と逮捕された部下の釈放である。黒木警視正は、東京警視庁に保管していたその宝石を立花警部らに託し香港へ派遣した。
キャサリン救出の為香港シンジケートの要求どおり行動する冴子は、路地裏で京劇の仮面をかぶった謎の男の襲撃に遭う!
Gメン82 第11話 吼えろ!香港少林寺 解説・見どころ
- 香港カラテロケシリーズ第二弾
- 和服で短刀アクション!津村冴子警部補
- 身を落としていた周酔虎と孫秀麗のぶつかり合い
- 陳觀泰・三妹VS楊斯・ストロング金剛・唐天希そして陳恵敏!採石場での死闘
Gメン82 第10話「燃えよ!香港少林寺」で片付いた宝石強盗事件がカタチを変えて底辺で繋がってくるという続き物。
シナリオ段階での仮題は「吼えろカンフー!女必殺拳」。前作「燃えよ!香港少林寺」の事件はまだ解決していなかったという続編。宝石を奪還され、配下を逮捕されたシンジケートのボスの不適な笑い。この意味するところが今回のプロローグでもあるという粋な構成。
津村冴子警部補役・江波杏子氏活躍シーンは往年の主演映画のイメージでということなのか、和服で短刀を使ったアクションシーンが見どころの一つ。Gメン75 329話・330話「香港カラテVS赤い手裏剣の女」の名場面再現も兼ねている。
和服姿にも無理が無いよう「国際会議のレセプションにおいて和服で接待する」なるほどという設定もなかなか。
香港サイドでは、警官としてやる気をなくしていた周酔虎(チャン・カン・タイ)とそれに失望していた孫秀麗(サン・ムイ)との葛藤、ぶつかりあいが見どころ。
香港現地アクションスターの競演や、珍しい拳法のワザ披露は見ごたえあるが、Gメン75の香港編と比べるとどこか物足りなさが漂っている。
今回は火まで噴いちゃう「金剛拳」。ヒートアップして再登場といった荒唐無稽なストーリーでも良いが、過去の懐かしいシーンの再現だけじゃなく爽快感あふれる展開がほしいところ。
随所に見せるバトルではなく、どうなるのどうなるの?という高まる期待感を一気に炸裂させるようなクライマックスがほしい。
今回は現地スターメインの筋書き、次の回はGメンと現地スターの一騎打ち。こんなメリハリがあってもよかったかなと当時思ったことが思い起こされる。
Gメン82 第11話 吼えろ!香港少林寺 雑誌記事
※パリでの国際会議の帰路、香港に立ち寄った津村冴子警部補は警護していた警視庁副総監の娘を誘拐されてしまう!
※香港シンジケートが副総監の娘の命と引き換えに要求してきたのは押収された500万ドルの宝石と逮捕されたカラテ使いの配下の即時釈放!
※クライマックスの格闘場所・香港九龍半島にある鑽石山。現在は高層ビルが立ち並ぶビル、マンション街になってる模様。