Gメン75 153話は、鳥取ロケ・海洋アクション編!海上保安庁巡視船・くずりゅうと漁船で領海大追跡!揺れ動く日本・ソ連の漁業200海里問題が絡む殺しに翻弄される海の男たちの生き様
第153話 魚の戦争 | ||||||||||
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仮題 | 魚の戦争(※シナリオ#149) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 78.04.29 | |||||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾) | |||||||||
撮影 | 吉田重業 | |||||||||
監督 | 鷹森立一 | |||||||||
役名(台本) |
岩下和助(70歳) 岩下ヨシノ(50歳) 岩下信子(21歳) 岩下三郎(19歳) 岩下昇(小学生) 宇田川 鯉沼源一(60歳) 敏江 捜査主任 おばさんA おばさんB おばさんC 責任者 米子警察刑事A 米子警察刑事B 岩下茂太郎 岩下政一 岩下伸二 |
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出演 | 黒木 | 立花 | 草野 | 山田 | 中屋 | 涼子 | - | - | - | - |
主演 | 草野刑事・中屋刑事・速水涼子刑事 | |||||||||
ゲスト |
吉田義夫 阪上和子 田坂都 大蔵 晶 長谷川弘 内藤杏子 辻萬長 中井徹 河合絃司 谷本小代子(谷本小夜子、Gメン75/亀田熊子) 伊藤慶子 山田光一(山田甲一) |
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類似シーン | - | |||||||||
協力 | 海上保安庁、全日空、米子皆生温泉グランドホテル | |||||||||
備考 | 海上保安庁巡視船・撮影協力(ノンクレジット) 鳥取(境港)、美保湾ロケ、一部釧路ロケ |
Gメン75 第153話 魚の戦争 あらすじ(ストーリー)
揺れ動く日本とソ連の漁業200海里問題。河岸の冷凍倉庫の中で、魚の仲買人の鯉沼が殺された。立花警部補らは死体の発見者で倉庫従業員・三郎の態度を怪しむ。鯉沼の本職は金融業で、その日持ち出した一億円が消え、その直後、三郎が姿を消す。
草野刑事は中屋刑事、速水刑事とともに三郎が故郷に行くと睨み、鳥取・境港へ飛ぶ。そこには漁船を手に入れる夢を抱きながら息子・三郎の帰りを待つ家族が生活していた。草野と中屋は三郎の友人と称して、家族に近づき三郎が戻るまで家に宿泊させてもらうことになった。
家族は三郎の祖父・和助、母のヨシノ、米子市内の観光ホテルで働く姉の信子にその弟の昇。家族は草野たちを信用し出した数日後、待っていた三郎が姿を見せ・・・。
Gメン75 第153話 魚の戦争 解説・見どころ
- 当時の日ソ漁業200カイリ問題を背景にした海洋アクション
- 海上保安庁巡視船・くずりゅうも搭乗するダイナミックな追跡
- 家族をだましてしまう中屋と草野の苦悩の会話
- 故障した漁船上での死闘
シナリオ上では漁船が故障し、領海スレスレまで流される際、国籍不明の高速艇出現。
海上保安庁の巡視船が割って入る緊迫したシーンが予定されていた。本編では、国籍不明の高速艇のシーンはカット。
漁師宅に潜入した草野刑事(倉田保昭)、中屋刑事(伊吹剛)のそれぞれの思いがぶつかり合うシーンも面白い。
シナリオ段階で全日空、皆生グランドホテル記載有。
Gメン75 第153話 魚の戦争 番宣記事
今晩の「Gメン75」は初の山陰ロケ。松葉ガニの水揚げでにぎわう境港の魚市場をはじめ、海上保安庁の巡視船<くずりゅう>も登場する。容疑者が漁船で領海すれすれまで逃亡、<くずりゅう>は、15度の非常時急回転で、波をけたてて追跡、領海寸前で追いつくシーンは迫力満点となった。山陰放送ラジオもこのロケを取材したが、担当の女性アナが純真なヒト。スタッフの冗談も真に受け、
「若林豪さん、独身ですってネ」「ハイ独身、子ども五人です」
「森マリアさんは?」「子どもいるけど、アタシ独身よ」。
胃薬を飲む若林には
「脱腸苦しいですか」「ハイ」
最後に一同、「冗談の部分はあとでテープをつまんでネ」といえば「ナマだったの!」
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※米子出身の友人が当時このラジオ番組を直に聴いてたそうだ。Gメン75ファンではなかったので詳しくは覚えてないとのことだったが、クラス内ではけっこう話題になってたとのこと
CBC(注:中部日本放送)「Gメン75」がこのほど荒波高い日本海の漁港、鳥取県境港で一週間にわたる大規模なロケ。地元の漁業組合が差し入れてくれた松葉ガニに出演者は大喜び。特に大好物という森マリアと若林豪は競い合ってたいらげ、すっかり満足気。29日放送。
※153話「魚の戦争」日本海の洋上での1カットが使われている「Gメン75」の記事。メンバーチェンジの件は、千葉裕氏にお会いした時にお聞かせいただいたが、78年秋ごろに案があったそうだ。おそらくこの雑誌取材と同時期ではないかと思われる。