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Gメン75 第127話 マカオの殺し屋

Gメン75 127話は、香港・マカオシリーズ第二弾・後編!草野刑事(倉田保昭)に協力する松村明子(風吹ジュン)も香港コネクションに消された!中国式殺しの武器を使う男(白彪)は組織に潜入した香港警察秘密捜査官だったが、マカオの孤島でさらなる事実が明らかになる・・・

第127話 マカオの殺し屋
仮題 南支那海の殺し屋
マカオの殺し屋(シナリオ#125・126
シリーズ名 (台本)香港・マカオ・ロケシリーズ 第2弾
(本編)香港・マカオ・シリーズ 第2弾 ※音声のみ
放送 77.10.22
脚本 高久進(池田和雄、井口真吾)、西島大
撮影 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞)
監督 鷹森立一
役名(台本) 松村明子
張孔明(※後編で秘密捜査官の警部と判明)
張春敬
孫展文
黄麗花
園田貞則
山中
アダム・チャンドラー(※香港コネクションのボス・ポルトガル人の資産家)
カミングス警視
運び屋・陳
運び屋・林
運び屋・劉
用心棒・楊
白バイ警官A
白バイ警官B
看守
マカオの少女二名
香港の配下A
香港の配下B
香港の配下C
香港の配下D
マカオの警官A
マカオの警官B
出演 黒木 立花 草野 山田 中屋 涼子
主演 草野刑事
ゲスト 白彪(PAK BILL)
揚斯(YEUNG SEE)
風吹ジュン
月丘千秋
南美川陽子(南美川洋子Twitter
力石孝
小笠原弘
陳羅抜(ROBERT CHAN)
タイアップ コンパスクラブツアー日新航空、TOURS JAPAN LTD
類似作品
撮影日
ロケ地 香港(当時:イギリス領)
九龍半島:啓徳空港(現・啓徳郵輪碼頭)、九龍城(現・九龍公園)、
香港島:銅羅湾(トラム車庫:現在は商業施設として再開発)、香港仔尖沙咀(松村明子の診療所)
マカオ(当時:ポルトガル領)
聖ミカエル教会・墓地(松村明子の葬儀)、聖ポール天主堂跡モンテの砦ベラヴィスタホテル(※組織のボスの邸宅)(1996年盛業確認、現在ポルトガル領事官邸)、氹仔島-タムチャイ島(路環島でロケ※1996年確認済。現在は氹仔島と路環島が埋め立てられ面影が残っていない
収録 (1)DVD-COLLECTION I :-
(2)DVD-COLLECTION II:-
(3)FOREVER:-
(4)BEST SELECT:〇
(5)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~4):〇
備考 アイフル大作戦の劇伴が復活
英語、広東語:字幕スーパー

Gメン75 第127話 マカオの殺し屋 あらすじ(ストーリー)

香港から来たヘロインの運び屋が殺された。三年前草野刑事を撃った弾丸と同じであることから狙撃者を追って草野は香港へ飛ぶ。香港警察の協力を得られないまま独力で捜査する草野は再び狙撃され負傷。偶然再会した松村明子は三年前巻き添えで負傷した女子大生だった。今は香港に渡り医療機関で働いている。

中屋刑事、速水涼子刑事も香港に飛んだが、動きを知った香港コネクションは歌手・黄麗花を射殺。さらに、草野は難民街や路地裏で不気味なカラテ使いに襲われるが死闘の末、カラテで難を逃れる。

一方、狙撃者の似顔絵を持って捜査する涼子に協力する松村明子。似た男がマカオへ向かったことを目撃し涼子は香港警察にいる草野に知らせた。

殺し屋は明子の動きに気づいていた。草野とともにマカオへ向かう明子は、船内で三年前草野と自分を傷つけた弾丸を見せてもらい思いを馳せる。

マカオで患者の張春敬と再会した明子は殺し屋の似顔絵を見せながら語っていたところ、殺し屋の非情な弾丸が明子を貫いた!

香港で草野を襲った中国式殺しの武器を使う男を張りこんでいた中屋は、男から身分証明書を見せられ驚く。歌手・黄麗花から情報を得ていた香港地区警察の秘密捜査官・張孔明警部だった。香港警察がGメンの捜査を拒む理由は香港コネクションへの潜行捜査だった。

Gメン75 第127話 マカオの殺し屋 解説・見どころ

Gメン75 第127話 マカオの殺し屋
  • 二度目の香港・マカオロケで現地アクションスター出演
  • 倉田保昭×楊斯カラテアクション!
  • 松村明子の死
  • 秘密捜査官・張孔明
  • 狙撃者・孫展文、張春敬、そして張警部の因縁の歳月

126話「南シナ海の殺し屋」の後編。用心棒・楊(楊斯)との死闘、張孔明(白彪)の素性が香港警察秘密捜査官であること、そして狙撃者・孫展文の生い立ちが明かされる長い広東語での人間描写は見ごたえ抜群。

明子のクリニックに通っていたおばさん・張春敬はシナリオでは第二次大戦中中国に留まった日本人だということが明かされている。伊豆の漁村生まれ。

タムチャイ島に向かう小舟の中で日本語がうまいことから草野刑事に問われて答えるシーン有。本編ではカット。

草野刑事にほのかな思いが芽生える松村明子と草野刑事のセリフは何度見てもいい。

アクションあり、人間ドラマあり、複雑な歴史、国際情勢を絡めた126話・127話は長く語り継がれてもいい最高の香港・マカオ編だと思う。

Gメン75 127話

Gメン75 第127話 マカオの殺し屋 クライマックスのタムチャイ島(当時のロケ地:路環島)

Gメン75 第127話 マカオの殺し屋

氹仔島-タムチャイ島(路環島でロケ※1996年確認済。Google MAPで見ると、現在は氹仔島と路環島が埋め立てられ高層ビル街と化した模様)

香港アクションスター(Gメン75 第127話 マカオの殺し屋)

俳優名 詳細
華人百科・楊斯
華人百科・白彪
華人百科・陳羅抜

見どころの一環として、Gメン75の香港ロケ編には現地の功夫アクションスターが大勢出演することがあげられる。ここが他の刑事アクションドラマの香港編とは違うところ。

香港映画でもおなじみの俳優が本場のアクションを披露!映画館がお茶の間に?!っていうような企画に当時ワクワクドキドキしたものだ。

倉田保昭氏がGメンを降板しても、それ以降も現地アクションスター出演は継続されたので、見えないところでご尽力いただいてたかも・・・と思わずにはいられなかった。

前回のGメン75 105話106話「香港-マカオロケシリーズ」同様、今回もエンディングに数人クレジットされていた。今回登場の香港アクションスターをピックアップ。(エンディングにクレジットされていた俳優のみ)

楊斯(YEUNG SEE):用心棒・楊

楊斯(YEUNG SEE) Gメン75 126話 127話
草野刑事との最後の死闘

※シナリオでは、第一の出会いシーンにてマカオで草野に倒される。

楊斯氏・Gメン75以前の日本国産ドラマ出演エピソード
「Gメン75」出演前の1976年11月9日、「コードナンバー108 7人のリブ(主演:野際陽子)」第6話のバンコックロケにも出演。その他は「闘え!ドラゴン」1話、2話で倉田保昭氏と競演。

白彪(PAK BILL):張孔明(香港警察秘密捜査官・警部)

白彪(PAK BILL) Gメン75 126話 127話
正体を明かす

  • シーン149:香港 九龍城

陳羅抜(ROBERT CHAN):香港の配下A、B(向かって右)

陳羅抜(ROBERT CHAN) Gメン75 126話
草野刑事との死闘

  • シーン120:銅羅湾 トラム車庫

タムチャイ島路地裏や村の広場でのカラテアクション俳優は不明。

黄麗花役・南美川陽子(現・南美川洋子)氏Twitter(Gメン75 第126話 第127話 当時の話題)

内容
当時の写真
オフショット(1)
オフショット(2)
当時の話題
「面影」中国語版歌唱
参考
丹波哲郎500本出演記念パーティー

黄麗花役・南美川陽子(現・南美川洋子)氏のTwitterでは、Gメン75ゲスト出演当時の話題をツイートされることもあり。当時のオフショットは貴重。Gメン75では一度限りのゲスト出演だったのが残念。

Gメン75 第127話 マカオの殺し屋 当時の記事

Gメン75 第127話 マカオの殺し屋
※香港コネクションの殺し屋と思われた張孔明は、潜入した香港警察秘密捜査官だった!
松村明子の葬儀が行われた教会:聖ミカエル教会・墓地

出典:毎日新聞

Gメン75 第127話 マカオの殺し屋
※松村明子も殺され草野刑事は狙撃者・孫展文を追ってマカオの氹仔(タムチャイ)島へ向かう!組織のボス・アダムチャンドラーの配下との死闘

出典:週刊TVガイド
Gメン75 第127話 マカオの殺し屋
※後編の冒頭、トラム車庫での死闘
出典:Gメン75 LPレコード「道」封入写真集
Gメン75 第127話 マカオの殺し屋
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