Gメン75 327話は、「藪の中」!押し入った強盗を殺害した事件を巡って家族の意見がそれぞれ食い違う謎!草鹿刑事(鹿賀丈史)、立花警部(若林豪)たちが見た殺しの真相に纏わる深層心理
第327話 マイホーム 親と子の殺し合い事件 | ||||||||||
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仮題 | マイホーム 親と子の殺し合い事件(シナリオ#327) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 81.09.12 | |||||||||
脚本 | 榎田安孝、高久進(池田和雄、井口真吾) | |||||||||
撮影 | 浅井宏彦 | |||||||||
監督 | 瀬川昌治 | |||||||||
役名(台本) |
森村保(※父親)50才 森村幸(※母親)45才 森村敏夫(※長男)高校三年生・18才 森村ゆみ(※長女)14才 魚住巌(※強盗)35才 捜査主任 刑事A 刑事B 警官A 警官B 駐在所の老巡査 レポーター・梨田 焼鳥屋の親父 カメラマン多数 |
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出演 | 黒木 | 立花 | 草鹿 | 田口 | マリコ・寺岡 | 賀川陽子 | - | - | - | - |
主演 | 草鹿刑事、立花警部 | |||||||||
ゲスト |
穂積隆信 榊ひろみ 川島祐介 牧口昌代 鮎川浩 原田樹世士(原田清人) 出光元 小池栄 山浦栄 宍戸久一郎 佐藤達郎 黒岩義和 浦上嘉久 石井浩 丘みさお 土肥潤子 |
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タイアップ | - | |||||||||
類似プロット | - | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 | - | |||||||||
収録 |
(1)FOREVER:- (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):- (7)DVDコレクション:109号 |
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音楽 | - | |||||||||
備考 | - |
Gメン75DVDコレクション収録予定:109巻
Gメン75 第327話 マイホーム 親と子の殺し合い事件 あらすじ(ストーリー)
新しい車を買った草鹿刑事は深夜のドライブを兼ね帰宅する途中、飛び出してきた男たちに遭遇した。男は中年の森村保と青年の森村敏夫で親子だった。自宅に強盗が入ったから助けてほしいという。
草鹿は最寄りの交番に二人を任せ森村邸へ行くが、そこで金属バットによる撲殺死体を発見する。殺されたのはなんと押し入った強盗だった。
警視庁西多摩署捜査員とともに森村とその息子・敏夫を逮捕し取調べを開始するが、なぜか二人はお互いを罵倒し罪をなすりつけ合っていがみ合う。草鹿やマリコ・寺岡刑事らは森村家ひとりひとりの評判を洗いなおしてみたがどの人物も家庭崩壊を思わせるような評判は出てこないのだ。
立花警部は親子でありながら異常なまでに敵対しあうことにやりきれない思いと疑問を感じた。殺しの背後に何かがあると睨んだ黒木警視正は事件の実地検証を試みるが、親子のいがみ合いはエスカレートし立花と草鹿の怒りは頂点に達する。
Gメン75 第327話 マイホーム 親と子の殺し合い事件 当時の話題・感想
- 社会問題になった当時の荒れる中学生や家庭内暴力
- 芥川龍之介「藪の中」を語る黒木警視正
- 互いに殺しの罪をなすりつけ罵倒し合う家族
- 自分が森村家の家族ならどうする?
荒れる中学生や家庭内暴力が社会問題化しはじめた80年代初頭の世相をえぐる傑作。
立花警部(若林豪)や草鹿刑事(鹿賀丈史)らの疑問ややりきれなさは、同じように視聴者にも疑問ややりきれなさを引きずりつつ、第1ロール、CM、第2ロール、CM・・・と最後まで見入ってしまう。
Gメンは会食シーンを必要以上に描かないが今回はすんなり見れてしまう飲み会シーンも必然か。おそらくGメン75に興味がない人が見始めても最後まで見ちゃう作品だと思う。
気になる?悲劇のヒロイン・森村ゆみ(牧口昌代)
Gメン75 334話「茶碗にテープを貼る変な泥棒」にも出演する牧口昌代さん。知る人ぞ知る当時コアなファンがいたアイドルでもあった方。詳しくはこちら「こんな大人になるハズじゃなかった・・・」
Gメン75 第327話 マイホーム 親と子の殺し合い事件 当時の記事
※草鹿刑事が帰宅途中遭遇した父子は家に強盗がいるから助けてくれと懇願する。その家に行った草鹿は強盗らしき男の撲殺死体を発見する!
’81香港の女カラテシリーズ「特報」バージョン(B)は芥川隆行ナレーションつき
Gメン75 第327話「マイホーム 親と子の殺し合い事件」の後に流れた「’81香港の女カラテシリーズ」(B)の特報は前週の(A)と異なり「芥川隆行氏」のナレーション付きだった。
Gメン75 319話・320話「香港カラテ対北京原人」と同じ時期に別班で撮影したと当時思っていたが、香港ロケーション・ロケ手帳によると日にちをあけて再度渡航して撮った作品だということがわかった。
(A)も(B)も「特報」文字や「シリーズ名」の表記はなくタイトルのみ。