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検証作品
 軽井沢夫人 MADAM.KARUIZAWA 

2002.8.26(月)21:00〜22:54  月曜ミステリー劇場 夏の特選サスペンス
「Gメン75」シリーズの新作スペシャル第二弾 「東京・北海道トリック殺人事件」 に次ぐ黒木警察庁長官シリーズ後日談?
★Gメンシリーズ及び外伝として加えるには確証に乏しいが黒木警察庁長官
の役名、黒いソフトに黒スーツ姿、組織(警察庁)の設定を考えると、元Gメンの
黒木の登場編と思えなくもない。今後の続編で関連付けられるまで検証作品と
して末尾に記録しておきたい。

 
仮題(シナリオより) 「軽井沢夫人−扉の影に誰かいる?私は殺される!!−」
       
 警察庁長官・黒木哲也/最後の捜査線

(脚本)横田与志(撮影)松村文雄、佐多賀 剛(監督)佐藤純彌
(プロデューサー)
近藤照男、斉藤勢津子
(照明)本田純一、堀 直之、林 大樹、速川英明
(録音)
川田保、間篠秀明、中村健太郎
(記録)山下千鶴
(VE)飯田 敦
(CA)安藤広敏
(編集)河原弘志
(VTR編集)星名隆志、田中祥子
(効果)
原田千昭
(整音・選曲)
山本逸美、得居正昭
(装飾)
大晃商会 高桑道明、柴田礼美
(美粧)
入江美粧 入江正幸、太田美智子
(衣装)
東京衣装 小松沙和
(助監督)真砂野 浩、本間利幸、躰中洋蔵
(製作進行)佐藤 潤、岡 源太
(製作担当)鈴木勝政 
(プロデューサー補)
多賀さつき
(番組宣伝)反町浩之<TBS>
(スチール)渡辺富雄<TBS>、加藤光男
(擬斗)山岡淳二<JAC>
(題字)吉川勝子
(テーマ曲)「REBEL」(ブライアン・アダムス)
(劇伴)義野裕明
(衣装協力)GarciaMarquez、レリアン、潟Eールン商会、サンフェルメール、潟Aモイインター、
       ミズワン
(美術協力)コルトサービス東京、マスダ、KEIAI、ヤマト紋章株式会社
(技術協力)
映広
(撮影協力)株式会社シラス自工、ザンビア共和国大使館、日本赤十字社
オレンジ色の上記スタッフ、法人名はキイハンターなど従来からの担当

(出演)中山 仁、秋山 純、梅津 栄、清水善三、加門 良、正希 光、
    寺田千穂/芸優、稲川泰子事務所、ジャパンアクションクラブ
    
(制作)近藤照男プロダクション、TBS

− 概 要 −

☆主な登場人物     
京極泰江(坂口良子)
---------------------
鳥居宏介(原田大二郎)
榊原綾子(熊谷真実)
柴田竜夫(力也)
沢村和代(片桐はいり)
---------------------
黒木警察庁長官(丹波哲郎)

*尚シナリオ上では、京本正樹氏が登場人物・冷徹な黒服の男「高石一也」として名を連ねていたが、本編ではカット。
前3作品での「結城 肇警部補」とも別人という設定であった。

  

 

☆検証

「Gメン75スペシャル 東京・北海道トリック殺人事件」が放映された翌年、再び警察庁長官・
黒木が登場する2時間ワイドが制作された。
作品の設定は、『キイハンター』
No.19死者からの電話」、No.104足のある幽霊部隊」、
No.242ジャンボ旅客機爆破事件」を基に考案されたと思われる。
尚、この設定の変形が、『キイハンター』
No.44殺人急行007号」、『Gメン75』No.5純金の死体
のシーンで見受けられる。

シナリオ、本編とも”黒木警察庁長官”=”元Gメン”とは記されていないが、本編にはない
シナリオのラストシーン(シーン106)でこう結ばれている。
”N 「日本全国の警察署、必死の捜査にもかかわらず、犯人が特定できない難事件は、少なく
ない。潜入捜査官たちは、頭脳を絞り、自らの危険も顧みず、そして、誰にも身分をあかすことも
なく、今日も、日本のどこかで、捜査にあたっている」(終)”


以下はGメン75ノベルズ1巻(ペップ出版刊)収録・「エアポート捜査線」末尾より抜粋
”「この特別潜入捜査班は、いわば”警察の中の警察”だ。同僚にも一切口外出来ない」”

両作品の記述を見比べてみると、「軽井沢夫人」で登場する黒木たちの設定は、Gメンの設定に
酷似している。また、黒木ボスを登場させるあたり、新たなGメンを模索していたとも考えられる。
(過去の事例:「五つの顔の変装刑事 右京警部補ファイルE」→「変装の達人!!警部・鬼沢平吉
のファイルE」→「Gメン75スペシャル」2部作)
好評なら続編も制作される予定があった本作品。2004年8月時点では実現には至っておらず
これ以上の検証ができないのは残念である。


☆ストーリー

緑に囲まれた別荘地・軽井沢。とある別荘に住む気品ある女性・京極泰江。そこへ軽井沢北
署の佐々木刑事、副島刑事がやってきた。泰江の夫・卓也が渓谷で事故死したという。
現場検証の結果、卓也の遺体は発見されなかった。
一年後、泰江の別荘に謎の女が現われた。卓也とはシアトルで過ごした過去があるという。
一方、ある部屋では謎の男女が泰江の過去を洗っていた。アフリカのザンビアでの慈善事業、
多額の寄付金の出所。ボスらしき男は泰江の夫・卓也になりすまそうと計画する。




 

                                                               
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