Gメン75 114話は、長崎ロケ第一弾(平戸編)!速水涼子刑事(森マリア)が外勤巡査時代に逮捕した男(森大河)の昔の女(紀比呂子)が幼児誘拐と殺人?!Gメンは女の行方を追って長崎へ飛ぶ
第114話 極秘捜査 赤ちゃん誘拐! | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
仮題 |
(1)極秘捜査・赤ちゃん誘拐 (2)極秘捜査、赤ちゃん誘拐!(シナリオ#114) |
|||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 77.07.23 | |||||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾)、西島大 | |||||||||
撮影 | 吉田重業 | |||||||||
監督 | 鷹森立一 | |||||||||
役名(台本) |
本田美代 本田トヨ 杉本鉄次 山岸輝子 秋山神父 大滝啓三(※ノベルズ:32歳) 大滝佳子(※ノベルズ:30歳) 大滝めぐみ 久保田刑事(※ノベルズ:井崎刑事) 刑事A 刑事B 主婦 近所のお婆さん ボーイ パトロールの警官 同僚の婦人警官 |
|||||||||
出演 | 黒木 | 立花 | 草野 | 山田 | 中屋 | 涼子 | - | - | - | - |
主演 | 速水涼子刑事・立花警部補 | |||||||||
ゲスト |
紀比呂子 高田敏江 森塚敏 八木昌子 平田守 吉岡ひとみ 森大河(二人の事件簿、新・二人の事件簿 暁に駆ける/篠原潤) 河合絃司 亀山達也 山浦栄 八百原寿子 山本緑 阿保由貴子 星野麻三子 |
|||||||||
タイアップ |
東亜国内航空 ニュー平戸海上ホテル(アクセス) |
|||||||||
類似作品 | - | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 | 長崎ロケ第一弾(大村市<長崎空港>・平戸市<平戸城、オランダ塀、平戸ザビエル記念教会「アクセス」>) | |||||||||
備考 |
使用劇伴:蜉蝣アレンジ 収録:ノベルズ2巻「Gメン75 PartII」 |
Gメン75 第114話 極秘捜査 赤ちゃん誘拐! あらすじ(ストーリー)
速水涼子刑事は立花警部補らGメンとともに長崎の平戸に来た。東京でチンピラ・杉本鉄次の女・輝子を刺殺、乳児を誘拐して姿を消した事件の容疑者・本田美代を追っていた。
涼子らは美代が故郷の平戸に住む母親に会いにくると睨み、長崎県警と合同で母親のもとを張りこんでいた。
事件は東京で起きた乳児誘拐事件に遡る。
速水涼子刑事が知る大滝啓三、佳子夫妻の子ども・めぐみが何者かに連れ去られ、犯人は身代金1千万円を要求してきた。脅迫電話の長崎なまりから杉本鉄次が捜査線上に浮かび逮捕したが、監禁現場では杉本の女・輝子が刺殺死体となって発見された。
誘拐されたはずの子供がいないことから産みの母親・本田美代の容疑が濃厚となる。誘拐された子供・めぐみは養子縁組された子どもで本当の母親は本田美代だった。
Gメン75 第114話 極秘捜査 赤ちゃん誘拐! 解説・見どころ
- 長崎ロケ編の第一部(西洋と日本の文化が融合したエキゾチックな平戸でロケ)
- 「バーディー大作戦」以来!ボスのパンチ炸裂!
- カトリック信者である母と娘の数奇な運命
- 立花警部補と神父、神と生命の言葉
一縷の望みをかけて男を更正させようと美代は子供を男に合わせたが男はやはり屑だった。美代の暮らしはさらに荒み、子供の幸せを願って養子縁組させるも男に知られてしまい乳児誘拐事件へと発展する。
美代の母親の祈りと、母親と美代がたどった数奇な運命が交錯するクライマックスが悲しい。屑には黒木ボスの鉄拳がよく似合う。信者の秘密を守ろうとする神父と立花警部補の言葉ひとつひとつが心に迫ってくる力作である。
ノベルズ2巻で堪能できるが、DVD、一挙見ブルーレイには収録されてない点が誠に残念。
日本国内でありながら異国情緒たっぷりの長崎県で大がかりなロケを敢行した今回の「Gメン75」。前・後編ではなく独立したエピソードで二作とも異なった描写が楽しめる。
関東、東北より遠方の国内ロケは、1976年7月放送の沖縄編三部作以来。エキゾチックな長崎を舞台に奏でられる”蜉蝣(かげろう)”アレンジの劇伴もドラマをより一層盛り上げている。
Gメン75 第114話 極秘捜査 赤ちゃん誘拐! 当時の記事
※乳児誘拐と殺しの嫌疑をかけられた女は故郷の長崎へ向かう筈。Gメンと長崎県警は神父に協力を得ようとするが・・・
人気番組「Gメン75」が長崎でロケ。五月二十一日から新レギュラーになった森マリア(速水刑事)が大活躍。で、赤ちゃん誘拐事件を解決する。旧レギュラーの倉田保昭(草野刑事)も森に大協力する新旧コンビの捜査ぶりがみもの。長崎地方では51%をこえる視聴率。そのためかロケ地の平戸では地元ファンに記念撮影やサインを求められるなどの大歓迎ぶり。長崎出身の若林豪(立花警部補)も十年ぶりの帰郷で大ハッスルしていた。7月23日 土曜夜9:00 TBS系/抜粋・出典:週刊TVガイド
※雑誌掲載のシナリオ(Gメン75 117話「日本降伏32年目の殺人」/週刊テレビ番組)に使われていたスチール写真だが、記憶違いでなければ、114話「極秘捜査 赤ちゃん誘拐!」の週刊TVガイド誌の記事はこちらのスチール写真が使われていたと思う。
立花警部補(若林豪)平戸ロケで久しぶりの長崎帰省?!
※切抜き元の雑誌名は不明だが、若林豪氏の特集記事より抜粋。Gメン75 114話、117話の長崎ロケが久しぶりの帰省だったと記されていた。放送当時はテレビ誌、芸能雑誌をくまなく見ていたが正規の形で残してあるものがホントに少ない。後悔しきりだが当時の空気の再現にはなるかと思います。
このほかにも当時の「朝日新聞夕刊」では天主堂で礼拝するクリスチャンのみなさんは俳優ではなく地元のみなさんによる出演だったことが記されてあった。(記事紛失)