Gメン75 108話は、栄転を前にした検事(早川保)が抱く秘密?!外人ブローカー殺しの容疑者(長谷川弘)が死体で発見された真相は立花警部補(若林豪)にも関係があった!
第108話 ヌードモデル殺人事件 | ||||||||||
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仮題 | ヌードモデル殺人事件(シナリオ#108) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 77.06.11 | |||||||||
脚本 | 池田雄一 | |||||||||
撮影 | 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞) | |||||||||
監督 | 瀬川昌治 | |||||||||
役名(台本) |
吉田検事(※ノベルズ:吉野検事) 秋山郁子(17歳) 北川修(35歳)(※本編:39歳) 石戸 吉田良子 秋山仙吉 朱美 スチュワデスの女 たばこ屋店主 判事 |
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出演 | 黒木 | 立花 | 草野 | 山田 | 中屋 | 涼子 | - | - | - | - |
主演 | 立花警部補 | |||||||||
ゲスト |
江夏夕子 早川保 北川美佳 長谷川弘 辻しげる 平田守 河合絃司 名倉美里 城恵美 亀山達也 高橋蔀 和田瑞穂 阿保由貴子 藤田博美 市川悦子 木村修 山浦栄 城春樹 畑中猛重 三宮一夫 |
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タイアップ | - | |||||||||
類似作品 | - | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 | - | |||||||||
備考 | 収録:Gメン75 PartII(ノベルズ2巻/ペップ出版刊) |
Gメン75 第108話 ヌードモデル殺人事件 あらすじ(ストーリー)
白昼、外人ブローカーが殺され所轄署の捜査により、前科五犯の北川修が捜査線上に浮かび上がった。だが北川は数日後、他殺死体で発見される。
事件は迷宮入りが懸念されたため捜査はGメンに委ねられた。北川殺しの現場検証で立花警部補は吉田検事と出会う。彼は立花の学生時代の旧友で仕事上でも関わりがあった。
事件現場で吉田はなぜか表情に陰りがあった。その時現場に入ろうとして警察官につまみ出された女がいたが、女はその場を立ち去る吉田の後を尾行した。
不審に思った速水涼子刑事は草野刑事とともに尋問しようとしたが、もみ合ってるうちに落とした女の持ち物から包丁が飛び出した。
Gメン75 第108話 ヌードモデル殺人事件 解説・見どころ
- 黒木警視のナレーション
- 速水涼子刑事と立花警部補のぶつかりあい
- 立花警部補と黒木警視のぶつかりあい
- 殺しの真相に隠れていた恐るべき「真実」
前回107話「俺のスーパーカーの葬式」より警視庁は仮庁舎で登場。
今回もDVD化してほしかった作品の一つ。包丁を持っていた女は死刑囚の娘。無実を叫ぶ父親のアリバイを主張しても肉親の証言は聞き入れられず獄死。その後、次々と出てくる事実に立花警部補はとまどいを隠せなくなる。
最後の最後で明かされる恐るべき「真相」。これは立花警部補のみならず誰が担当しても陥ってしまうような「真実」が隠されていた。
黒木警視のナレーションの重みと字幕による幕引きが圧巻。途中CMが入ろうが入るまいがチャンネルを変えたくなくなる展開、仕掛けがうまいのが土曜夜9時のシリーズ。
今のドラマのように、CMとドラマの境目を曖昧にしたり、いつチャンネル変えられてもいいようにCMを小刻みに挟み込んで見せてしまえっていう進行に、ドラマ制作側は特に打つ手なしと感じる現状とは雲泥の差。
108話は、今も当時も、見初めて気づいたら最後まで見入ってしまってたという1977年度の傑作のひとつ。
Gメン75 第108話 ヌードモデル殺人事件 当時の記事
※殺しの現場に立ち入ってつまみ出された女の持ち物から包丁が飛び出してきた!