No.15 北極へ向かって 大追跡!<前編> 北海道アクションシリーズ (脚本)高久進(撮影)吉田重業(監督)竹本弘一 (出演)峰岸隆之介、土井かつえ、名和宏、八名信夫ほか シナリオ#16、17 ☆真夏の北海道大雪山山系で大掛かりなロケを展開した痛快アクション巨編! クレジットされなかったが、協力は、全日空、北海道ホテル大雪。 (番組内でしっかり宣伝され、タイアップは間違いなし。) 作品の中心人物である元GIのジョーとその恋人キャサリンを演じた俳優女優名 がクレジットされていないが、これは記録漏れと思われる。 バーディーでは初の北海道ロケ。 線路に縛り付けられ、迫る蒸気機関車の恐怖にさらされる三平ちゃん! (アイフルNo.14「真夏に死人はスキーする!」では同じ北海道大雪山ロケ。 追出刑事が同じ目にあっている。) 裕二の背後でのダイナマイト炸裂!雪渓での転落シーンなど元祖アクションドラマ ならではの痛快さ!テンポの良い展開は絶品である。 行内刑事役の小林稔侍氏、伊吹裕二役の谷隼人氏の大自然をバックにした ダイナミックな体当たりアクションも見逃せない。 リアリティさよりもエンタテイメントに徹したスタンスには脱帽である。 また、ベトナム戦争末期の脱走米兵と反戦運動家を絡めるストーリー展開は 史実をフィクションに取り入れる近藤照男氏制作ドラマならではの味付けである。 そして反戦運動家の末路やそれに関わる男女の心の移り変わりなどの描写は、 Gメン75のNo.118「黒人兵カービン銃乱射事件」、No.249「コペンハーゲン 女子留学生殺人事件」の原型とも言える。 スリリングな展開の高久進氏、パノラミックなカメラワークの吉田重業氏、 アクションの竹本弘一氏がそれぞれの特異分野を結集して制作! 街の探偵たちが活躍するシリーズとは思えない雄大なスケールの作品である。 −あらすじ− ベトナム戦争末期、戦争に反対する脱走米兵が後を絶たなかった。 そんな米兵を大雪山ルートでカナダへ逃亡させる組織があった。反戦運動家による 大掛かりなルートである。 ある日、アメリカのバージニア州から一人の女性・キャサリンが来日。 北海道で行方不明になった恋人・ジョーを探しているという。2年前、彼も大雪山ルート で逃亡しようとしたらしく、北海道から投函した手紙を最後に消息不明。 裕二らは反戦運動家のアジトを当たるが、メンバーに以前のような志はなかった。 一方、桜田は真相を知っていると見られる運動家を拉致し、北海道へ連れて行くよう 典介らに命じる。彼の証言を元にジョーの足取りを追う! |
|