72新春特別企画(71)(73) 
    No.196 1972紅の翼 
       大空を行く 
  
                (脚本)池田雄一(撮影)下村和夫(監督)山内柏
                (出演)江夏夕子、山本耕一、外山高士、河合絃司、松下麻美子、
                     松沢勇、山下則夫ほか

                
(飛行協力)日本フライングサービスKK 松本飛行訓練所
                
(登場レギュラー)黒木、啓子、吹雪、島、ユミ
             
(主役)島、吹雪


 ☆1972年元旦放送の大スペクタル!今では考えられないレギュラー番組の元旦放送。
 その後の元旦放送はGメン75「77元旦デカ部屋ぶっ飛ぶ!」のみ。
 キイハンターでは珍しく<特報>予告が出た作品。
 撮影用も含めセスナ3機を駆使したスカイアクション!トヨタ自動車の関連会社・日本
 フライングサービスの全面協力を得て冬の信州上空、佐渡ヶ島、日本海上空に
 繰り広げられる緊迫したストーリー!立体的なアクションが画面狭しと展開する。
 この作品のプロットは、リアリティある内容にお色直しされ、後のGメン75No.172、173
 
「大空のギャング」「大空からの脱出」<←Gメンへ>で再登場する。
 島ちゃんの役を速水刑事が熱演。舞台も日本海上空から太平洋上空へと変更される。

 今回は特別企画ということで、サブタイトルの出方も通常とは異なり下から起きあがって
 くるようなタイプ。サブタイトルBGMも変更。
 そしてラストのEDテーマも野際陽子さんの「非情のライセンス」ではなく、OPテーマの
 変形アレンジ。スペシャル・ムードいっぱいなのである!
 71年12月末で「ザ・ガードマン」がポルトガル編で終了し、「キイハンター」も打ち切りが
 噂されたがパワフルなこの一作で、そんな噂をぶっ飛ばしてしまった。
 尚、劇中のアクロバット飛行シーンはNo.242「
ジャンボ旅客機爆破事件」でも流用。
 
−あらすじ− 
 松本飛行訓練所で飛行訓練に励む島。そんな時、東京の黒木から緊急指令が入った。
 某国のスパイ・ジュラール三上が持ちこんだ細菌兵器で、ある患者が死に直面していた。
 血清がある日本海の孤島へ吹雪と島を向わせようというのだ。
 タイムリミットは5時間!患者と医師を乗せたセスナは大空へ飛び立つ。
 ユミと啓子は患者と医師を連れて松本飛行場へ行くが、すでに機上にいると説明を受け
 愕然とする。なんと先に飛び立ったセスナに乗っている医師は真っ赤なニセ者。
 正体は国際警察に追われているジュラール三上だった!
 しかも同乗した患者は拉致された看護婦。正体がばれたジュラールは上空で島たちの
 セスナをハイジャック!国外逃亡を計ろうとする。
 迫るタイムリミット。吹雪は島に全てを託して血清のある島へスカイダイビングを試みる!
 
     



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