アイフル大作戦

 アイフルとは何か?アイフルとは・・・・
 すごい美人または目を見張るほどイカす奴のこと!


----------------------------------------------------------------------------------------------

 国際スパイポリスアクション「キイハンター」の終了後、華麗でコミカルなアクションドラマがスタートした。
 悪を負う組織の設定は、国際警察から探偵学校に移り、警視庁と絡んで身近な事件を追う異色の作品
 となった。
 探偵という設定上、扱う事件に制約はあったが、舞台は日本全国果てはハワイにまで広がるというダイナ
 ミックさ。
 「キイハンター」のコミカルな部分を強調した作風で、肩の凝らないアクションは土曜の夜にふさわしい、
 1週間の憂さをぶっ飛ばす清涼剤のような役割をはたした。
 当時、各種学校や専門学校が流行り出した時代背景を捉え番組設定に反映させた点は、近藤照男プロ
 デューサーならではのセンスだった。

 また、この作品では丹波哲郎は主役を張らず、脇役に徹し、主役である小川真由美を引き立てる芸の深さ
 を見せてくれた。そして部下の追出刑事(藤木悠)との軽妙なやりとりは毎回視聴者を笑いの渦に巻き込んで
 行った。
 そんなコミカルアクション・ドラマであるが、時としてハードボイルドに、シリアスに・・と展開する作品もあり、
 後の「Gメン75」へと繋がる要素もあった。
 No.35「東京−沖縄 華やかな大追跡」などは沖縄問題を絡めた「Gメン75」沖縄シリーズの原点とも言える
 内容で興味深かった。再放送の際に各作品を細かく紹介してみたいと思う。

 「キイハンター」からの制作上の変更点は、サブタイトルの後に<脚本><監督>名がクレジットされたこと。
 <構成>として深作欣二、佐藤純弥両監督の名が加わったことである。
 EDは、「キイハンター」同様、本編からのカットや、リハーサル時点での別カットからのピックアップにスタッフ
 、キャスト名を被せるという手法が取られた。この手法は「バーディ大作戦」まで継承される。


----------------------------------------------------------------------------------------------
 (脚本)小山内美江子、池田雄一、高久進、佐藤肇、近藤正、佐藤純弥、池田悦子
 (監督)佐藤純弥、山内柏、竹本弘一、小西通雄、佐藤肇、村山新治、深作欣二、鷹森立一、山口和彦
 (プロデューサー)近藤照男、小野耕人、原弘男(TBS)
 (音楽)菊池俊輔
=主題歌<VIVA!アイフル>作詞:佐藤純弥 作曲:菊池俊輔 唄:小川真由美コロムビアSAS−1679
 (制作)東映、TBS


 [企画書抜粋]←文字をクリックすると企画書の紹介
 []出演・  ←★をクリックするとレギュラー紹介へ
 <アイフル探偵学校><探偵社・アイフル>
 校長・岸 涼子(小川真由美
 講師・伊吹裕二(
谷 隼人
 生徒・丘 大介(
西田 健
 生徒・原田三平(
川口 厚
 生徒・井口マリ(
松岡きっこ

 <謎の探偵/元警視庁刑事>
 南条京太郎(杉浦直樹

 <警視庁>
 桜田正三郎警部(丹波哲郎
 追出大五郎刑事(
藤木 悠


          

                                       ☆戻る

                                       ☆TOPへ戻る