No.34  接吻で  
          
 始まった出来事 
               (脚本)小山内美江子(撮影)下村和夫(監督)鷹森立一
               (出演)岡田裕介、松原光二、幸田宗丸、きくち英一、河合弦司、伊藤慶子、
                    高野隆志、泉福之助、フランツ・グルーバー、ロルフ・ジェーサー

 ☆今回は『キイハンター』No.200「
SOS接吻泥棒」 と同一プロットの作品。啓子さんの役を
 校長・涼子こと小川真由美さんが熱演。今回の舞台は静岡県の熱海。
 シナリオはキイハンター同様、小山内美江子氏が担当。私も好きな作品の一つである。
 タイアップは熱海ニューフジヤホテル。
 クーデターが絡んだ非情な国際事件を背景に、校長・涼子と青年との淡い想いを切なく
 ハード・ボイルドタッチに描いた傑作。
 『キイハンター』から受け継がれる劇伴が哀しい人間ドラマを盛り上げてゆく。
 この曲は”追想”の流れを組むもので、土曜夜9時のシリーズのファンには心地よいメロ
 ディだと思う。展開の一部は『Gメン75』No.288「
唇を奪われた女刑事」にも引き継がれて
 いく。

−あらすじ−
 警視庁の追出刑事は来日したザブル外交官のボディガードの任務についていた。
 その時、外交官は何者かの狙撃を受けた。追出は直ちにスナイパーを追跡する。
 外交官を狙ったのはケンという青年。逃走中に出逢った涼子に助けを求め難を逃れる。
 涼子は事態を飲み込めていなかった。ケンはそのまま姿を消してしまった。
 ザブル外交官は一命を取り留めていた。防弾チョッキを着ていたのだ。涼子は某国の
 依頼で外交官警護の仕事を請け負っていた。全ては大使館に向かう途中の出来事。
 某国では半年前にクーデターが起きていた。ザブルは反体制側グループに狙われて
 いるらしい。
 大使館で涼子はまたしても追出刑事と鉢合わせ。追出は日本と某国との外交関係を
 守るために暗殺者から外交官をガードする任務を負っている。
 そんなとき外交官一行は熱海に向かう。涼子と追出も現地へ急行。しかしまたしても
 ザブルはスナイパーに狙われる!ケンの犯行だった。ケンにはザブルを暗殺する理由
 があった。それを知った涼子は・・・・。
 
 



      え?!校長が殺し屋に誘拐された?! 

                   

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