No.6 キャーッ! 空から死体と札束が (脚本)高久進、佐藤肇(撮影)浅井宏彦(監督)佐藤肇 (出演)稲垣光穂子、藤木孝、和崎俊哉、三谷昇、加藤和夫、小野川交三郎ほか ☆今回の「アイフル」は同時に複数の事件に巻き込まれた裕二らの活躍をスリリングなタッチで 描く。後の「Gメン75」No.300「盗まれた女たち」に通じるものがある緊迫した密室サスペンス。 Gメンでは銀行が密室となっていたが、アイフルでは喫茶店であった。 追出刑事も桜田警部の援助を受けるわけでもなく、奔走する。 複数の事件が同時進行するというスリル満点の展開が新鮮で、目が離せない。 また、人質となった男の一人が、占拠した犯人側につく・・という設定。 Gメンファンなら思わず顔がほころぶことでしょう。 No.222「大暴走!バスジャック」223「バスジャック対四人の狙撃者(スナイパー)」の1シーン の原点ともいえるシーンがある。 「空から・・」というタイトルが何を意味しているのか、判りにくいがヘリコプターやセスナが 登場するシーンは一切無し。 内容には関係無いが、店内のメニューに<ドライカレー350円>という表記があった。 28年も前のこと。今ではカレーのチェーン店あたりでしか出せない価格である。 時代の流れを感じさせてくれます。 −あらすじ− 某銀行の警備を受け持った涼子ら。依頼主と協議中、銀行の金を狙う二人組のギャングも 行動を開始。 警備訓練にはげむ裕二らと摩り替わり、まんまと現金を強奪。マリを人質に逃走を計った! 裕二らに追われた二人組ギャングは、仲間一人を射殺し喫茶店に立てこもる。 店内には真一という子供を誘拐された母親が、犯人に渡す身代金の到着を待ちわびていた。 ギャングに占拠された店に、脅迫電話がかかってきた。 そして店内の人質客だったチンピラがギャング側につき、裕二らは窮地に陥る。 人質となった母親は誘拐犯の指示に従えなくなり、裕二もギャングの発砲した弾丸で負傷 する・・・。 |
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