No.2 男性飼育必敗法
              (脚本)池田雄一(撮影)瀬尾脩(監督)山内柏
              (出演)小林千登勢、財津一郎、ピーター、楠トシエ、横山あきお、
                   大泉滉、久里千春、山崎唯ほか


 ☆アイフル大作戦・アドベンチャーカリキュラムの第2回。
 金銭に強い執着心を持つ校長・岸涼子と、何とか楽をして上手く稼ごうと目論む講師兼助手の
 伊吹裕二との抜き差しならぬ攻防戦をコミカルに描く。
 初期のアイフルシリーズは「キイハンター」のナンセンスタッチの作品を継承した感が強い。
 フィルムのコマ落としによる人物の動き等、見せる笑いを狙ったカットが多かった。
 さて、今回はストーリーよりもレギュラー陣のキャラクターを視聴者にアピールするのが狙い
 では?と思わせる展開であった。事件らしい事件は起きないのが異色。
 桜田警部は非番で登場シーンなし。涼子は、甲賀流の忍者一族の末裔であることや、南条京太郎
 は表向き謎の探偵であるが、事務所は持たず、ラーメン屋<珍々亭>の2階に居候している
 私生活などが次々と照会されて行く。
 南条はGメン75の草鹿刑事の原点か?と思わせる設定が興味深い。
 (Gメン75No.325「
帰って来たラーメン屋刑事」)
 また「非情のライセンス」(東映)OPテーマの出だしに使われる楽器(名がわかりませぬ+_+);
 によるBGMは、Gメン75No.151「
覗き魔は猫背の男」で小池朝雄さんが登場する時に使用された
 BGMである。

−あらすじ−
 裕二は極秘調査の依頼を受けた。校長抜きで調査を請け負えば、がっぽり儲かると踏んだ裕二は
 闘志を燃やす。依頼主は女流作家の吉岡あや子。
 夫の浮気の証拠を掴み、それを楯に離婚したいのだという。
 しかし調査依頼を涼子に嗅ぎつけられ、裕二の思惑は泡と消える・・・。
 大介とマリは、涼子の指揮の下、夫・吉岡純平を尾行する。
 マリはぶつかった拍子に小型無線機を夫に仕掛けようと試みるが、失敗。
 尾行に失敗したことを知った涼子は、怒り狂い自ら調査に首を突っ込んで行く。
 調査に失敗したら調査料分の費用を依頼主に損害金として支払い、成功したら高額の調査料が
 支払われるという契約だ。
 純平は、美人局の容疑で追出刑事にもマークされていた。
 純平は、やはりミチルという女と浮気をしていた。その現場にミチルの夫が乗りこみ、手切れ金
 1000万円を要求し脅してきた。
 その現場は裕二が既にキャッチし、涼子よりも早く依頼主へ成果報告してしまったから、
 さぁ大変!




 このままじゃ、私、
     
本当に人殺しをしてしまいそう!!



                                          ☆戻る

                                          ☆TOPへ戻る