Gメン75制作エピソード −「週間TVガイド」誌番組解説欄より要約あるいは引用− ☆本放送当時、「週間TVガイド」誌などに作品のあらすじが掲載されていたのは、皆さんご存知かと思います。 作品によっては、あらすじのみならず撮影秘話や面白いエピソードが添えられていたものもありました。 本放送をご覧になられた方には、その時の雰囲気を懐かしんでいただき、ご覧になられたことがない方には 当時の空気を少しでも感じていただけたら・・と思います。 てもとにある資料に基づき、紹介して行きます。末期の方が掲載枠も大きいため順に遡って行く予定です。 全話揃っていませんので、あらかじめお断わりしておきます。(_ _) |
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↑ Gメンよりラーメン!・・・ で遅刻する。 |
No.325 帰って来た ラーメン屋刑事 (脚本)高久進(撮影)浅井宏彦(監督)瀬川昌治 (出演)柴田p彦、福崎和宏、早崎文司、谷本小代子、岡田美佐子ほか ★御大自らの激励に鹿賀丈史ホロリ(週刊TVガイド誌より) 久しくGメンから遠ざかっていた鹿賀丈史が、スタジオに帰ってきた。過密スケジュールに 追われてややほっそりしたという鹿賀を御大・丹波哲郎が激励にやってきた。 「細めになって、何か精かんな感じになったナ。Gメンでもっと活躍してくれよ」と、出番でも ないのに、わざわざ現れた丹波の励ましに「鹿賀さんの目が、心なしかうるんでみえた」とは スタッフの証言。 右/九州地方の新聞記事 左/週刊TVガイド誌記事 TVガイド誌掲載番宣写真 ========================================================================== No.307「新・Gメンの罠はヌード金髪死体」で登場、No.312「口紅連続殺事件」を最後に何処か へ姿を消していた草鹿刑事が帰って来た復帰作。 本編の中及びTV誌などの記事でも”草鹿刑事”欠場経緯については触れられていなかった。 いきなり下宿先のラーメン屋でラーメンを作るシーンから再登場となる草鹿刑事。(オチが あるためここで詳細を語ることは差し控えさせていただきます。) 草鹿刑事があたかも最初からいたような展開が気になりますね^^; マリコあたりのセリフで「あらー久しぶりね!草鹿刑事」・・・のようなモノを期待していたの だが・・・。 おそらくシナリオ上では何らかの理由が記されていたのであろうが、本編の展開上カットされ たことも十分考えられる。 ところで、草鹿刑事の設定は『アイフル大作戦』の南条京太郎(杉浦直樹さん)と良く似てい る。南条もラーメン屋の2階に間借りする私立探偵という設定だった。 (No.2「男性飼育失敗法」) 尚、今回は初期のNo.4「殺し屋刑事」と同一プロットだが、冒頭に草鹿のキャラクターを生か したコミカルなシーンも挿入されており『キイハンター』の雰囲気を思い起こさせるような構成 が懐かしかった。テンポも良く痛快な劇伴とともにドラマは進行するが、ラストの草鹿の姿に 人間の生と死を考えさせられたものだった。 本放送時には草鹿のナレーションで「・・・(略)・・約束を果たした。だが、おばさんはもう帰っ ては来ない」というラストセリフがあったが、愛知の地上波再放送ではなぜかセリフがなかっ た。(CSファミリー劇場でも同様)この点を末尾に記しておきたい。 −あらすじ− |