Gメン75制作エピソード −「週間TVガイド」誌番組解説欄より要約あるいは引用− ☆本放送当時、「週間TVガイド」誌などに作品のあらすじが掲載されていたのは、皆さんご存知かと思います。 作品によっては、あらすじのみならず撮影秘話や面白いエピソードが添えられていたものもありました。 本放送をご覧になられた方には、その時の雰囲気を懐かしんでいただき、ご覧になられたことがない方には 当時の空気を少しでも感じていただけたら・・と思います。 てもとにある資料に基づき、紹介して行きます。末期の方が掲載枠も大きいため順に遡って行く予定です。 全話揃っていませんので、あらかじめお断わりしておきます。(_ _) |
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★ ★↑ 俺は家へ帰って飯を食う(黒木) |
No.354 吾輩は 人喰い猫である (脚本)高久進(撮影)吉田重業(監督)山口和彦、深作欣二 (出演)沢井桃子、出光元、小鹿番、三角八郎、小池栄、三重街恒二、 団巌、マリス バートレットほか ★”ネコのタタリ”!!(週刊TVガイド誌より) 最終回のスペシャルゲストは何と猫。 折しも春先とあって、ネコ君も夜な夜な忙しい季節だが、今回は夜間ロケが多くスタッフ たちも夜行性に変身。 ところが江波杏子さんが参加するたびに、ロケが雨で流される。 度重なる事態に「猫のタタリじゃ」の声が。江波さん本人も「何か猫にウラミをかったの かしら」と不安そう。 中日新聞 週刊TVガイド 当時の「週刊TVガイド」誌・ストーリー解説記事からの抜粋である。 公式的にはこの作品が「Gメン75」の最終回であり、近藤照男氏東映在籍最後の作品 でもあった。 「キイハンター」第1回などでも担当された深作欣二監督が山口和彦監督とともに メガホンをとる。 結末のまとめ方は「キイハンター」No.171「お化け怪獣大戦争」を彷彿とさせるものが あった。登場する人物の役名も、<猫田><犬飼><亀山>・・と動物にちなんだもの が多く、Gメンにしては遊び心いっぱいの部分が異色であった。 捜査上の意見交換の場で逆ギレした津村警部補がとった行動は・・・。 その他にもGメンでは珍しい笑いの要素が多い作品であった。 準備稿シナリオでのタイトルは、「人喰い猫」。 −あらすじ− |