No.171 お化け怪獣 大戦争 (脚本)高久進、佐藤肇(撮影)瀬尾脩(監督)佐藤肇 (出演)玉川良一、天本英世、団 巌、国 景子、比良元 高、 佐川二郎、五野上 力ほか (人形)スタジオ・ノーヴア<工作:松村茂宏、吉村福子> (登場レギュラー)啓子、吹雪、ユミ、風間 (主役)ユミ ☆数あるキイハンター・エピソードの中で最も遊びに徹したスリラー・コメディー編。 類似作品にNo.195「ミイラの殺人忘年会」がある。 スパイアクションでも刑事ドラマでもなく、ユミちゃんファン必見?のメルヘン・タッチに 徹した夏祭りを思わせるようなアクセル全開の娯楽大作。 うちはこんなことまで出来るぞ・・という制作サイドの声が聞こえてきそうな作品。 さまざまな映画のジャンルに憧れ技を磨きたいスタッフにとっては、最高の職場環境 だったに相違ない。 玉川良一さん扮するコソ泥とユミちゃんの迷コンビは今回も笑いを誘う。 特撮もふんだんに使われ、異色中の異色作として脳裏に刻み込まれるように展開 する。。(^^;) さて、実はこの作品のオチ。それは何と「Gメン75」No.354「吾輩は人喰い猫である」 にも継承されていたのである。両作品とも出だしから何かヘン・・と思わせながらドラマ はつき進んで行く。 −あらすじ− ユミをはじめ吹雪たちキイハンターは、富士急ハイランドにいた。 その遊園地で暴れているフランケンシュタインを発見し逮捕。死刑台に送り込んだ。 絞首刑にされたフランケンの霊を慰める為、墓地へやって来たユミは脱獄囚の <コソ泥>と呼ばれる男に出会う。 コソ泥はフランケンが宝物を何処かに隠していると睨んで動き回っていたのだ。 その時、不気味に広がる霧の中で、黒マントをまとった骸骨が墓を掘り起こし、フラン ケンの死体を運び去った。 ユミとコソ泥は骸骨を追ってとある洋館へ。館に忍び込んだ二人はそこでファスト博士 による不気味な作業を見てしまう。なんとそれは、死体から霊魂を取りだし、人形に 宿すというものだった。彼らに気づかれたユミたちに危機が迫る・・・。 |
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