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メン75制作エピソード  
     −「週間TVガイド」「週刊平凡」誌番組解説欄より要約あるいは引用



 ☆本放送当時、「週間TVガイド」誌などに作品のあらすじが掲載されていたのは、皆さんご存知かと思います。
 作品によっては、あらすじのみならず撮影秘話や面白いエピソードが添えられていたものもありました。
 本放送をご覧になられた方には、その時の雰囲気を懐かしんでいただき、ご覧になられたことがない方には
 当時の空気を少しでも感じていただけたら・・と思います。
 てもとにある資料に基づき、紹介して行きます。末期の方が掲載枠も大きいため順に遡って行く予定です。
 全話揃っていませんので、あらかじめお断わりしておきます。(_ _)


  
 
・・
 
 「シンガポール・コネクションの
  壊滅作戦はだな・・・」
  ボスとプールで捜査会議?

  
  
  








 
 
        
シンガポールロケ・ハードボイルドシリーズ
  
 No.307 新・Gメンの罠はヌード金髪死体 
    No.308 新・Gメンの罠はヌード金髪死体 PART2
             (脚本)高久進(撮影)吉田重業(監督)小松範任
             (出演)津嘉山正種、吉田真弓、内田勝正、ジャック・マンガン、フレッド・クラーク、
                  フランク・デイビス、ナイジェル・リード、Eリチャード、レイチェル・ハガディ、
                  トニー・マトブほか
             (協力)ホテル アポロ シンガポール、ホテル アポロ セントサ、
                  コンパスクラブツアー日新航空ほか

  
 当時の新生Gメン75はどの雑誌、新聞記事も新番組なみの扱いだった。
 準新番組として、TBS広報誌も大々的な宣伝を展開していた。(左:週間明星/右:中日新聞)

 

 ザ・ベストワン6月号、新メンバー加入でパワーアップ。(資料提供:
暗闇坂亭ももんがさま

  ザ・ベストワン誌掲載の番宣写真。
 撮影場所はシンガポールのセントサ島にあるホテルアポロシンガポール。(今もあるかな?)
  

 ★@装いも新たに「Gメン75」−週刊TVガイド誌より−
 四月といえば、テレビ番組も司会者の交代など”人事異動”がさかんだが、刑事もの
 「Gメン75」も4月25日放送分から出演者の大幅な入れかえを行なう。
 「今回の異動は、メンバーチェンジにより、
ドラマの展開に広がりができ、視聴者に新鮮な
 
魅力を感じてもらおう」(TBS番組宣伝部)というねらい。
 残留は丹波哲郎、若林豪、千葉裕の三人だけで、川津祐介、伊吹剛、宮内洋、
 中島はるみは姿を消す。
 代わって4月25日放送のシンガポールロケから登場するメンバーは−
 拳銃は下手だが行動的でバイタリティーあふれる鹿賀丈史、SP出身で拳銃のうまい
 江波杏子、外事課出身で忍耐強い范文雀、シンガポール潜入捜査官で日本へ研修に
 やってくるセーラの四人。
 女刑事がぐっとふえ、華やかになりそう。ナレーターの芥川隆行調でいえば、「新生”Gメン
 75”の活躍はいかに・・・」ということになる。

 

 
写真右:週間TVガイド誌のカラー特集。完全版の紹介協力/睡蓮75さま
 若林豪さんのサイン入りというのが家宝モノ!

 
★A新Gメン 南国へバカンス!−週刊TVガイド誌より−
 「Gメン」の面々がシンガポールへ。今回から江波、范、セーラの女性トリオと鹿賀が
 新加入。まずはチームワークづくりの合宿といった感じ。
 全員シンガポールは初めて。気温30度の炎天下 7日間で2話分撮影というスケジュール
 だったがロケは実にスムーズ。
 たまにはプールで泳いだりショッピングしたり結構楽しんだ様子。「コンガリ日焼けもして
 きました」とセーラ。
 ■プールの中でも大はしゃぎ(セントサ島アポロホテルで)
・・・左記画像(欄外)参照
 ■輪タクに揺られ市内観光
 ■若林の先導でチャイナタウン見物
 ■センチュリーパークでスイカをパクつくセーラと若林
 ■ブーゲンビリアが良く似合う(セントサ島で)−セーラ−
 
 ★B−週刊平凡81.4.30号誌より−
 今回の新メンバー加入について、樋口祐三プロデューサー(註:TBS)はこう語る。
 「これから夏場を迎えるので、いっそうGメンが
はなやかに、カラフルになることを期待して
 いるんです。」
 女性が増えたことで
事件の素材やテーマに新機軸を打ち出す方針のようだ。
 ・・・<中略>・・・
 ひきつづき登場している黒木警視正役の丹波哲郎は「個性のあるメンバーがそろい、
 バラエティーに富んだ作品が作れそう。アクションが売りものだけに、骨折するくらいの
 覚悟で取り組んでほしい」という。
 ・・・<以下略>・・・

  
 
左は、FC会報制作時の原版。右の写真は当時のFC会員・Oさまから提供いただいた資料。
 左の出所は「週間明星」、右は中日スポーツか中日新聞。


 
★C夏を先取り!「Gメン75」のシンガポールロケ−TBS広報誌「ラブリー」より−
 
新メンバーが加わって『Gメン75』(土・後9・00)はますます好評だ。連日30度を越すシンガ
 ポールにロケしたメンバーは夏を先取りして帰国したが、ラングーン海水浴場で見せたセー
 ラ(B83・W57・H84)の水着姿はハッとしてグッドで、丹波ボスも目を細めっぱなしだった。

 
★Dハッとしてグーな女Gメン3人の登場だ−週刊TVガイド誌「ラブリーチャンネル」より−
 今晩からは鹿賀丈史、江波杏子、范文雀、セーラの新メンバー4人が登場する。
 6年にわたる『Gメン75』の歴史のなかでも、女Gメンが3人も登場するのは、これが初めて。
 夏むきに女3人、華やかに画面を彩るなんて・・・ケッコウ!
 お話は、国際都市シンガポールで潜入中の女性捜査官が全裸で青い海に浮んだことから
 パリのICPO本部の草鹿刑事(鹿賀)がとんだが、待ちうけていたのは宝石密輸組織の
 殺し屋3人と謎の女(江波、范)だった・・・。ラストは悪らつな罠が待つアジト急襲。
 Gメンのシンガポール・ロケは初めて。女Gメン3人は水遊びや名所見物を楽しんでいたが
 、ひとり鹿賀だけは出番がベラボーに多く、くたくたになるほど酷使され、「男の新入りは
 いつもこうなの!?」

 
 当時のFC会員・Oさまのご提供資料より
 TBS広報誌「ラブリー」だったと思います。違ってましたらご教示願います^^;


 
★Eポリスアクショングラフ−ザ・ベストワン誌カラー特集より−
 黒木警視正(丹波哲郎)のもと、新メンバー4人を迎えたGメンは、より華やかによりハード
 に国際犯罪を撃つ!
 セーラ、范文雀、江波杏子と、いっきに女性陣が3人にふえ、新Gメンはカラフルなムードが
 いっぱい!インターポール捜査官できたえた草鹿刑事(鹿賀丈史)は新メンバーで唯一の
 男性Gメン。カーリーヘアがトレードマークで、考えるまえに突っ走っているような行動派の
 若手刑事だ。捜査の最前線に立って活躍する田口刑事(千葉裕)と、草鹿刑事のコンビネ
 −ションは、Gメンを引っぱっていくニュー・パワーになりそうだ。夏に向かって、ふたりの
 アクションに注目!

  

 ↑当時のザ・ベストワン誌・カラー(撮影:蓮野日出男氏)特集記事より 右は朝日新聞中部版より


 
 
スタッフ間にも悩みはあったようで・・・(以下某週刊誌キリヌキ抜粋-雑誌名不明-)

 
TBSの人気番組「Gメン75」に異変が起こっている。「Gメン75」はスタート以来6年間、
 20パーセント前後の視聴率をマークしてきた名門番組だ。
 丹波哲郎主演で、一貫してハードボイルド路線をとり続けてきたが、5月から大幅に
 内容を変更。レギュラー出演者7人のうち、丹波と若林豪、千葉裕は残留するものの
 、川津祐介、伊吹剛、宮内洋、中島はるみが降ろされるのだ。
 
 「毎年春に行う人事異動ですよ」と番組宣伝部側は平静を装う。
 しかし、この人事異動で新たに加わるレギュラーのほとんどが女性陣。
 「これでは、ハードボイルドというより以前の東京12CH『プレイガール』と同じですよ」
 という陰口が飛ぶ有様だ。

 その新加入の女性陣は、江波杏子、范文雀、セーラの3人。紅一点が売り物だった
 番組だけに、これはかなりの路線変更だ。それだけに出演者ばかりか、制作スタッフ
 たちの動揺も大きいようだ。

 ・・・・中略・・・・
 
 Gメンにも解決できない悩みがあるようで・・・。

 

 左/九州地方の新聞記事掲載写真、 右/ザ・ベストワン誌掲載の番宣写真
 左:アラブ人街で陽子をマークする草鹿、田口
 右:シンガポール川付近の草鹿、マリコ
 

 
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番組がスタートして6年、「Gメン75」の歴史の中で女性Gメンが3人も一気に増員された
 のは初めてのこと。「キイハンター」から「バーディー大作戦」まで遡っても2人が最高で
 あった。

 同時に長年親しまれてきたテーマ曲「Gメン75のテーマ」など菊池俊輔氏のサウンドも
 姿を消し、新たにピエールポルト氏、308話からは義野裕明氏の音楽も加わり、準新番組
 としての再スタートをきることとなった。
 当時、近藤照男プロデューサーは「Gメン75」をリニューアルしたいという希望が強かった
 そうである。前週の「サヨナラGメンの若き獅子たち!」の原題は「サヨナラGメン75」で

 あったし、常に変化を求めた過去の経緯から考えると、おそらく新番組としての
 再スタートを切りたかったと思われる。

 だが、No.1「
エアポート捜査線」を元にしたストーリーや関屋警部補の再来とも思えるような
 一面を見せる草鹿刑事のキャラクター、「バーディー大作戦」以前のシリーズを思わせる
 ライトな会話・・・、など随所に原点回帰とも言える部分が感じられた。
 新しい作曲家による劇伴も、編曲は完成度の高かった菊池俊輔氏のサウンドをどこか
 引きずっており、従来からのイメージを損なわずに新しさを模索しようとしたスタッフの想い
 を感じることが出来た。

 打ち出した新機軸の数々であったが、従来からのファンはとまどいを感じつつも新展開を
 見守る結果となった。途中、草鹿刑事の一時降板もあり、その穴を埋めるかのように
 シリーズ物の連打でフォローしたものの、失速。
 結局全24話でさらにメンバーチェンジを余儀なくされることとなった。
 以後、Gメン75は初期からの都会的なハードボイルド路線から少しずつ離れて行くこと
 になる。

 新風を吹き込んだ人選とはいえ、内外に衝撃を与え結果となった。
 当時、ピエールポルト氏の鮮烈な音楽に酔いしれた自分だったが、今振り返ってみると
 やはりGメンとしての世界観が崩れてゆく引き金になったことは否めないと思う。

 ≪Gメン----警視庁サイドキャリア警視----警察庁/警視庁≫

 この構成は最後まで貫いていただきたかったものである。

 『キイハンター』が5年間ほぼ同じメンバーで番組を展開したことは、俳優確保の上でも
 かなりの努力があったと判断できる。しかし、レギュラーが全員揃うことは最終回まで
 ほとんどないという事態を招き、画面に寂しささえ漂うこともあった。
 長寿番組の悩みはどの作品でもある。

 Gメンは数々のレギュラーを「入れ替え」という名目で登場させこの苦難を乗り切ってきた。
 どちらの手法にせよ、番組を長く続けてゆくには様々な問題も継承されてゆくことには
 変わりはない。

  
 

 
この画像はリアルタイム時のもの。前編終了後、DVD−BOX収録の菊池俊輔先生作曲の
 劇伴にかぶせた予告編は放送されず、こちらの静止画像が流されたのみだった。
 バックは旧マーライオン公園。今は高速道路が画面右左に走り、マーライオンも別の場所に移設されている。


 
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