Gメン75 制作エピソード −今回は「週刊TVガイド」誌より引用− ☆本放送当時、「週間TVガイド」誌などに作品のあらすじが掲載されていたのは、皆さんご存知かと思います。 作品によっては、あらすじのみならず撮影秘話や面白いエピソードが添えられていたものもありました。 本放送をご覧になられた方には、その時の雰囲気を懐かしんでいただき、ご覧になられたことがない方には 当時の空気を少しでも感じていただけたら・・と思います。 てもとにある資料に基づき、紹介して行きます。末期の方が掲載枠も大きいため順に遡って行く予定です。 全話揃っていませんので、あらかじめお断わりしておきます。(_ _) |
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↑ 追跡と逃亡!函館 大捜査網 |
北海道ロケシリーズ No.185 津軽海峡を渡る片足の男 <前編> (脚本)高久進(撮影)下村和夫(監督)山口和彦 (出演)千葉裕、朝加真由美、織本順吉、速水亮、河合絃司ほか (協力)湯の川観光ホテル、東亜国内航空 中国地方の新聞記事 ★イカに釣られて函館遠征−週刊TVガイド(78年12月15日号) −資料提供:関屋二郎さま− ・上野発の夜行列車 降りた時からァ〜 と流行ったのはもう一年前になるが、「Gメン75」 も冬景色求めて、今週と来週は北海道ロケシリーズ。 いつもは国内ロケには腰が重い丹波御大も今回はスタッフから”函館は食い物がウマイ” と吹き込まれ、ならば”好物のイカを食わせろ”で決定。 おかげでイカそうめん、イカ刺を三日連続で食べまくり、ついでに来春製作予定の自主 映画第2弾「不思議な村の物語」の話になるともうゴキゲン。 「オレのライフワークはGメンの親分と自主映画」と意気軒昂。ただしケンコーすぎて晴天 つづき。「ウームこれはくもってほしいナ」。 ★函館ロケを楽しむ丹波と朝加−週刊TVガイド(78年12月15日号) −資料提供:関屋二郎さま− ・函館ロケに参加した朝加真由美。強行スケジュールに音を上げている倉田保昭、伊吹剛 らをよそにニコニコ。実は彼女の実家は函館から車で三十分ほどの七重浜。 久しぶりに生家に帰り、函館山、外人墓地、トラピスト修道院などのガイドを買って出た。 一方、イカが大好物の丹波哲郎は、名物のイカそうめんに舌鼓を打ち、景色など目に 入らないといった様子。 ======================================================================== ★北海道へ3度目のロケを敢行した前・後編。 今回の舞台は初冬の函館と夕張周辺。久々の黒木ボス主演作品である。前編は回想シー ンなどが中心。殺人の時効を目前にした緊迫した捜査が展開される。 ゲストの千葉裕さんはNo.102「思春期病棟」、No.135「死んだ人からの緊急電話」、 No.149「結婚式の夜の出来事」に次いで4度目のゲスト出演。千葉裕さんご本人にお尋ね した際、今回の時点で既にGメンレギュラー入りは決まっていたとのことであった。 <参照:オフ会回顧録> 尚、78年〜は同じ東映の刑事ドラマ『特捜最前線』(テレビ朝日)と『Gメン75』が互いに意識 し合っているかのような企画が目白押しだった。 特捜が夏に函館ロケを敢行し、セスナを使ったアクションシーンを披露すれば、ほぼ同時期 にGメンは新島を舞台にしたセスナ、エアロスバル機などを駆使したスカイアクションシリーズ を企画。そして今回の北海道・函館ロケ。 79年は4月にGメンが草野刑事VS香港コネクションの「Gメン対香港カラテ軍団」、特捜は 桜井刑事VSニューヨーク・コネクションの「帰って来たスキャンダル刑事!」。 両番組とも東映が総力を挙げて製作した人気番組。良い意味で切磋琢磨し合っていること が感じられた興味深い時期でもあった。 <つづく> |