メン75 制作エピソード  
        −今回は「週刊テレビ番組」誌より要約引用 

 ☆本放送当時、「週間TVガイド」誌などに作品のあらすじが掲載されていたのは、皆さんご存知かと思います。
 作品によっては、あらすじのみならず撮影秘話や面白いエピソードが添えられていたものもありました。
 本放送をご覧になられた方には、その時の雰囲気を懐かしんでいただき、ご覧になられたことがない方には
 当時の空気を少しでも感じていただけたら・・と思います。
 てもとにある資料に基づき、紹介して行きます。末期の方が掲載枠も大きいため順に遡って行く予定です。
 全話揃っていませんので、あらかじめお断わりしておきます。(_ _)



  
 

 巨漢・チャイとの死闘!
 
         78香港−マカオ・ロケシリーズ
 No.175 香港カラテGメン 
 No.176 香港カラテGメンPART2 
          (脚本)高久進(撮影)下村和夫(監督)山内柏

 ★大モテ
 −週刊テレビ番組(78・10月6日号)より− >>
資料提供:関屋二郎さま
 「Gメン75」(TBS後9:00)の香港ロケへ行った森マリアらメンバーたち、地元の人たち
 に大歓迎されて目を白黒。
 というのは、去年(*注:77年)の香港ロケでは、倉田保昭だけが一人大モテ。
 どうも釈然としない森マリア、ホテルでテレビを見ていて、やっと理由がわかった。
 「香港で放送している『Gメン』は一年遅れているのよ。だから去年の時は、私たちが
 新メンバーだとは気づかなかった」というわけ。

 ★香港空手の応酬で迫力満点!!
 −週刊TVガイド(78・10月)より−

 香港、マカオへ三度目のロケを行なった。
 今回のロケの見どころは倉田保昭と香港で人気のアクション・スター揚斯(ヤン・シー)の
 格闘シーン。揚斯は、身長175センチ、体重100キロの巨漢。
 彼と倉田との竜虎相うつ壮烈な格闘ぶりは迫力満点!
 この揚斯は9月30日に来日し「8時だヨ!全員集合」に倉田といっしょにゲスト出演する。

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★今回から格闘アクションを前面に押し出した香港ロケ編となる。
 前後編とも倉田保昭氏と香港アクションスターらとの壮烈なカラテアクションが堪能できる。
 特に後編の揚斯氏との死闘は必見。
 冴え渡る一撃の連打!連打!!必殺の地獄拳がうなりをあげて草野刑事に襲いかかる
 シーンは圧巻。BGM<KUN−FU FIGHTER>(*ミュージックファイルVOL1の12に
 収録)が数々の名場面を盛り上げて行くのである。
 アクションのみならずテーマの水準にも気合が入っている。
 第二次世界大戦中の中国と日本との史実を盛り込み国際色豊かに展開。
 
 本放送当時、日本テレビ系で「姿三四郎」(主演:勝野洋氏)が同時間帯にスタート。
 前編では中屋刑事のセリフ<俺はカラテはやらん、柔道だ!姿三四郎よりも強い!>
 というお遊びまであった。
 その強い中屋刑事だが、後編では最大のピンチを迎える事になる。
 敵の手に落ち、ヘリコプターから宙吊りにされるわけだが・・・。
 多くを語るよりはまず再放送で!

 こんな見所いっぱいのシリーズであるが、前2回の香港シリーズと異なり字幕スーパー方式
 でなくなったのが残念。今回以降、「香港カラテVS赤い手裏剣の女」までの香港シリーズ
 は全て日本語吹き替えとなる。(Gメン82も同様)
 そしてこの前後編が草野刑事辞職編「
Gメン対香港カラテ軍団」への伏線となっている
 ことも付け加えておきたい。
 

 

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