プロフェッショナル・キイハンター、次の赤いシグナルは・・・
沖縄シリーズ−海外ロケ(アメリカ占領下の沖縄)編−
No.27 殺しの招待旅行 <前編>
No.28 太陽に帰った殺し屋 <後編>(68年10月5日、12日放映)
脚本・池田雄一 撮影・下村和夫 監督・村山新治
出演者・黒木、啓子、風間、島、ユミ / 村岡特別室長 / 薫
主役・全員(No.28は全員+薫)
ゲスト・川口浩(*注)、野添ひとみ、フランツグルーバー、新垣梨江子、
松岡きっこ、高英男、嘉手納清美、今井健二、大泉滉、大村文武、
高須賀不至子ほか11名
−あらすじ−制作エピソード
<前編>
東南アジアに巣食う国際テロ組織の一員・宮城が足を洗うため組織を裏切った。
国際警察・村岡特別室長の指令を受けた黒木らは宮城を泳がせ、組織の全貌を掴むべく足取り
を追って宮城と同じ旅客機でアメリカ占領下の沖縄(琉球)へ飛ぶ。
その旅客機には裏切り者に制裁を加えようとする組織の殺し屋も同乗していた。
ユミはスチュワーデスとしてすでに機内に潜入。姿を変えた宮城は誰か?そして組織の殺し屋
は誰か?乗客に化けた黒木や風間らも密かに機内の動向を探る。
途中、大阪に立ち寄った旅客機には続々と新たな乗客が搭乗。一路、那覇へ向って離陸を
開始した。その機内でついに殺し屋の正体が割れたが、宮城を探そうと機体をハイジャックする。
黒木たちは高度8000メートルの上空で絶体絶命の危機にさらされる・・・!
<後編>
沖縄に到着した宮城は那覇空港で再び殺し屋に狙われ、黒木たちの眼前で恋人の朋子を誘拐
されてしまう。
組織の銃撃を受けた啓子は負傷。宮城を取り逃がしてしまい、組織に関する手がかりの全てを
失ってしまった。キイハンターは全員のメンが割れ、捜査困難な状況に陥る。
負傷した啓子は薫探偵局の松原薫に捜査協力を依頼すべく沖縄から東京へ向った。
一方、沖縄にもアジトを持つテロ組織は執拗に宮城を追う。
そんな時、宮城と同じ顔を持つ男が現れた。琉球大学の山本助教授だった。彼は近々ニューヨ
ークへ向うという。宮城は山本助教授のパスポートと査証、アメリカの大学からの招聘状を狙って
いた。山本になりすまし、組織から逃れようとする計画だった。
捜査を展開するユミと島は組織の手に落ち、黒木らは琉球カラテの洗礼を受ける羽目に・・・。