プロフェッショナル・キイハンター、次の赤いシグナルは・・・



No.52 
追って追われて
        危機一発
        
 69年3月29日放映)
 
 

 脚本・山浦弘靖、高久進  撮影・村上俊郎
 監督・鷹森立一    
 出演者・啓子、島、ユミ、風間  
 主役・島、ユミ
 ゲスト・川辺久造、田島和子、木村泰三、
     穂積隆信、土山登志幸、関千恵子ほか

  


















 

 ☆島とユミがチンピラの口に乗って犯行の手伝い
 をしたことから起こる騒動。
 チンピラ男女、スパイ入り乱れてのスリリングな
 攻防戦。モーターボートを駆使した洋上アクション
 も必見!謎の老婆が絡んで事件は意外な方向
 に展開する。
 No.180「
レッツゴー!真夜中の王様 死の行進
 Gメン75No.189「
危機一髪!お年玉爆弾カメラ
 を思わせるような作品。

 
−あらすじ−
 国際的な細菌学者の宮田博士はコッカス菌を
 使うガン細胞の破戒を研究していた。
 その研究の途中、菌を狙ってスパイの関根が
 研究所を襲撃。菌が入ったアタッシュケースを
 持って宮田は逃走する。
 山中をさ迷っていた宮田は箱根にドライブに
 来ていた島とユミに出会う。
 アタッシュケースの中味がコッカス菌とは知らない
 島とユミ。
 大事そうに持っているアタッシュケースの中味
 が現金ではないかと疑ったホテルの従業員・
 次郎とリカ。
 彼らは島とユミを騙して、アタッシュケースを
 奪う事に成功。中身が危険な菌と知った島たち
 は、責任を感じ追跡を開始。
 そして、東京の啓子と風間に応援を依頼する。
 奪われたアタッシュケースは次郎の手から
 転々と人手に渡る・・・。


 


No.53 
皆殺しの標的 
       
 69年4月5日放映)
 
 

 脚本・池田雄一、清水啓司  撮影・下村和夫 
 監督・村山新治    
 出演者・黒木、啓子、島、ユミ、風間  
 主役・風間
 ゲスト・田村奈巳、田口 計、宇佐美淳也、
     中原弘二、ロバート・ダンハム ほか  

 

  近代映画(近代映画社)
 1969年10月号臨時増刊号より

 
 ★カラー編以上の迫力!?捨て身の大アクション!









 ☆千葉真一ファン必見の捨て身の空中アクション
 が堪能できる一作。番組改編期を意識した特別
 企画の雰囲気がいっぱい。
 伊豆の大島を舞台にヘリコプターを駆使したトリ
 ックなしの大アクションが見もの。
 ヘリの機材協力は東京エアーラインズ。(クレジッ
 トなし)今回は啓子さんをはじめ、島ちゃん、ユミ
 ちゃんも拳銃を所持し応戦する。
 一方、捨て身のアクションが何かと話題になって
 いた風間洋介役の千葉真一氏がこの作品を撮影
 中、事故で負傷されたとのことが週間TVガイド誌
 に記載されていた。
 −以下、記事の一部を引用−
 
 
・・3月21日のこと、「皆殺しの標的」を撮影中
 に、千葉は高いところから吊るしたロープを
 使い、地面に降りるシーンで、ついロープの
 傾斜が急だったためスピードが増し、彼の
 身体は足から地面に叩きつけられ、左足関節
 を骨折。全治1ヵ月の重症で東京駿河台の
 病院に入院した・・・・

 
 シナリオの予定よりさらに盛り上げようとする
 芸熱心のあまりの事故だったようである。
 以下、近代映画誌(近代映画社刊)の記事も参
 考に抜粋しておきます。

 
●キイハンター・皆殺しの標的
 アクションとスリルが売りものの「キイハンター」。
 その支柱が好漢・風間洋介の活躍ぶりだ。
 悪を憎み正義のためには生命をも惜しまぬ熱血
 漢だが、どこか素っとぼけた愛敬の持ち主。
 私生活での千葉真一の素顔にピッタリ一致する。
 体操で鍛えた運動神経が、ほかの俳優では真似
 のできない危険な演技をも可能にする。
 スタッフの心配をよそに、昨日も今日もスリルを
 追って千葉真一は画面狭しと暴れまわる・・・。

 
−あらすじ−
 戦後20年、逃走中のナチ残党・ハンスが南米か
 ら来日した。彼をマークする黒木らキイハンター。
 ハンスは空港から小野寺章太郎邸に向かった。
 彼は第二次世界大戦中、日本軍に所属していた
 男だった。
 ハンスは日本に隠された2000万ドルの金塊を
 もとに組織再建を企んでいる。
 ハンスは小野寺の口を割らせて金塊の在り処
 を聞き出そうと執拗に迫る。
 小野寺救出の為、風間らが行動を開始した。
 小野寺は主治医の宮本に金塊の場所は大島に
 あると告げる。風間らも後を追って大島へ・・・。



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