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Gメン75スペシャル
 東京・北海道トリック殺人事件

2001.4.16(月)21:00〜22:54  月曜ミステリー劇場 
「Gメン75」シリーズの新作スペシャル第二弾。白銀の北海道・洞爺湖畔を舞台に平成Gメンが大活躍!!帰って来た7人の
秘密警察官!!


 
仮題 @「Gメン75スペシャルII 東京−北海道トリック殺人計画」
仮題 A「Gメン75スペシャルII 東京−北海道トリック殺人事件」
               
仮題 B「Gメン75スペシャルII 東京−北海道トリック殺人事件・吹雪の洞爺湖舞台に宙づりされた人質の救出LLLL
                   作戦開始GメンVS暗殺集団」
<日本経済新聞番組欄より>          


(脚本)佐藤純彌(撮影)中川健一、佐多賀 剛(監督)佐藤純彌
(プロデューサー)
近藤照男、斉藤勢津子
(照明)才木 勝、三田村 拓、森下信也、飯村浩史
(録音)井家眞紀夫、廣川英治、今福武志
(記録)今井文子
(VE)飯田 敦
(CA)堀口昌幸
(編集)河原弘司
(VTR編集)石川高史、四元宣成
(効果)
原田千昭
(整音編曲)
山本逸美、得居正昭
(装飾)
大晃商会 高桑道明、柴田礼美
(美粧)
入江美粧 入江荘二、入江正幸
(衣装)
東京衣装 山田夏子
(助監督)寺山彰夫、真砂野 浩、躰中洋蔵
(製作主任)林みのる、守田健二、柳沢英智
(製作担当)鈴木勝政 
(プロデューサー補)
多賀さつき
(番組宣伝)反町浩之<TBS>
(スチール)渡辺富雄<TBS>、
高岩 震
(特効)ライズ
(擬斗)山岡淳二<JAC>
(テーマ曲)Gメン75のテーマ
(作・編曲)菊池俊輔
(主題歌)面影
      作詞 
佐藤純彌  作曲 菊池俊輔  唄 水森かおり
      <徳間ジャパンコミュニケーションズ>
(劇伴編曲)義野裕明
(衣装協力)Pantelleria、フーフォレー、アブロード、LA ONDA、GT HAWKINS、
       SCOOP MAN、ローレライ、RIO CIEF SO、トリコッティ・トリコッタ
(美術協力)COMPAQ、Vertex Standard株式会社ハーテックス・スタンダード、
       ツインバード工業株式会社
(技術協力)
映広
(撮影協力)ヒルトン東京ベイ、東京ドームホテル、HITACHI、MAZDA北海道マツダ販売梶A
       潟}ツダレンタカー、ザ・ウィンザー・ホテル洞爺

オレンジ色の上記スタッフ、法人名はキイハンターなど従来からの担当

(出演)竜雷太<カルロス寺島>、平淑恵<八代信子>、岡本健一<八代剛>、
    CLEMENT LAMOTTE、VALERIY PRIBYFOF、小野花雅里<アニタ>、
    横山一敏、GERALDO RIBEIRO<ロドリゲス>、ANDRES MORONI、
    RAYMOND MORENO、加門良、添田園子、石田哲也、鈴木信明、
    菊池隆志、佐藤賢一、ジャパンアクションクラブ、芸優
    
(制作)近藤照男プロダクション、TBS

− 概 要 −

☆レギュラー     
警察庁
黒木警察庁長官(丹波哲郎)
警察庁・特別捜査室
鬼沢平吉警部(小林稔侍)
・・・「キャップ」
結城肇警部補(京本政樹)
碓井猛刑事(今井雅之)
・・・「新人」
小森四郎刑事(春田純一)
・・・「小森ちゃん」
白川達也刑事(赤坂晃)
・・・「達也、坊や」←キイハンターの名残
高木圭子刑事(斎藤陽子)
・・・「圭子ちゃん」←キイハンターの名残





☆感想
「キイハンター」や「HOTEL」の香りが散りばめられた作品だったが、まずまずの面白さ。
「Gメン75」のテイストに一歩一歩近づいているようであった。
丹波哲郎氏のナレーションも落ちついた雰囲気が出ていて良い。
それに何と言っても菊池俊輔氏作曲の当時の音源は涙モノである。なつかしい!!
当時の「Gメン75」の想い出が込み上げてくる。この配慮はオールドファンの私には嬉しかった。
黒木長官のナレーションで終わるラスト、表情のアップでSTOP・・という昔のテクニックの
再現、ラーメン屋での回想シーンは「コルト自動拳銃1911A1」(Gメン75No.6)!
スペイン語に字幕スーパー、外国人ゲスト、そして回想シーンでの<地下取調室>。
なつかしい素材がいっぱいで、思わず顔がほころんでしまった。(^^)

中途半端なオープニングや変装シーン、トランプ投げは、「Gメン」として見ると、どうしても
馴染めないが、前回より劇画タッチが押さえられていた点は評価したいと思う。
しかしクライマックスの変装や大乱闘は荒唐無稽すぎて馴染めなかった。選曲も中途半端。
もう少しリアルに盛り上げてほしいところであった。

カラテで迫るテロリストは、倉田保昭氏が加入した「バーディ」を彷彿させるものがあった。
またインターポールと言わず<国際警察>と呼ばせるあたりは「キイハンター」を意識
しているのでは・・と思えて仕方なかった。
「Gメン」+過去の作品の総集編として見るべきだろうか・・?
しかし拳銃を上に構えて走るGメンの姿は、石原プロのアクションドラマ風で、Gメンのイメージ
ではないような気がする。
女性Gメンも昔のような強かさを醸し出してほしい・・と感じたのは私だけだろうか?
銃撃戦ももう少し控えめにし、痛恨の一弾・・という射撃の重みを再現してほしかった。

アイキャッチ、CM、そして本編へ入る都度、「GMEN75」と打ちこまれる文字。
白地に黒という配色や画面の右下、上、左に配置される落ちつきのなさが気になったが、
これは「キイハンター」モノクロ編の名残。これもなつかしかった。
できることなら昔のように文字は白、配置は画面の右下で固定してほしかった。
そしてやはりGメンビルが出てこなかったのは残念である。

ストーリーは来日中?の南米某国政府高官をイメージさせるようで史実をフィクションに取り込む
当時の「Gメン75」ならではの味付けの再現である。これは良かった。
登場人物の表情に迫るようにカメラを回して行く撮り方は、昔の「Gメン」を良く研究している
と感じられた。
はずみで人が死んでしまう悲劇の描き方は、「女子学生誘拐殺人事件」などにも見られたが
従来の「Gメン75」のように視聴者に迫ってくるほどのパワーは感じられなかった。
やはりフィルム撮影でないのが要因であろうか?

碓井刑事が自分の過去を話すシーン、17年前インターポールに派遣され幕を閉じたGメン82。
過去の出来事をさりげなく踏まえたセリフは新しいファン、昔のファンの心に少なからず響いた
ことと思う。
三度平成「Gメン」が制作されるならば、今度は立花警部や小田切警視など懐かしい顔ぶれ
でお願いしたいものであるが、往年の魅力を現代に再現するには多くの障害を乗り越える必要
があろう。


☆ストーリー

黒木警察庁長官の旧友である南米ペリビア共和国・大統領顧問のカルロス寺島が来日した。
カルロスは17年前、黒木とともに国際警察で麻薬組織を追ったことがあった。

当時、元FBI研修生だった男たちとの死闘を終えた黒木は、Gメンのメンバーと共にパリの
国際警察本部へ派遣されていた。
<Gメン82最終回>
来日の目的は、祖父と父の遺骨を故郷の北海道へ埋葬すること。
ところが、本国でクーデターが発生し、大統領勢力の失墜を狙う反政府側はカルロスの命
までも狙い始めた。
黒木は彼の身辺を警護すべく、新生Gメン・警察庁特別捜査室の鬼沢室長らに護衛を命じる。
一方、カルロス暗殺に失敗した駐日大使・ロドリゲスの手下であるテロリストも動き始めた。
そして、カルロスに近づくもう一人の男がいた・・・。


軽井沢夫人 >>


 

                                                               
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