No.2 ギャー!
        大列車ギャング出現! 


              (脚本)西島大(撮影)下村和夫(監督)瀬川昌治
              (出演)小野みゆき、藤堂新二、西田健、中田譲治、水野あや、ジョングリフィンほか


 >>当時の番宣記事

 ★
プロットはキイハンターNo.2「非情の唇」と同様と思われる。
 今回から水上涼子はTBCニュースキャスターを辞職。フリーキャスターとなり、スーパーポリス
 の一員としても活躍することになる。
 ニューヨークの風景シーンは、「Gメン75」の「唇を奪われた女刑事」と同じカットが使用されて
 いた。
 初期の「スーパーポリス」は、「キイハンター」や「アイフル」「バーディ」の懐古的な要素が強く
 荒唐無稽なドラマ展開や設定、お笑いシーンが目立った。
 ハードボイルドな「Gメン75」に慣れ親しんだ視聴者にとっては、違和感ばかりが先立ち、
 残念ではあるが、拍手を贈ることすらなくなっていたように思われる。
 過去のシリーズの雰囲気は随所に感じられるが、笑いの中にも骨太なテーマや最後まで見た
 くなるような計算されつくしたドラマ展開は再現されていなかった。
 深夜の列車アクション、富士山麓でのカーアクション、変装シーンに小野みゆきさんのカラテ
 シーンなど・・、痛快さは往年の流れを彷彿とさせるものがあり興味深かった。
 そして今回の丹波哲郎氏。久々にアイフル、バーディの桜田ボス風で楽しめた。
 一癖あるカメラマン役に西田健氏。独特なキャラクターが活かし切れてない演出は残念で
 ならない。また、”身近なところに潜む現実の恐怖”で視聴者を唸らせた往年の西島大脚本の
 面白さを引出すこともなく、ファンとしては懐かしさ半分、無念さ半分・・といったところが
 正直な感想であろうか・・・。

−あらすじ−
 Super Police!the next episord・・・・
 ニューヨークを拠点に売出中のロック歌手・五十嵐。彼の極秘帰国をスクープしようと張りきる
 涼子。五十嵐は国際的なミュージシャンだが、実は5年前、米軍の貨物列車から三億円
 の金塊を強奪したギャングの一味でもあった。
 犯行時、手引きをしたMPを殺害。その娘・ケイトは復讐を誓い五十嵐の命を狙っていた。
 空港で取材をしていた涼子は、謎のカメラマン・松尾に声をかけられ誘われて彼のマンション
 へ行くが・・・・。


  
 ただし、殺されるのは
        私の身代わりだけど・・・・
 


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