No.40 ミイラ 連続殺人事件 (脚本)小山内美江子(撮影)村上俊郎(監督)佐藤肇 (出演)三条泰子、楠田薫、睦五郎、蜷川幸雄、森下哲夫、河合絃司ほか ☆莫大な遺産を持った老婆にその弟、甥、姪が絡んで凄まじい人間の欲と野望が交錯する 推理タッチの洋館サスペンス。佐藤肇監督お得意のスリラー風演出が冴える傑作。 死んだ息子が最後に妖気漂う姿を見せる衝撃的な結末。そして息子を想う老婆の母親として の愛情。 遺産に群がる親族たちは本当に血縁なのか?その正体は?謎めいた一家に吾郎が潜入し、 様々な危機を乗りきって真実を暴いて行くまでの展開が面白い。 ドラゴンのカラテも冴え、静と動のバランスも絶妙である。どんでん返しも隠し味としてうまく配置 され視聴者をクライマックスまで一気に惹き付けて行く・・・。 <類似作品:『キイハンター』No.167「ミイラと棲む女の館」> −あらすじ− バーディー探偵局に一人の老婆が、相談に来た。一人息子・真一が死に、莫大な遺産があるが 息子は誰かに殺されたと言う。しかも殺しの疑惑の張本人は親族の中にいるらしい。 跡取を亡くした為、遺産を甥か姪に譲らねばならない。しかし、息子を殺した真犯人を捜したい ・・・と。 桜田は、吾郎を親族の一人に仕立て、老婆の協力の元、洋館に向かわせる。 そこには親族と名乗る男女が4人もやってきた。その内の一人は、ブラジルから帰国した男。 素性を怪しむ吾郎は、男をマークする。しかし吾郎も親族と名乗る者たちに怪しまれている。 内偵を進める吾郎に近づくハナエという謎めいた女性。 死んだ真一の妻である。そんな吾郎を何者かが襲い吾郎は意識を失う。 桜田らと交信していた小型無線機の存在がバレ、ドラゴン、ミッチーは吾郎を救出すべく洋館 へと向かった! |
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