No.167 
ミイラと棲む やかた
         女の館

                (脚本)小山内美江子(撮影)下村和夫(監督)土井茂
                (出演)南原宏治、内田朝雄、松岡きっこ、斉藤美和、榊ひろみほか
                (登場レギュラー)
啓子、吹雪、島、ユミ、風間
             
(主役)啓子


 ☆世界的な武器ブローカーの莫大な財産をめぐって展開する奇怪なストーリー。相続権を
 得るため互いに憎悪を剥き出しにする兄弟たち。
 洋館に潜入した啓子に近づく姿無き男の正体は・・・?ドラマは謎を秘めたまま身の毛もよだつ
 恐ろしい結末へと突き進む。
 『キイハンター』はアクションも然ることながら、今回のような謎めいた洋館サスペンスが実に
 面白い。計算されたプロットは視聴者を冒険の世界へと導いて行く。
 後の『アイフル大作戦』『バーディー大作戦』井口マリ役で人気を博した松岡きっこさんが
 重要な役どころを好演するのも見物。
 <類似作品:『バーディー大作戦』No.40「
ミイラ連続殺人事件」>
 
−あらすじ− 
 ”親愛なる啓子へ愛をこめて <S>”という手紙が啓子へ届いた。手紙とともに一匹の犬も
 送られてきた。レストランへ行けという謎の指令が届き、啓子は単身現場へ急行する。
 啓子はレストラン店員に「サチコ」と呼ばれたが、怪しげな雰囲気を感じ、サチコになりすまし
 真相を探ることにした。
 古びた洋館へ連れてこられた啓子は、洋館の主がニベサ家のものであることを知り、
 ”幸子・ニベサ”という若い女性を思い出した。彼女は啓子がパリにいたとき、知り合った女性
 だった。その洋館には女中とニベサの3人の子供・サキ、タム、デラがいた。
 長男のサキは、シカゴに本部のあるシンジケートのボス、次男・タムはアジア某国の政府高官
 、そして長女のデラは浪費家のプレイガールという曲者揃い。
 ニベサは国際的な武器ブローカーで、悪どく儲けた莫大な財産を相続させるため子供たち
 を日本に集めたのだった。洋館を探る啓子のもとに、「サチコの使いだ。命をかけて守るから
 探すな」と囁く姿無き声が・・・。
 

     



   犬はある目的を持って送られてきた・・・



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