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メン82制作エピソード  
  −今回は「週間TVガイド」誌番組解説欄より要約引用

 ☆本放送当時、「週間TVガイド」誌などに作品のあらすじが掲載されていたのは、皆さんご存知かと思います。
 作品によっては、あらすじのみならず撮影秘話や面白いエピソードが添えられていたものもありました。
 本放送をご覧になられた方には、その時の雰囲気を懐かしんでいただき、ご覧になられたことがない方には
 当時の空気を少しでも感じていただけたら・・と思います。
 てもとにある資料に基づき、紹介して行きます。末期の方が掲載枠も大きいため順に遡って行く予定です。
 全話揃っていませんので、あらかじめお断わりしておきます。(_ _)


  

  
  
75も82も最終回は
  島ちゃんにお任せ!

   
 

 さようなら黒木ボス!

 

  
 No.17 サヨナラ 
        Gメン'82 

        (脚本)高久進(撮影)下村和夫(監督)下村和夫
        (出演)谷隼人、夏樹陽子、西田健、頭師孝雄、頭師佳孝、大木隆介、児玉謙次、汐見直行、
        西尾健、黒岩泰夫、久保田薫、名代杏子、岩下経雄、マイク鈴木、ウィリードーシー、佐々木修平、
        渥美茂勝、佐々木勇二、久慈英明

 
撃ち納め!?さようなら丹波Gメン  (週刊TVガイド誌より)
 ロケに丹波哲郎が銃身15センチはある、お気に入りのリボルバーを持参。もちろんモデル
 ガンだが、普通の刑事用の短銃よりも大きく音も迫力十分。
 今回が最終回とあって名残惜しげな丹波は、銃口をスタッフに向けて「これが撃ち納め」と、
 何度も引き金を引いてまるで少年のように戯れていた。

 

低視聴率には勝てず!?「Gメン82」打ち切り  (週刊TVガイド誌より) 
 視聴率激戦区といわれている日曜夜八時枠に殴り込んだ「Gメン82」(TBS系)が、低視聴率
 という難事件だけは解決できずGメン本部は三月十三日で解散(打ち切り)する。
 「Gメン82」は、昨年十月十七日から、六ヶ月の充電を終えた丹波哲郎、若林豪らが篠田三
 郎らの若手刑事を引き連れて新布陣で再スタートを切った。むろん標的は真裏の「西部警
 察PARTII」(テレビ朝日系)で、”刑事ドラマの対決”と話題を呼んだが、”西部警察”のスケ
 ールとパワーの前になすすべもなく平均四〜五%の低視聴率で苦戦。
 思いもよらぬ数字に局も、「アクションをふやして子どもを引っ張ることよりも、きちっと描い
 て主婦層に狙いをつけた。結果的には、それが裏目に出た。前と同じ夜九時台でやってい
 れば違っていたかもしれない」(編成部)と、ガックリ。
 このため、強化の一環として一月二十三日と三十日、二月十三日と二十日に放送する香港
 ロケ編の視聴率結果を待たず、三月十三日の第十七回をもって打ち切ることに。
 なお、三月二十日以降は、”スペシャルもの””東京音楽祭”など単発番組を放送し、四月十
 七日からバラエティー番組で巻き返しを図る。

  
中日新聞番宣記事

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★「Gメン75」の流れを汲むシリーズ最後の捜査線。「−75」最終回スペシャル同様、
 ゲストは「キイハンター」「アイフル−」「バーディ−」でお馴染みの谷隼人氏に西田健氏など
 豪華な顔ぶれ。

 土曜夜9時から日曜夜8時に時間帯を変更、タイトル、メンバーを一部変更して再登場した
 Gメン。初回こそ9.8%の視聴率であったが、以降は急降下。平均4〜5%の視聴率で
 低迷。当初26回の放送予定を大幅に縮小せざるを得ない残念な幕引きとなった。
 裏番組の「西部警察PARTII」(テレビ朝日)、「大河ドラマ」(NHK)という強豪が控える
 時間枠にあえて挑戦したTBS系列の自信作だったGメン。「西部−」の派手さを意識しすぎ
 たのであろうか本来のハードボイルドタッチからウィットな作風に流れ過ぎた上、番組編成
 上、特別番組枠でしばしば中断を余儀なくされた時間帯も祟った。

 思い出したように香港カラテや黒谷シリーズでテコ入れするも振るわず失速。
 TBS内部では「もっと別の時間だったら違った結果になったかも」という声もあったそうだが
 (当初水曜夜9時枠の案もあったが「水曜劇場」を動かせずやむなく日曜に・・・)
 今となっては答えが見出せない。

 ただ、Gメン75時代から、貫いてきた大きなテーマが二つある。
 そのひとつに、生身の人間の弱さと危険性。悪と正義は紙一重。人間は一歩間違うと誰しも
 転落の危険性と隣り合わせであるというテーマ。
 もうひとつは、たとえ自分の身分が危うくなろうとも真実から目をそらさず受け止めねば
 ならない。というテーマ。前者は82の最終回。後者は75の最終回で描かれ、Gメンシリーズは
 完結。
 
 今回は、海外ロケ編ではなく地味な幕引きであったが、75から貫かれたハードボイルドな
 テーマはしっかりと視聴者に届けられた。

 低視聴率という結果に、丹波御大も「全員に特殊拳銃を持たせたら・・、子どもをレギュラー
 に・・」などと近藤照男プロデューサーにアドバイスされたそうだが路線変更はあえてしなか
 ったスタッフに拍手を贈りたい。
 ボスもスタッフ同様、このシリーズに愛着を持っていただけに、低視聴率での打ち切りには
 苦渋の思いが駆け巡った故の提案だったと思う。
 丹波御大はGメンへの愛着を思わせるかのように、以後、特別企画番組や「加トちゃん
 ケンちゃんごきげんテレビ」(TBS)第1回などで、黒いスーツに黒いソフト帽姿で登場された
 のを覚えている。

 最終回の翌週月曜、東映撮影所内のスタッフルームに足を運んだ私は、Gメンの続編の
 可能性や「ザ・サスペンス」枠でのスペシャル企画などをお尋ねしたが、予定はない・・
 との寂しいお答えをいただき東京を後にした想い出がある。
 (この時の同行者は冷麺75さんである。)
 私の大学在籍最後の日でもあった。
 
 
−あらすじ−
 四人組の男が銀行から一億五千万円の現金を強奪。犯人の一味は逃げる途中でGメンの
 津村警部補の銃弾を受け一人が重症を負った。
 犯行の手口から黒木警視正は、犯罪のプロの仕業と断定。一方、銀行ギャングは警察
 病院の救急車をアジトに呼び、同乗していた医師を脅して治療に当たらせるが、負傷した
 仲間は死亡。翌日、川原でその医師と仲間が死体で発見された。
 仲間が手厚く葬られたことに黒木は、ギャング一味の結束の固さを感じる。
 姿を消した一味をおびき寄せるため黒木はマスコミに偽情報を流し主犯らの出方を待つ
 ことにした。死んだ犯人の仲間が奇跡的に命を取りとめたと発表する。
 黒木らは事件の背後に一ヶ月前に発生した国際的な拳銃密輸事件とロスアンゼルスで起こ
 ったある出来事が絡んでいることをつきとめる・・・。
 黒木らは最後の死闘を展開したあと、新たなる戦いに向けてインターポール・パリ本部へ
 派遣された。


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後に2時間ワイドとして、平成の世にGメンシリーズは復活するが、正統派Gメン75の
 流れは82の「サヨナラGメン82」で幕引きとなる。

 Gメン'93春 第一級殺人の女>>


 

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