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Gメン82制作エピソード −今回は「週間TVガイド」誌番組解説欄より要約、引用− ☆本放送当時、「週間TVガイド」誌などに作品のあらすじが掲載されていたのは、皆さんご存知かと思います。 作品によっては、あらすじのみならず撮影秘話や面白いエピソードが添えられていたものもありました。 本放送をご覧になられた方には、その時の雰囲気を懐かしんでいただき、ご覧になられたことがない方には 当時の空気を少しでも感じていただけたら・・と思います。 てもとにある資料に基づき、紹介して行きます。末期の方が掲載枠も大きいため順に遡って行く予定です。 全話揃っていませんので、あらかじめお断わりしておきます。(_ _) |
↑ 自分の命と戦え・・・! |
No.15 現金輸送車の 殺人ドライブ (脚本)高久進(撮影)原秀夫(監督)山内柏 (出演)森塚敏、吉田次昭、岡田美左子、堀礼文、沢田勝美、真田五郎、谷村隆之、山浦栄 長谷川弘、岩下径雄、望月昭治、五野上力、木村修、野間国一 ★寒さも平気!元気少年の谷村クン (週刊TVガイド誌より) 今回のロケ地は、伊豆の持越鉱山。あいにく雪のちらつく寒い日で、出演者やスタッフたち は震えあがった。そんな中で、啓太少年役の谷村隆之だけは、撮影のために連れて来た 子犬と共にあたりを元気に走り回り「さすが子供は風の子」と大人たちは脱帽していた。 =========================================================================== ★作品の設定では、山梨県の富士野村(架空の村)が舞台。 早坂警部補VS強盗団三人組・雪山の銃撃戦。カーアクションを織り交ぜながら、寒村の 医療問題を絡めた社会派路線。今回で早坂警部補主役作品は最後。 追い詰められた早坂の拳銃の弾丸が残り少なくなり・・・、という展開は『Gメン75』No.15 「密輸死体」での関屋警部補を彷彿とさせるスリリングなシーンである。 No.12「白バイVSカーアクション殺人事件」とともに裏番組の『西部警察PARTII』を意識した ようなアクションも随所に取り入れられている。 アクションドラマの古典『キイハンター』を手がけたGメンスタッフゆえ、元祖の意地を示され たのであろうか。 ひとつ気になる点は『Gメン82』にシリーズが移行してから、ラストの余韻に深みがなくなって しまったことである。『−75』時代のような絵になるラストショットが半年間のブランクとともに 忘れ去られてしまったことが残念でならない。 −あらすじ− 現金輸送車を襲撃した三人組ギャングが、ガードマンを射殺し三億五千万円を奪って逃走 した。その頃、Gメンの早坂警部補は休暇で富士山麓の村へ向っていた。 村には早坂の命の恩人が住んでいる。1年前、警視庁捜査一課の捜査員だった早坂は 部下の島刑事とともにある事件の犯人を追って山村へ来ていた。 捜査中、負傷した早坂は村の医師・周 展文の手術を受けヘリコプターで東京へと運ば れ一命を取り留めたことがあった。周は台湾人医師。第二次世界大戦中、医師の免許を 取り、今は日本の各都道府県と契約し辺地の医療を支えていた。 周の医院には見習い看護婦のせつ子と啓太がいたが、そこへ東京から逃げてきた三人組 ギャングが乗り込んできた・・・! |