Gメン75 制作エピソード −今回は「週刊テレビ番組」誌より要約、引用− ☆本放送当時、「週間TVガイド」誌などに作品のあらすじが掲載されていたのは、皆さんご存知かと思います。 作品によっては、あらすじのみならず撮影秘話や面白いエピソードが添えられていたものもありました。 本放送をご覧になられた方には、その時の雰囲気を懐かしんでいただき、ご覧になられたことがない方には 当時の空気を少しでも感じていただけたら・・と思います。 てもとにある資料に基づき、紹介して行きます。末期の方が掲載枠も大きいため順に遡って行く予定です。 全話揃っていませんので、あらかじめお断わりしておきます。(_ _) |
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↑↓ 記憶喪失の女の過去と CIA の非情な弾丸! |
No.68 小菅一丁目35番地 東京拘置所 (脚本)池田雄一、西島大(撮影)下村和夫(監督)山内柏 番宣写真より <エピソードガイド> ★−週刊テレビ番組(76・9月)より− 先日終わった高校野球で、桜美林が六十年ぶりに東京へ優勝をもたらした。 「ロケで応援に行けず残念でしたよ。僕のかわりに弟と妹をやりました。」と話すのは 小田切警視の夏木陽介。むろん、彼は桜美林OB。 「当時は、野球部が出来たばかりで、部員も少なく、対抗戦もできないくらいでした のにねー、優勝するとは」 とうれしさのあまりスタッフに握手!握手! 番宣写真は、沖縄ロケ編のもの 作品とは関係ないが、この回のエピソードとして掲載されていた。 当時の新聞記事(中国地方) ======================================================================== ★作品のプロットは、キイハンターNo.246「墓場へ走れ!男と女」(群馬の草津ロケ)。 本放送時に、どこかで観たことのある作品という思いはあったが思い出せなく、 78年頃、地上波のキイハンター再放送で関連付けが判明した。 シナリオは両作品とも同じ池田雄一氏が担当されていた。 キイハンターでも主役は今回のGメン同様、小田切。 詳細比較は元の作品であるキイハンターコーナーで。 【キイハンターはこちらへ】 さて、今回は殺人容疑で起訴され無実を叫ぶ被疑者の背後にある<真実>を追う小田切 警視の活躍。 記憶喪失の女性の過去と幸福な現在の生活にしがみつこうとする初老の男、 女性の記憶を取り戻させようとする男の愛情など、様々な人間模様をハードボイルド・ タッチで描いて行くミステリー・サスペンス編。 劇中に流れる反戦歌の曲名は不明だが、フォークソング調で当時の世相をなつかしく 思い起こさせてくれる。 それを響圭子刑事役の藤田美保子(現・藤田三保子)さんがギターを奏でながら聴かせて 下さるという貴重なシーンも。 戦場のインサートフラッシュに反戦歌手の映像を組み合わせるなど巧みな映像表現からも 作品に対するスタッフの熱い想いが感じられる。 |