No.246 墓場へ走れ! 男と女 (脚本)池田雄一(撮影)村上俊郎(監督)小西通雄 (出演)根上淳、柴田英子、西沢利明、宮口二郎、松川勉、フランク・ジョーンズ ピエール・カラメロ ほか (登場レギュラー)島、ユミ / 小田切、壇 (主役)小田切 ☆今回は、「Gメン75」No.68「小菅一丁目35番地 東京拘置所」の元となった作品。 【Gメン75−No.68−はこちらへ】 プロットはGメンとほぼ同じだが、以下のような主な相違点があった。 <ネタバレご容赦下さいませ。。。> 真理・・・(Gメン−マリア)、ビル・・・(Gメン−ベン)、大友・・・(Gメン−木下) ・反戦歌があるが、Gメンとは違う曲。 ・記憶喪失の女性・真理が秘密組織に狙われたとき過去を思い出す。 (Gメン−女性・マリアが記憶を取り戻すのはラスト) ・真理を狙う秘密組織の正体は特に記されていない。 (Gメン−マリアを狙う組織はCIA) ・もうひとつの事件を追う刑事がいる。 (Gメン−マリアと木下が出会うきっかけとなった現場の回想シーンのみ) ・ビルの死刑が確定し、死刑執行までのタイムリミットがある。 (Gメン−死刑執行タイムリミットとの死闘ではなく、焦点は真実を追う刑事の姿) ・ビルが真理のいる別荘へ行きギターを奏でた後、採石場での活劇、銃撃シーン。 (Gメン−活劇場面はなくCIAエージェントの射殺シーンのみ) カメラマンに扮した小田切、風景写真から現地に佇む小田切へと移行するシーン、 記憶喪失の女性の前でギターを奏でながら歌う島とユミ。(Gメンでは響刑事) など共通するシーンも多く比較しながら見ても面白い。 キイハンター版は、クライマックスのアクションにやや時間を割いていた。 謎の男の正体が明かされるという意表を突くラストのおまけつき。 凝ったストーリー展開だったが、記憶を取り戻すまでの過程など、もう少し心理描写 をクローズアップしてリニューアルしたのがGメン版であった。 −あらすじ− 国際警察特別室の小田切はアメリカ軍の軍法会議の証言台に立たされていた。 GI・ビル米倉による恋人・竹村真理の殺害容疑である。 血まみれになっているところを警視庁に逮捕され、国際警察へ捜査が委ねられた 事件。現場の状況証拠から小田切はビルの犯行と断定。米軍に引き渡した。 しかしビルは容疑を全面否定。 反戦歌手として二人で世界各国、紛争の有るところへ行き反戦運動をしていた 上、真理を愛しているのに殺人を犯すはずがないと主張。 罪状認否のまま、ビルの死刑が確定した。 ある日、小田切は街頭の写真展で、ビルに殺されたはずの真理にそっくりな女性 が写っている写真に惹かれた。真理が生きているのでは・・と思った小田切は 真相を確かめようと、写真の草津高原へ飛ぶ。死刑執行までの時間もない。 そこで真理そっくりの女性に出会うがなぜか記憶喪失。 小田切はカメラマンに扮して真理に近づこうとするが、夫と名乗る大友年巌の 抵抗に合う。そんな真理が何者かに襲われ命を狙われる・・・・。 一方、別の角度から事件を追う警視庁・大木刑事の姿があった。 |
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