メン75エピソード・ガイド  
  
   制作エピソードがない作品はあらすじのみ紹介して行きます。


    
 
   
 


  

 
↑No.66
 圭子は黒木の捜査方針に
 疑問を投げかける・・・
 
 




  


 
 
 No.66 警視庁の中の
      密室殺人 

        (脚本)西島大(撮影)並木宏之(監督)佐藤純弥
        (出演)丹波義隆、沢井桃子、垂水吾郎、冷泉公裕、中丸忠雄<結城警視正>ほか


 −あらすじ− 

 

 

 
当時の中国地方の新聞記事(上)/番宣写真(下)


 ☆権力の象徴として描かれる警察の、行きすぎた捜査体制への痛烈な警鐘。
 そんな捜査体制に疑問を持ち、権力と真っ向からぶつかりあう人間・響圭子の
 目を通して描かれる悲劇。
 反権力志向の強いテーマが近藤照男プロデュース作品らしさを惹き立てている。
 今回は圭子を除いたGメンですらも行きすぎ捜査の危険性をはらんでいる側として
 描かれている点がユニークである。

 見所は、何と言っても圭子と黒木の何度かのぶつかりあいである。
 潜在的な危険性を持つ強引な捜査体制に疑問を投げかける圭子と、犯罪は
 社会の敵であり撲滅するためには手段は選ばず余計なヒューマニズム
 は不用と言い放つ黒木とのやりとりである。
 作品の本筋からは離れるが、結城警視正の自宅シーンや上司(結城)相手ですら、
 タメ口をきく部下(黒木)という構図も興味深い。

 尚、番宣写真のような丹波親子のアクションシーンは本編では無し。
 前の週に放送されたこの作品の予告編に被せてある劇伴は、通常の予告編の
 ものではなく、ハミングをカットしたバージョンのものを使用。
 

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