Gメン75エピソード・ガイド 制作エピソードがない作品はあらすじのみ紹介して行きます。 |
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↑No.41 最果ての地に展開する 絶望と復讐・・・ |
No.41 白銀の現金輸送車襲撃事件 (脚本)池田雄一(撮影)林七郎(監督)鷹森立一 (出演)水原麻紀、林ゆたか、堀田真三、高野信二、近藤宏、叶優子ほか (協力)層雲峡観光協会、東亜国内航空 中国地方新聞記事 北海道・大雪山山系を舞台にしたアクション編をイメージさせるサブタイトルだが、 アクションは控えめで、絶望と復讐を軸にした人間ドラマとして描かれている。 Gメン75では初の吹雪の大雪山・層雲峡ロケ。 水原麻記×倉田保昭 両氏は「バーディー大作戦/結婚前夜!吹雪の中の殺人」 でも同じ場所で共演している。 クライマックスの氷湖での草野格闘シーン。倉田保昭氏、もうひと暴れしたくて たまらない雰囲気が伝わってくる。 バーディーのように別班によるカップリング作品があるかと思ったがGメンでは1本 のみ。また、作品を盛り上げる哀愁を秘めたピアノの旋律は後の「零下50度からの 逃亡者」でも多用されている。 76年のGメンはサブタイトルも今回のような硬派なイメージのものが多く、個人的には 好きな年代である。警察内部の黒い闇や政府高官絡みの権力への問題提起、 歴史に裏打ちされた悲劇、法治国家における諸問題等、社会派作品を中心に Gメン側も徹底的にドライに描かれ、Gメンの世界観確立が随所に感じられる年代。 バッサリ切り捨てるラストシーンなど他の刑事もの、アクションものには見られない 描写も堪能できるのが76年度作品の特色であろう。 −あらすじ− |