メン75制作エピソード  
             −今回は「週刊TVガイド」誌より要約引用

 ☆本放送当時、「週間TVガイド」誌などに作品のあらすじが掲載されていたのは、皆さんご存知かと思います。
 作品によっては、あらすじのみならず撮影秘話や面白いエピソードが添えられていたものもありました。
 本放送をご覧になられた方には、その時の雰囲気を懐かしんでいただき、ご覧になられたことがない方には
 当時の空気を少しでも感じていただけたら・・と思います。
 てもとにある資料に基づき、紹介して行きます。末期の方が掲載枠も大きいため順に遡って行く予定です。
 全話揃っていませんので、あらかじめお断わりしておきます。(_ _)



  
 
 山田警視・・!

        
 


 
 
 
 No.37 チリ紙交換殺人事件 
         (脚本)池田雄一(撮影)村上俊郎(監督)小西通雄
         (出演)小野川公三郎、織本順吉、楠トシ江、川口厚、牧れい、ハーラ・ウェイほか


 ★75とは
 −週刊TVガイド(76・1月)コミコミコーナー−
資料協力:関屋二郎さま
 ”まいどお騒がせする、うるさいチリ紙交換でございます”と、うるささでおなじみのチリ紙
 交換車に乗って、今夜の「Gメン75」の山田刑事(藤木悠)は麻薬ルートを監視する。
 運び屋の青年(小野川公三郎)は廃品回収問屋の息子だった。
 山田刑事に商売の仕方を教えてやると連れて歩いて、そのとき彼の仕込んだ古新聞の
 中には密輸入したヘロインがごっそり隠されていた−
  ところで去年の暮れごろから「Gメン75」は、どうして題名を「Gメン76」に変えないのか、
 という質問電話が多い。
 だが、プロデューサーは「題名変更はしない。75は、かならずしも1975のことでは
 ない」とノンビリ。ではGメンが75人ということかな。それともGメンナナハンとでも読むの
 かな。あなたはどう思いますか。

  
週刊TVガイド誌より
   
 番宣記事の画像は、「1月3日関屋警部補・殉職」の番宣写真より。

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★3月以降も放映続投が決まった頃の話題である。
 ノベルズ『Gメン75』(発売:ペップ出版 発行:ぶっくまん)裏表紙によると、”・・・1975
 年に特設されたため、通称”Gメン75”と呼ばれるに至った。・・・”と記されている。
 実は私も当時は、年を追うごとにタイトルが変わるのでは?と思っていました。
 しかし、上記の如くナンバーの入れ替えは一切なく、『75』で貫かれたのであった。

 82年4月に2時間ワイドスペシャルをもって幕を引いたこの番組であるが、秋に時間帯を
 変えて再登場ということを耳にしたときですらナンバーが入れ替わるとは思わなかった。
 制作が東映から近藤照男プロダクションに移行されたためであろうか、新番組は
 『Gメン82』となり、その後のスペシャルも『Gメン93春・・』と次々とナンバーが変えられて
 行った。
 
 しかし、2000年に小林稔侍さんをキャップに迎え、新たにスタートを切ったスペシャルでは
 おなじみの『75』が復活。やはりゴロが良いのであろうか、新聞の番組欄を見ても実に
 落ち着いたイメージが感じられたものだ。
 『Gメン75』の著作権は東映側にあるのだが、最終回スペシャル『Gメン75スペシャル
 サヨナラGメン75 また逢う日まで』は近藤照男プロダクション。”Gメン75スペシャル”と
 いうタイトルは、近藤照男プロダクション側でも使用可能だったと思われる。
 このあたりは機会があれば、ぜひ関係者の方にお尋ねしてみたいものである。
 
 
 
 

 
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