メン75制作エピソード  
          −「週間TVガイド」誌番組解説欄より要約あるいは引用

 ☆本放送当時、「週間TVガイド」誌などに作品のあらすじが掲載されていたのは、皆さんご存知かと思います。
 作品によっては、あらすじのみならず撮影秘話や面白いエピソードが添えられていたものもありました。
 本放送をご覧になられた方には、その時の雰囲気を懐かしんでいただき、ご覧になられたことがない方には
 当時の空気を少しでも感じていただけたら・・と思います。
 てもとにある資料に基づき、紹介して行きます。末期の方が掲載枠も大きいため順に遡って行く予定です。
 全話揃っていませんので、あらかじめお断わりしておきます。(_ _)


  
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 少年法が守る者とは・・・

 
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 この回よりSP特報放送。

 
 
  No.353 白衣の天使 
         連続殺人事件 

             (脚本)高久進(撮影)吉田重業(監督)山内柏
             (出演)新井康弘、三浦リカ、砂塚秀夫、八木昌子、木下哲矢、西本裕行ほか



 ★セットの屋台に本物の客がズラリ(「週刊TVガイド」誌より)
 撮影のためにスタッフがタコ焼き屋の屋台を用意した。
 もちろん材料まですべて本物。さっそくロケ地の渋谷まで運び店開き。
 ところがロケを始めると、とんだハプニング。屋台の前に立っていた鹿賀丈史の後に、
 本物のタコ焼き屋と思った”本物”のお客さんが列を作ってしまった。
 スタッフたちも「過ぎたるは及ばざるがごとし」と苦笑。撮影は一時中断。

 
 
中部地方の新聞記事(中日新聞夕刊)

  
週刊TVガイド誌記事

 
★No.233「金髪女性連続殺人事件」と同プロットであった。
 草鹿刑事最後の主演作品。草鹿を慕う看護婦の殺人事件に執念の捜査を続ける姿と
 春の訪れを予感させるラストが印象的であった。
 深夜の大都会に潜む、姿を見せない凶悪犯の正体が暴かれるシーン。末期とはいえ、
 他のドラマにはマネの出来ないスリリングな展開は健在だった。
 少年法と少年犯罪の実態とのギャップは、当時も今も変わらぬ社会の課題である。
 Gメン75最後の社会派作品を堪能したい。
 
 この本編のあと、最終回スペシャルの<特報>が流れ、歴代レギュラー全員がブラウン
 管に復活。
 過去をあまり振り返らない制作スタンスだっただけに、あの時の喜びはひとしおだった。
 この翌々週にGメン75は幕を引くのだが、もし2時間ドラマ「ザ・サスペンス」が当初浮上
 していた水曜夜枠で決定し、Gメンが継続されていたらどんな結末になっていたであろう
 か。末期はシナリオライターを始め、スタッフ一同も14年間(キイハンター〜)走りっぱ
 なしでさぞお疲れだったと思われるが・・・。

 尚、本放送から26年後の2008年11月29日(土)にCSにて再度放送された際、特報予告は
 諦めていたが再び全レギュラーの名場面集にお目にかかれたことは嬉しかった。
 ファミリー劇場スタッフに感謝したい。
 
*最終回スペシャルは東映制作ではなく近藤照男プロダクション制作につき著作権の絡みで最終回が分離
 されています。
 

 
 
あらすじ
 

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