メン75制作エピソード  
     −「週間TVガイド」誌番組解説欄より要約あるいは引用

 ☆本放送当時、「週間TVガイド」誌などに作品のあらすじが掲載されていたのは、皆さんご存知かと思います。
 作品によっては、あらすじのみならず撮影秘話や面白いエピソードが添えられていたものもありました。
 本放送をご覧になられた方には、その時の雰囲気を懐かしんでいただき、ご覧になられたことがない方には
 当時の空気を少しでも感じていただけたら・・と思います。
 てもとにある資料に基づき、紹介して行きます。末期の方が掲載枠も大きいため順に遡って行く予定です。
 全話揃っていませんので、あらかじめお断わりしておきます。(_ _)


  
 姉の消息を求め中国本土へ
 旅立った冴子

 
 

         
  
 
         '81香港の 女カラテシリーズ
  No.328
 香港カラテVS
       
赤い手裏剣の女
   
 (脚本)高久進(撮影) 下村和夫(監督)小西通雄
          (協力)キャセイパシフィック航空、トラベル日本、TOURS JAPAN LTD
         (出演)孟秋<キィティ モング>、月丘千秋、田中明夫、杉江廣太郎、中村孝雄、
              福田妙子、林崇正<ベンジャミン ラム>、江島<コン トウ>、
              廖學明<エディ リュウ>、李春華<リー シュンファ>、
              蕭錦<シュウ カム>、ジョン ラダルスキー、呉玉書<ウング ギョクシー>
              竜咲隼人、麗 政司             


 ★月丘千秋 得意!?の中国語で奮闘
 香港ロケにゲスト参加したベテラン女優の月丘千秋は人一倍の研究熱心で「さすがー」と
 スタッフの舌をまかせたほど。
 中国の孤児として育った、という設定だけに日常の単語(中国語)はもちろん、服装にも気を
 つかったとか。「週刊テレビガイド」によると彼女と共演した現地の子役は、通訳ぬきで彼女
 と話をしているし、駅や街頭のロケで、流暢?に受け答えしていたという。
 
−下記九州地方の新聞記事より−

  
九州地方の某新聞記事

  
中日新聞番宣記事
 
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 Gメン75最後の香港カラテシリーズ。
 今回のシリーズ名は、”81香港の女カラテシリーズ”。前後編で津村冴子警部補のアクシ
 ョン編が展開される。
 従来の香港編と違うところは、アクションはやや控えめ。どちらかというとストーリー重視で
 まとめている。香港編といえば筋肉音でお馴染みの揚斯氏も今回は欠場。
 ちょっと似た感じのアクション俳優(氏名不明、ご存知の方はぜひお知らせください)が
 技を披露。
 
 さて、久しぶりの字幕スーパー。広東語が作品前面に押し出されるのは、「マカオの殺し屋」
 (77年)以来であろう。
 興味深い点をふたつ。ひとつはリアルタイムの字幕の字体と今回のCS放送の字体が異なる
 こと。(東海地方の地上波再放送はリアルタイム時の字体)見比べてみよう。

  
リアルタイム&東海地方の再放送

  CSファミリー劇場での放送


 テープの劣化かニュープリント時の編集判断による修正であろう。
 リアルタイム時の字体は、「パリ警視庁の五百円紙幣」からの3部作と同じ劇場映画タッチ
 のもので個人的に好きではあるが、TVではちょっと読みづらいですね。 

 さて二つ目。
 ・・・・・・・・何か、ヘンなのである。
 日本人側は日本語を貫いてるし、香港人側は広東語を貫きとおしている。
 しかもお互い意思疎通ができている^^;

 実際の撮影は、日本人は日本語、香港人は広東語、編集段階で吹き替えや字幕を入れて
 いたとお聞きする。おそらく編集のスケジュールが間に合わなかったのか、急遽、字幕
 スーパーでまとめあげたという感じも否めない。
 しかし、海外ロケはやはり字幕スーパーの方が臨場感いっぱいでよい。

 月丘千秋氏も「南シナ海の殺し屋」「マカオの殺し屋」以来の香港ロケ参加。
 中国残留孤児役の演技も新聞の解説通り本格的である。

 構成面では、OPの処理が興味深い。序章のあと、通常なら香港ロケ独特のテーマ曲が
 流れるが今回は香港の風景をバックに新Gメン75のテーマ(ピエールポルト氏作曲の
 アレンジ版)。シンガポールロケのときのように原曲をかぶせればさらに良かったと
 思う。
 
 このシリーズのシナリオが手元にあるが、登場人物等変更がされている関係上、後編終了
 後に検証してみたい。なんとあの人物が登場する予定だったとは・・・
 後編終了後の更新をお楽しみに!

 

 
あらすじ

 

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