メン75制作エピソード  
     −「週間TVガイド」誌番組解説欄より要約あるいは引用

 ☆本放送当時、「週間TVガイド」誌などに作品のあらすじが掲載されていたのは、皆さんご存知かと思います。
 作品によっては、あらすじのみならず撮影秘話や面白いエピソードが添えられていたものもありました。
 本放送をご覧になられた方には、その時の雰囲気を懐かしんでいただき、ご覧になられたことがない方には
 当時の空気を少しでも感じていただけたら・・と思います。
 てもとにある資料に基づき、紹介して行きます。末期の方が掲載枠も大きいため順に遡って行く予定です。
 全話揃っていませんので、あらかじめお断わりしておきます。(_ _)


  
 ↑鬼婆は心眼で斬れ!

 
 ↑激流の死闘!!

         
  81真夏の怪奇シリーズ
 
  No.321 キャンピングカーに乗った鬼婆 
    No.322 キャンピングカーに乗った鬼婆 PART2
           (脚本)高久進(撮影)加藤弘章(監督)山内柏

 
 資料提供/めいしゃん(田口刑事LOVE)さま
 大菩薩峠の某茶店にて

 
私達の中学がここに林間学校で行ったのは
 この話のPART2の放送の頃でした。
 一ヶ月と空いていなかったのですね。
 きっと千葉さんとセーラさんは撮影に追われて、
 ここで桃を食べられなかったのでしょうw 
<めいしゃん(田口刑事LOVE)さま談>


 ★ベッドでカエルと戯れるセーラ!
 今回は、夏の夜にふさわしくコワーいお話で暑さを吹き飛ばそうという趣向。
 というわけで、話の中心となるセーラを怖がらせれば画面にも迫力が出る!とヘビと
 カエルを使うことにした。ところがヘビやカエルを気味わるがる男のスタッフを横目に
 「このカエルずい分おとなしいのね」と、平気な顔で十数匹のカエルといっしょにベッド・イン。
 これには一同「女は強い!」と、ただ一言。

 ★”たたり”を恐れるのはオジン!?
 青梅、昇仙峡、大菩薩峠、五日市とロケーションをする先々で豪雨や落雷に見舞われている。
 ついにロケに使用中の馬までが、鬼の面を見て驚き逃げ出してしまい、ロケが中断してしまう
 という一幕も。
 「もしかすると鬼のたたりかもしれない。おはらいをした方がいいかなぁ」と心配するスタッフ
 は「そんなの迷信、平気よ」とセーラに一喝され「年の差を感じるナー」と、ガックリ。

  

 当時のTV誌番組宣伝写真より
  一部黒谷町とロケ現場が被ってる部分もあり^^
  九州地方の新聞記事(新聞名不明)
 


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<81真夏の怪奇シリーズ>第一弾の前後編。
 81サマーサスペンスシリーズ前後編、第17次香港カラテロケシリーズ前後編、そして今回。
 Gメン75史上初のシリーズ作品の連打で、しかも最も遊びの精神が旺盛な作品がこの
 シリーズであった。「キイハンター」のコメディタッチを再現したかのような異色作品である。
 BGMまでキイハンターのものが使用されていたシーンも。
 (川原で鬼婆に襲われる男女のシーン参照)
 ハードボイルドタッチが好きでGメンを見ていた当時のファンの意見は賛否両論。
 千葉裕氏をはじめ、演じられた方々のご感想にも興味があるところである。

 笑えます^^♪
 
 カエルで卒倒する田口刑事、田口を縛り上げたマリコが車内で見るTV番組は・・、
 アイフル大作戦「純金のポンコツ自動車レース」を思わせるような、おかしなおかしな
 カーアクション!そして黒木同心?らが登場する時代劇・・・・。
 激流下りや山中でのカラテアクションなど、、、見せる所は見せるというエンタテインメント
 に徹した展開・・・。
 往年の近藤照男プロデューサーお得意の仕掛が随所に!!
 (ちなみにヘビの登場シーンはありませんでした・・。)
 
 たまにはイイかな?というのが私の感想であった。蒸暑いニッポンの夏。プロデューサー・
 近藤照男氏もGメンのご先祖?とも言える「キイハンター」の痛快さを思い出して、暑さを
 乗りきろうと思われた結果であろうか。
 番宣資料には「コワーイ話で暑さを・・」となっているが、
 「笑える話で暑さを・・」の間違いじゃないかと・・思います。^^♪
 
 日頃のシリアスさがあるからこそ、香港カラテ編同様、こんな荒唐無稽さが新鮮さを運んだ
 のではないだろうか。
 視聴率至上主義?のテレビ界にあって、こんなお遊び企画が打ち出せるのは、制作スタッフ
 の看板番組としての<自信>と<ゆとり>があってこそ・・と痛感した。
 そんなお遊びの中でも、マリコと孫娘を亡くした老婆との心のふれあいを描くシーンはほろり
 とさせられる。
 
千葉裕氏、セーラさんの魅力がいっぱい詰まったシリーズであった。
 
 

 
あらすじ

 

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