メン75制作エピソード  
        −今回は「平凡スタア」誌より要約引用

 ☆本放送当時、「週間TVガイド」誌などに作品のあらすじが掲載されていたのは、皆さんご存知かと思います。
 作品によっては、あらすじのみならず撮影秘話や面白いエピソードが添えられていたものもありました。
 本放送をご覧になられた方には、その時の雰囲気を懐かしんでいただき、ご覧になられたことがない方には
 当時の空気を少しでも感じていただけたら・・と思います。
 てもとにある資料に基づき、紹介して行きます。末期の方が掲載枠も大きいため順に遡って行く予定です。
 全話揃っていませんので、あらかじめお断わりしておきます。(_ _)



 
 
 
 

 関屋が苦悩する理由・・
 
 No.32 だはず女 
        (脚本)池田雄一(撮影)林七郎(監督)小西通雄
        (出演)川口晶、西田健、森田はるか、河合絃司、山本緑ほか
 
  
週刊TVガイド誌番宣記事より(資料協力:関屋二郎さま)
 番宣写真は初期のものから流用。

 
 
しばらくGメンを離れていた原田大二郎氏が復帰。公式には空白の時期の理由は
 明かされていないが、ノベルズ第一巻によると、麻薬組織壊滅のためサンフランシスコ
 へ渡米していたことが記されてあった。
 登場編から一時降板する「警視庁殺人課」まで関屋警部補は一貫してバイタリティ溢れる
 若手スペシャリストという描き方であったが、今回は過去自分が担当した捜査に誤りが
 あった事実と対峙する人間・関屋一郎と、捜査員としての関屋警部補との葛藤が見どころ
 となっている。

 ラストのやりきれない結末は76年以降のGメン75を予感させる75年度締めくくり作品として
 心に残る。関屋警部補の新たな一面を飾った作品だったが、本編終了後は、
 関屋警部補殉職の予告編へと続いてゆく。Gメンの一つの時代が幕を下ろす。

 尚、このプロットは後に、同じ東映作品の「特捜最前線No.289死んだ筈の女!」
 Gメン75No.347、348「生き返った5年前の死体」前後編でも流用された。
 

 
しかし、TVガイド編集担当様。
 関屋警部補を岡谷だの関谷だのと誤植が多いです^^。疲れてたのかも。。


 
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