メン75エピソード・ガイド  
  
   制作エピソードがない作品はあらすじのみ紹介して行きます。


    
 
 

  
 

 

   
 
↑No.289
 女囚に化けた螢子が追う
 国際テロリスト

 
 
 




  



 
       
帰って来た女刑事シリーズ        
 
No.289 女囚たち

         (脚本)山村英司、小松範任(撮影)吉田重業(監督)鷹森立一
         (出演)夏木マリ<津川螢子警部補>、水原麻紀、荒木道子、吉岡ひとみ、
              遠藤征慈、飛鳥裕子、阪上和子、北城真記子、小沢寿美江、加地健太郎、
              森祐介、池田直人、立川良一、石井浩、松山武由、
              中丸忠雄<結城警視正>

 
  
週間TVガイド誌番組紹介記事より
 
 当時の番宣記事の完全版が出てきたので記録として残しておきます。
 写真は今回のものではなくNo.280「パリから来た車椅子の女刑事」より流用。
 
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 今回は「欧州4部作」、「ジープに乗った悪魔」、「ニューカレドニア新婚殺人
 事件」でも素材になった日本赤軍によるテロ事件をベースにGメンの一員とし
 て臨時捜査に加わる津川螢子警部補の活躍編。

 女囚に化けて事件の鍵を握るテロリストの妻と接触する潜入捜査モノ。
 女子刑務所を舞台にした潜入捜査モノは『キイハンター』No.29「
その名は女
 番外地
」に端を発する近藤アクションドラマおなじみの手法。

 見所は数多く有るが、一連の帰って来た女刑事シリーズ同様、ラストの幕引き
 は観るものをしびれさせてくれるハズ。
 
 島谷刑事や中屋警部補の銃撃戦は、よく観ると、
 ・・おいおい^^;と思うものがあるが、案外自然にさらっと観てしまえる構成に
 なっている。

 帰って来た女刑事シリーズを大別してみると、

 
◆第一部・帰国編
 「FBIから来た女刑事」
 「パリから来た車椅子の女刑事」

 
◆第二部・帰国後の合同捜査編
 「唇を奪われた女刑事」
 「裸の女囚たち」

 特に第二部は、ドラマ内では明確な解説はないが、速水涼子刑事は外事課、
 津川螢子警部補は国際外事局の古巣に戻り、警視庁捜査員として活躍して
 いる様子が目に浮かぶような雰囲気にあふれている。

 今回の津川警部補は、”Gメン”と自らを称しているが、警視庁からGメンに
 一時出向し潜入捜査の任務についたと自分は解釈している。
 初期Gメンを飾った響圭子刑事が帰ってこなかったのは残念であるが、
 何らかのカタチで別企画を立ててほしかったものである。

 おそらくスケジュール等の都合があったに相違ない。

 さて、「裸の女囚たち」で幕を引いたGメンでは異例の”帰って来たレギュラー”
 編。今回はなつかしい女性Gメンたちの再登板であったが、このシリーズでは
 女性Gメンは二人。
 特に「パリから来た車椅子の女刑事」では新旧女性Gメンの関わりも描かれて
 いる。推測するに、おそらく81年春の大”人事異動”が関係していたのかも
 しれない。
 女性Gメンを複数にすればどんな雰囲気になるか・・・のテストもかねていたの
 ではと思えてならない。

 『キイハンター』から『バーディー大作戦』では女性レギュラーは常に複数で
 あったが、Gメンでは今一度検証が必要ということで企画されたのかもしれ
 ない。(あくまでも私見ですが)

 後の「ラッシュアワーに動く指」でもスタッフサイドの”Gメン大人事移動”を
 意識したと思える興味深いシーンがいくつかある。
 放送の際、合わせて楽しんでみたいと思う。

 −あらすじ

 

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